必勝立ち回り
【守山有人】
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思惑ハズレ~後半戦~
掲載:2010-06-25

前回の続き。

玉増えがあるという事を見込んでバァーンダマシイのライトバージョンに挑んでみた。
だが、打ってみれば思ったように玉増えしない
やっぱし初打ち機種って色々と難しいもんだなぁ。
下手すりゃ持ち玉を流して、前日打った「保険台」のクラブムーンに移動する手もあるかな……というのが前回の流れ。

しばらく打ちこんでいくと、回転率は上昇傾向
わかっちゃいることなんだけど初打ち機種でムラを食らうと精神的にクルね。
まあ、アタッカーはわりとシッカリしているし、確変時短中の玉増えがショボイとはいえ、回りさえ何とかなればまだ戦えそうだ。

※実戦データの見方
回転数_大当たり_投資金額

CRバァーンダマシイSSBS(B番台)

_336_B→SP
(36)_B→A


この2連でのST&時短中113回転で92発玉の玉が増える。
最初に思ったほどの数字ではないけれど、ようやく止め打ちにこなれてきた効果かな。
増えたり減ったりしながらもなんとか「微増」が見込めそうな手ごたえを感じる。

ここにきて当たりもついてきた。
77回転の時短が終わり、保留玉を消化した直後に当たりを引く。

__82_C→A
(69)_B→SP
(38)_B→SP
(30)_B→A
(49)_B→SP
(24)_B→V
(_2)_A→SP


ただ、このST&時短中に289回転させて増やした玉はたったの25発。
どうやらいくら止め打ちにこなれても「微増が限界のようだ。
これを雀の涙というのだろう。

玉増えのショボさと反比例するように回転率はドンドン上昇していく。
今や30回転近いペースだ。
さっきのアレ(一万円で235回)はなんだったんだ?と言いたくなるような変貌ブリ。
見た目からして(ヤクモノが大きくてヘソまでの距離が長い)ムラの出そうなゲージだからねえ。

_188_B→SP
(39)_B→A
_167_C→A
(14)_B→A
(25)_B→V
(_4)_B→SP


とにかく回転率と持ち玉があるうちは黙って続行するしかない。
そうハラをくくって打ちこんで行くと……

_208_B→SP
(55)_B→A
(_9)_B→SP
(42)_B→A
(25)_B→A
(20)_B→SP
(28)_A→SP


待望の16R!!
これにてひとまず飲まれる心配はほぼなくなった。
こういう展開になったら流石に台移動はしづらいので、なんとしてでも「クオリティ」(回転率、出玉関係をひっくるめた台の実力)をキープしたいところ。

__98_C→A
(_6)_A→SP
_142_A→SP
(42)_B→A


この後にハマるも、このハマリを利用してまたカップ(例の読者に頂いた50発を計量できるカップ)で回転率を測っていく。

すると一万分円の玉で305回転!!

後半戦に入ってから、嬉しい事に上ムラが目立つようになってきている。
どうやら千円あたり25回転以上の実力はありそうに思う。
この調子なら流石になんとかなりそうだ。

_510_BA
(46)_BA


3倍近くハマって2連で持ち玉を減らし……

_310_BA
(26)_BSP
(_7)_BA


ちょいハマって、3連ときて……

_196_ヤメ(21:46)

最後は当たらず時間切れ。
最高値からみるとかなり玉を減らしてしまったけど、収支的には何とか逃げ切る事に成功した。

で、肝心なのはこの台のクオリティ。
出玉関係やST&時短終了時の残留保留の計算の仕方によって回転率の計算がかなり違ってくるので、いくつかの角度から計算してみた。

まずは表記出玉。
6Rで520発だとすると1Rあたり86.66発という事になる。
これで計算すると26.96/Kという数字が出た。

玉増えは本当に雀の涙でアタッカーもほぼ普通(微妙に削られていたが)だったので、このあたりがこの台の正体に近いような気がする。
ただし、ST&時短終了時の残留保留というものがある。
これがけっこう馬鹿にならなくて、10時間強稼働して合計66回転となった。
これを引いて計算すると……約26/Kとなった。

残留保留で千円あたり1回転も乗っかるなんてけっこう素敵だね。
ハネデジ地中海並みの「甘残留保留台」と言えるかも知れない。
26回だと思っていた台が実質的には27回転になんて……嬉しい!!

もしもっと玉増えがあったらという事で1R当たり90発でも計算してみる。
すると残留保留コミで25.5/K
残留保留を引いて計算すると24.4/Kとなった。

ナント、千円当たり約1.5回転も違うのである。
増える台なら1Rあたり90発よりもっと多くの出玉が見込めそうだからもっと違ってくるという事になる。
逆にいえば、玉増えがない場合、かなり回らないと厳しい。

もちろん、回転率が高くて玉増えが見込める台が理想だが、こうして冷静に計算してみるといかに「玉増えという要素が大事か、という事が浮き彫りになってくる。

今回、「玉増え」という思惑がハズれてしまった。
おかげで結果的には前日と比べて大差ない「ギリギリの台」だった。
が、冷静に計算&分析をする事によって貴重な経験値に変える事が出来たように思う。

この経験値を次回以降の実戦で役立てて行きたい。

(実戦結果)
トータル
【総投資】
3000発
【出玉】
6596発
【換金】
21500円
【収支】
+18500円

(攻略データ)
CRバァーンダマシイSSBS(B番台)
【千円当たりの回転率】
約26.9回(1Rあたり86.66発計算)
【仕事量】
+約23000円

攻略ポイント
残留保留(赤玉)の考え方
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