妥協と受容
掲載:2010-02-02
皆様は、整理券配布形式じゃなく並んだ者勝ちの店に行く場合、状況次第で並ぶ事もありますか?
それとも、並んでまで打とうとは思えないですか?
並んでまで打ちたいと思える状況は、人それぞれで大きく違うと思います。
その昔、私は並んでまで高設定を打ちたいとは思っていませんでした。
しかし今、狙い台が設定6確定でもない状況下、長時間並んでまで打とうとするまでに妥協しています。
思えばその昔、私の実戦割は、機種を問わず109.5%だった時代がありました。
それが今は、妥協を重ねて設定6でも105%しか無い機種でさえ追う様になりました。
思えばその昔、「あくまでパチンコは趣味」と言い切り、どんなに大勝ちしても収支の計算に入れない時代がありました。
ある意味、私の中で「パチを打たない美学」みたいなモノがあったのかもしれません。
それが今は、信念に妥協が混じり、パチが稼ぐ為の主軸の一つにまでなっています。
そして長時間の並び……
今まで拒んできた路線を妥協して受け入れなければならない状況に進む事は、決して好ましくありません。
しかし、「受け入れなければならない」とネガティブに考えるから「妥協」になってしまう、とも言えます。
これが、「受け入れる事でさらに生き続けられる」とポジティブに捉えるなら、それは妥協じゃなく受容。
後退ではなく前進になるんじゃないでしょうか。
そんな訳で、本日は12時OPENの店に二時間の並びを入れます。
設定状況は、店側がその日に指定した1コーナー(約40台)が全台高設定(推定4・5・6)というイベント(あくまで過去データから見た推測です)。
4・5ばかりじゃなく、全機種にしっかり設定6まで見える台も多数あるのがこのイベントの良いところです。
実は、この店には昨夜の深夜1時と今朝7時にも、並びの様子を見に来ています。
いくら「並び」というものを受け入れたとは言っても、やはり並ぶ時間が長ければ長いほど、失敗した時の落胆というリスクは大きくなります。
なので、打ちたい台を確保できつつ、できる限り並び時間は短くしておきたい。
そう思い、日頃からこのイベント時の並び時間調査をしてみた結果、二時間程度の並びで列の中腹(10~20番目)に位置できると分かりました。
事実、家内と二時間前に来てみると、列の14番目・15番目をキープ。
まず間違いなく台確保が可能な位置につけました。
今日の狙いは、ずばりハイスペックのART機なら何でもok。
こうしたイベントでは、エヴァ約束や青ドン極から埋まってゆくのが相場ですが、私の意見は少し違います。
約束や極みの高設定の長所は、判別速度と安定感かと思います。
しかし、それが全台高設定イベントだった場合、はたして判別速度は長所たりえるでしょうか。
設定6であれば続行して設定4・5であればヤメて他の店へ行く、と言うのであれば文句は無いです。
しかし、例え6であれ4・5であれ粘るタイプの私みたいな人であれば、どの道打つのだから判別速度の良し悪しは機種選択の理由にならないと思います。
であれば、狙う機種選定のキーポイントは、ズバリ設定4・5・6の機械割に尽きるでしょう。
そうした意味では、出玉の荒さを差し引いてもやはりハイスペックのART機に軍配が上がります。
11:40。
二時間の長い長い並びを経て、ようやく店内へと入場です。
順番が回ってきて、いそいそと店内へ入ってゆくと、イベント対象機種は……
・青ドン極
・哲也2
・バジリスク
・忍魂
・エウレカ
先客達は、青ドン極と哲也2に流れたみたいで、青ドン極にいたっては既に満席状態です。
はい、その気持ちは分かります。
そんな青ドン極のシマを尻目に、我々夫婦はバジリスクを確保。
こいつであれば、例え設定5だったとしても機械割は110%。
喜ばしい数字です。
※実戦データの見方
ゲーム数_ボーナス_投資金額
※同色BCはBIG、異色BCはM、バジリスクタイムはBTで表記
※BC後のART突入と連数は、ボーナス後のBT及び数字で表記。数字の後ろの米印はART中BCを引いて連数を断定できない意
バジリスク 甲賀忍法帖
__5_赤BIG#BT1*_1K
_32_BT終
打ち始め僅か5Gで同色BCを引き、BC中の赤揃い無しにBTへと突入。
これは、設定変更後の優遇天井で1回が選ばれていたのか、設定変更後の高確移行に乗っかる事ができたのか、はたまた低確BCからARTに当選したのか。
以上、BTに入った理由の三択がどれであっても高設定の可能性を示唆してくれますから、これは嬉しい展開です。
_54_青M
727_青BIG_15K
喜びも束の間、ARTは単発で終了し、ボーナス間でご覧の通り鬼ハマリをくらってしまいました。
バジリスクのボーナスは、設定1でも1/130以上なんですけどね。
深すぎでしょっ!(汗
それでもまだ追えるのは、700Gぶりのボーナスが同色だった事と、何よりイベントの信頼度が非常に高いから。
102_赤M#BT1*_2K
_31_赤M#BT1*
_20_青BIG#BT2
_91_BT終
さらに追い銭2KからようやくBT連に突入し、持ちコイン遊戯に持ち込む事ができました。
設定看破要素が弱い機種だけに、やはり出玉があると安心できます。
207_赤BIG*BT1*
_31_赤M#BT1*
_28_赤M#BT1*
_51_赤M#BT1*
_54_BT終
さらにBT連を追加して、箱にも手が届きました。
ここまで1500G弱を回して同色は4発。
イベント的に見ても、設定4or6ってとこでしょうかね。
しかし……
210_青M
_75_青BIG
290_青M
145_赤M_2K
_78_青M
131_青BIG_4K
107_青BIG_1K
さらに短いゲーム数で同色を3発追加し、設定的には安心感が増してきましたが、BTが全く引けずで追い銭が止まりません。
バジはリセ狙いでもちょくちょく打ちますが、こうした高信頼イベントの時しか設定狙いなんてできないんだから、何とか結果が出て欲しいですよねぇ……。
この私の展開を見て、一箱の出玉を持っていた隣の家内は怖くなったのか、勝ち逃げでヤメてしまいました。
まぁ、同色が極端に少なく、設定5濃厚になってきたというのも怖い理由の一つではありますが。
何やら、近所のスーパーで買い物したり車で寝たりしてるというので、ヒキだけで勝ち逃げする様な人はほっといて、私は再びブン回し体制に入るとします。
_46_赤M#BT2*
_38_青BIG*BT5
211_BT終
447_赤M#BT1*
_50_赤M#BT1
_33_BT終
178_青M#BT1*
_35_赤M#BT1*
_61_青M#BT1*
_30_赤M#BT2*
_99_赤BIG#BT5
172_BT終
205_青M
_63_青M#BT1
_40_BT終
ようやく、ようやく小刻みにBT連が絡んでくれて、再び箱に手が届きました。
相変わらず同色も鬼強ですし、やはり設定4のチョイ弱or設定6の鬼弱なんでしょうかね。
しかし……
_50_青M
_72_赤M
207_青M
_15_青M
155_赤M
270_赤M
_33_青M
鬼の異色BCx7発で、いずれもBT入らず。
設定4濃厚になってきましたし時間も20時近いので、10回天井ARTが抜けたらヤメかな……。
そう思っていたら、スーパーで菓子パンを買って車内で食べて昼寝していた家内が戻ってきて、私の姿を見て一言。
「キミってホント弱い時が多いよね」
いやいや、ヒキなんて万人平等ですから。
これだから印象深いヒキの経験が多い人は困ります。
今さら確率の話をしても、理解してもらえるとは思っていないので話しませんけどね。
まぁ、とりあえず次のARTが入って抜けたらヤメる旨を伝えると、家内がおもむろに私の台のレバーをON。
同時に弦之介カットインからリール釣り上げ演出発生で、見事にBC確定だってさ。
嘘みたいだ……。
235_青M#BT1
しかも、7回も連続でスルーした今までの異色BCの事など忘れたがごとく、100人斬り達成でアッサリBT突入。
私の一時間半の苦悩を、たった一回のレバー叩きで解消してくれるヒキってあるんですね。
嘘みたいだ……。
とにもかくにも、せっかく引いてもらったBC&BTですから、例え33%継続だったとしても最後くらいは私のヒキでっ!
せめて25Kの投資分くらいは返してほしいですっ!
_42_BT終
_50_ヤメ
「お後がよろしいようで」という天の声が聞こえた気がしました。
機械割・パチンコ・並びに加え、ヒキの強弱も立ち回りに組み込む妥協が必要!?
なんて冗談は置いといて。
途中からネタ混じりになりましたが、出来事の内容も深い投資なのに気楽なイメージも全て事実。
これも全てはイベント信頼度の高さを知っていて心に余裕があったおかげかと思います。
また、長時間並ぶ事で、例え設定4・5でも捨てにくくなれるという新しい発見もありました。
大きく負けてしまいましたが、色々と得るものの多かった一日でした。
(本日の結果)
トータル
【投資】
25000円
【獲得枚数】
744枚
【換金額】
14800円
【収支】
-10200円
(設定判別要素)
バジリスク 甲賀忍法帖
【総ゲーム数】
4631G
【同色BC確率】
1/514.556(9回)
【異色BC確率】
1/171.519(27回)
【合成BC確率】
1/128.639(36回)
(設定別信頼度)
設定1_15.11%
設定2_18.56%
設定3_17.17%
設定4_19.22%
設定5_18.56%
設定6_11.38%
※同色BC確率のみからの算出です
実戦データ