正解は存在しない
掲載:2009-07-22
よう、もう夏真っ盛りだな。毎年思うんだが…夏ってーのはやっぱいいね。なんてったって、駅の階段を上ろうとする時も下りようとする時も、ワクワクしちゃうもんな!
下からは白い花園を求めて、上からは「華厳の滝」のような壮大な谷間を求めて…目のやり所に困るよ。
うす、エロリだ。
え、何?
まーた今回も二行ぐらいの稼動内容で終わらせんじゃないかって? おまえの話つまんねーよって?
ふっ、それが今回はちょっと違うんだな。本題に入る前に、最近…
「何で潜確ばっかりやってるんですか?」
と言う質問が1億2000通ほど届いていたから回答しておこう。
基本的にお金を稼ぐと言う意味では、どんな業種でも稼働量を増やすか、質(時給)を上げるしかない。
俺の場合は今月も25000円(月/小遣い)スタートだったおかげで、上半期は潜伏拾いと言った"勝率優先方式"でまずは軍資金確保が先決となる。
もちろん、前からも言っているが"潜確狙い"はリスクとリターンのバランスが非常に良い。ローリスクハイリターン…一昔前のパチスロのような還元率だ。
ただこれしかやっていないわけではない。
軍資金が増えてくる下半期になると、「スロの6狙い」や「ぱちんこの甘釘狙い」と言った"期待値優先方式"にシフトチェンジする。
今でこそ当然のように出来て(話して)はいるが、そんな資金に合わせた立ち回りの手法確立も楽ではなかったんだがな。
俺は現在の地域に引っ越してから約一年しか経っていない。
それまでは都内で10年ほど活動していたため、情報には全く困らなかった。
それも○○会と言った開店プログループの方や、実際に抜ける攻略法をメインに動いていた人たちからの攻略情報、さらには自分が今までに見てきたホールの何百軒と言う"引き出し"があったからだ。
このホールの経験値と言うのは、人との差をつけられる非常に重要な情報で、俺個人で得られるものでもないし短期間で構築できるものでもない。
つまりホール情報と言うのは、自分の稼ぎを守る鋼の鎧、いやロトの鎧と言っても過言ではない。
それを身ぐるみ剥がされた状態で、凶悪なモンスターがうごめく野原に俺は放たれたわけだ。となると当然…
ゼロの状態からの店周り、イベント信頼度の調査、変更判別の効き、潜伏確変の残し…などと言った気の遠くなる調査を通える範囲にある全店舗でしなければならなかった。
調査をしているうちにわかってきたのだが、引っ越してきてからまず困ったのがパチスロに設定6が全く入っていなかったことだ。
今までがパチスロの6狙いをメインに収支を上げてきた俺にとって、その状況は「俺の立ち回り」を一から見直さなければならなかった。
余儀なくスタイルの変化をさせられたのだ。
調査をしていく中で出た答えの比較をしてみよう。都内と現在の地域で。
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まずパチスロ。※五段階評価
都内…★★★★★
現在…★☆☆☆☆
クソだな。設定1で機械割が110%を越える台が出れば打てるようになる。
ぱちんこ。
都内…★★★☆☆
現在…★★☆☆☆
店舗数のバリエーションから都内の方が選択肢が多い。ただそれだけ。
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こんなパチスロが悲惨な状況で、どうすれば今までとさほど変わらない収支を上げ続けられるのか?
とにかく考えた。
そこで何度も何度も同じ店に行ったり、視察をする上で辿り着いたのが現在の"潜伏確変狙い"だ。
行き詰まった時は、まず行動をしてみろと良く昔の師匠に言われたりした。何事も悩んでいるだけでは答えになんて行き着ける訳も無く、実際は遠回りをしていることに人は気付かないからな。
時間、効率、期待値、全てが目標額に到達するまでの道として見えたのがこの立ち回り(潜伏確変狙い)だ。
「これなら俺の目標額に最短で辿り着ける」
そういう結論に至って今の状態になってるわけなんだよな。
人には地域性、環境、使える時間など…色々な条件がつきまとう。その中で如何にして収支を上げるのか? そこが一番肝心且つ知力が問われるところだからな。
そこで勘違いしてもらいたくないんだが、俺の立ち回りは「正解」ではない。いや正解なんてものは存在しない。唯一「ベストを尽くすこと」だけが正解だと言えるだろう。
だから今のそこそこ稼げる状態になっても、常にもっと稼げる可能性は模索している。
そんなわけで、今回は今までの経験を多いに活かすことのできた稼動をすることができた。まず朝イチは潜確周り3店舗目にて『CR月影』と言う『CR花の慶次』のようなバトルスペックの怪しいランプを発見。
新台なだけにとりあえず台を確保し、色々なサイトで調べまくる。まずは潜伏確変特集が組まれている当サイトで確認。すると、潜確のようだ。
…そして某無料サイトにてさらに確認。やはり正解。
どうやら今回も無事潜伏確変をゲットできたようだ。少し打ってみると投資1500円で何やら忍者がお城に潜入し、2Rランプがペカッと点灯する。
「まずいっ!」
そう思った俺はセグを頭に焼付けさらにサイトを確認。2R確変セグに無い…落ちたか?
だが俺は用心深い。導入当初にサイトに掲載されている情報は、基本的に参考程度にしか捉えていない。しっかりと「暫定版」って書いてあるだろう?
大体こういう情報はあぶねーんだ。なら自分で答えに近い答えを探すまで。
他サイトを見ると…出現したセグが「2R通常」と言う表記があったので予想はほぼ確信に変わり、20回転ほど回して台を捨てた。出玉の無い当たりを引いて終わるのは、潜確拾いをしていて一番悲しい瞬間だよ。
そしてその後はパチスロのイベント機種(がんばれゴエモン)でリカバリーを試みる。このホールのイベントはかなり高い確率で設定6が投入されているので、探すことに。
5台設置なので他の台の挙動を全て見ることも可能。俺の台は開始1G目に1枚役が出現したり大江戸チャンスに突入したりと、かなり高い設定を期待させる動きをしやがる。
2時間ぐらい回していて始めて気付いたんだが、色々なサイトに「1枚役出現率と大江戸チャンス突入率に注目」みたいなことが書いてあったんだがそれ違うだろ? と俺は思った。
実戦してみると1枚役が出現するたびに「大江戸チャンス」に突入したんだよな。そこで1枚役=大江戸チャンスなのではないのか? と考えたんだ…。
ここで気をつけてもらいたいのが、この「=」な判別要素を別々にカウントしてはいけないと言うこと。1枚役の出現確率によって大江戸チャンス突入率が変わってくるわけだから、この場合は同じサンプル数値を2箇所で使ってしまっていることになってしまう。
これをやってしまうと、設定推測をする際に良い方なら良い数値に、悪い方なら悪い数値に通常の2倍偏ってしまうからだ。
つまりは設定推測をする際に、○○と言う推測要素に○○が含まれているものは重複して使ってはいけないのだ。
中学生の頃、性教育の話題になった時ぐらい真剣に聞いて欲しい気持ちで俺はこの一文を書いている。文字だから伝わり辛いだろうが、こういった情報の捉え方を間違えると、とんでもない負債を抱えたりするからな。
ちょっと小難しい話になってしまったが、『がんばれゴエモン』でわからなかった人のためにエヴァに例を変えて説明してみよう。
例えばチェリー重複の青7が出現したとする。この場合に設定推測をする際は、
「青7の出現確率が良いしチェリーとの重複で青7が出たから偶数の可能性が高い」
ではなく
「青7の出現確率が良いから偶数設定濃厚」
もしくは
「チェリー重複の青7が出現したから偶数設定濃厚」
と言った「一つの要素は一箇所でしか使わない」考え方が正確な設定推測だ。一つの要素(係数)を二箇所で使うと数値が重複してしまうため、算出結果の色が2倍強く出てしまう。
すでに長くなっているが、これ以上語り続けるとあんたらの携帯も充電が切れてしまうだろうから、話を戻すとしよう…。
この『ゴエモン』、4時間ほど回して以下のデータ。
総プレイ数:3000P
青7:0回
1枚役出現:8回(大江戸チャンス:17回)
スゲー悩むよな…。「青7中の7揃い出現率」ってサンプル要素は、青7が引けていないから潰されている。となると、一番推測要素の強い1枚役が重要になってくるがこれは引けている。
もう一つの要素としては「青7出現率」なんだが、これも分母が1/1000を越えるため3000回転の状態では判断することができない。
俺の判断基準としてバイオの「単独ボーナス出現率」もそうなんだが、1/800を越える推測要素はヤメる決定的理由になりえないと言うのが持論としてある。
よく統計学的に「確率の10倍ハマリまではありえる」と言われるのがそれに近いな。一日打っても出現しない可能性のある役に対して、設定推測の断定はできないからだ。
そんなわけで投資は20000円を超えているが、もうちょいサンプルが欲しいから続行することに。
次のボーナスは青7で、BIG中の7揃いが3回も発生。さらにその後は青7連打&BIG中の7揃い連打で、設定6を確信する展開に早代わりし打ち切ることができた。
それがTOPにあるレシートなんだがな…。最初に画像がある時点で、「金田一少年」や「名探偵コナン」なみの推理ができる読者のアンタらには結果が見えていたと思うが仕様だからしょうがない。
言っておくが、ダジャレではない。
今回は普段の店周りが上手く繋がって「金」になった。ぱちんこパチスロで勝てるようになればなるほど疎かになりがちな「店周り」は常に意識しなきゃな、とまた改めて思った稼動日だった。
夏はムラムラするが、あんたらもそんなことばかり考えていないで、ホールに足を運んで「金」を稼いだ方が現実的だ。
俺も夏になると毎年必ず稼動時間が減っているのは、ムラムラのせいじゃないハズだ。
じゃーまたな。