必勝立ち回り
【守山有人】
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試み~その1
掲載:2009-05-08

流石に今のままじゃイカンと思うんでね。
新しい立ち回りを試みている。

要するに普通のデジパチだけじゃなくて、立ち回りに幅を持たせようと思って色々とチャレンジしているのだ。
普通のデジパチばかり打っていたら飽きてしまうってのもあるし。

俺は何年かに一回くらいこういう立ち回りの再構築に入る時がある。
こう書けばカッコ良く聞こえるかも知れないが、単に「もがいている」だけのこと。
パチンコで長く生活している人なら皆、経験のあることであろう。

ハネモノなんかは役モノの確率が一定しないので「期待値」はしばらくは出せないと思って良い。
気がついたら役モノをイジられている。
なんてこともあるし。

本日はGW前最後の実戦となる。
何かをつかめると良いんだけど。

家を出たのは10時前。
地元をはじめ色々な店を回っていく。

……普通にデジパチが打てそうな店はほとんどない。
もっと回ればなんとかなる店も探せるかもしれないが、今の俺には5年前にあったような「ありあまる暇」はないのだ。
なんせ、本日打ったらしばらく稼働が途切れちゃうし。

それでも店を回っていく。
しかし、本当に打てそうな店がない。
これは困った。
貴重な時間をドブに捨てるようなマネはしたくないんだよねぇ。

気がつけばお昼時。
こうなったらラーメンでも食って構想を練り直しますか。

ラーメンを啜りながら「こうなったらハネモノでも打ってみっか」という考えが浮かんだ。
どうせアテもない訳だし、これが後学になれば……といった思い。

ようやく席に着いたのは12時40分。
機種は「ぽちっと一発!おだてブタ」というハネモノである。

この機種のゲームの流れをさせて頂く。
まずオトシ(1チャッカー)かヘソ(2チャッカー)に入ると羽根が開く。
ハネに拾うと、左に行けば通常ルート、右に行けばSPルートに振り分けられる。
SPルートに行けば3分の1で大当たり。
通常ルートに落ちると、後はほとんど「レレレ」と同じと考えて頂きたい。
動く突起物にうまく当たれば8分の1で大当たりである。
突起物にうまく当たる確率は台にもよるが、概ね3割から5割くらいである。
レレレと違うのはVの反対側に「チャンス」という穴があること。
これも8分の1で、ここに入ると「おだてブタルート」から3分の1で大当たりといった寸法。
こうしてみると複雑に思われるかも知れないが打ってみると単純明快で、非常に面白い台なのである。

2チャッカーの2開閉目は若干チャンスである。
下ルートに落ちても突起物が出っぱなしになるからである。
チャンスに入る確率も鑑みれば拾った玉の7分の1くらいは当たる感じ。
マレに2チャッカー下の電チューが約5.8秒開く時があって、この時は「チャンスだべさぁ~」の声がする。
2チャッカー入賞の大チャンスとなる。

大当たりの振り分けは3R、8R、16Rが3分の1ずつ。
Vに入った瞬間1Rにカウントされるので実質的には2R=約130発、7R=約450発、15R=約950発となる。
ここでのツキ不ヅキも一日単位の勝負ではかなり収支に影響をおよぼす。

これから書くデータについてのおことわりを入れておこう。
実際にはもっと細かいデータを採っている。

が、ここには必要最低限のものだけ載せさせて頂く。
紙面の都合上というやつである。

左から順に、一番左が羽根が開いた回数。
次が拾った個数、その次がSPルートに行った個数で、最後は通常ルートで当たったかSPで当たったか、チャンスで当たったかの「決まり手」を記載している。

※実戦データの見方
羽根開放回数_入賞個数_SPルート_当たり方_ラウンド数_投資金額
※当たり方/通常ルート=N、SPルート=S、チャンスルート=C

CRAポチッと一発!おだてブタ(A番台)

_2__2_1_S__8R_0.5K
12__5_0_C_16R
53_23_4_S__8R
16__7_1_N__3R


鳴きは千円で8回くらい。
3.3円で3000発定量ということを鑑みれば「足りてない」感じだが、ハネモノというのはそう単純なものでもない。
クセが重要なのだ。
いや、重要と言うより「メイン」と言っても過言ではない。

マトモに釘を開けてくれる店だったら、クセを見極めることが後の稼働に役に立つ
この台は一週間前から観察しているが、ヤクモノのクセがかなりよさそうなのだ。
それに加えてこの機種、普通の釘だったら「拾い率が非常に高い
無調整でまず4割は超えるし、ちょっとプラスだったら5割も楽に越えるハズ。

後はバネか。
バネが悪いと拾い率はままならない。

「拾い率」とはすなわち羽開放に対してヤクモノに玉が入る確率である。
これを地道にデータ採りしていかないとハネモノの正体を見る事は出来ない。
ハネモノはデジパチと違い、大当たり確率が「台によって違う」からである。

ハネモノにどっぷりとつかっていた時期がある。
今から6~7年前か。
儲けはそれなりだったが、異常に疲れた事を思い出す。
デジパチに比べてやる事も多いし、色々な意味で神経を使うからだ。

状況が甘ければ甘いほど良いと思うかも知れないがそんなことはない。
状況が甘すぎると、間違いなくマーク(追っている台を狙われること)にあう。
それも集団で来る人たちなどに絡まれるとシャレにならない。
パチンコのドス黒い部分を見ることになる可能性だってある。
ゴト師もくる。

俺は100%正攻法でやっていたので、「そのわりにはこんなもんかぁ」といった稼ぎしかあげることは出来なかった。
しかし、疲れるからこそやることが沢山あってハネモノは非常に楽しい。

実戦に話しをもどそう。
運よく500円でかかって、持ち玉で16Rに繋がる。
理想的な展開に思えたが、ヤクモノでハマリをくらい、持ち玉を飲まれてしまった。

鳴きも足りないし、引き時か?
そう思ったが、SPルートにいく確率が良いので、もう少し様子を見てみようと思い、続行。

17__3_0_N__8R_1.5K
16__8_3_S__8R
_9__5_1_S_16R
_4__4_2_N__8R
_4__2_0_C__8R
20__8_1_S__3R
27__8_2_N__3R
20__6_0_N__8R
18__6_2_S_16R
_1__3_2_S_16R
_5__5_2_S__3R
25__8_1_S__3R
_8__5_1_S__3R
_1__1_1_S_16R

打ち止め→3,063発

2時間近くかかってどうにか一回目の打ち止めに成功
が、打ちながら「なんとなく足りないなぁ」という感覚を抱いた。

粘っていけばそう簡単に負けない台だとは思うが、決め手に欠ける感じがするのだ。
時給的なものが出る感じがしない。

あまつさえ、打ち込むごとにバネが悪化してきた。
これはシャレにならない。
バネが悪くなると拾い率が下がるのはもちろん、SP率も確実に下がってしまうからだ。
ここが本当の「引き時」だったかもしれない。
正体のわからないハネモノの押し引きは非常に難しい。

打ち止めして現金投資になるとバネの悪化が酷くなってきた。
これでは勝負にならないと感じ、4千円で投げておく。

28__9_0_ヤメ_4K

CRAポチッと一発!おだてブタ(B番台)

12__6_0_ヤメ_2K

おまけにもう一台に2千円を寄付してしまった。
苦労して打ち止めて得た8千円の利ザヤをものの20分で4分1に減らしてしまった。

これが手探りの立ち回りのツラいところ。
「本日のところはもうこの店では立ち回れないな」と感じたので、別の店に移動する事にした。

俺のもがきはまだ続く。
以降の立ち回りはまた来週。

(実戦結果)
CRAポチッと一発!おだてブタ
【総投資金額】
8000円
【出玉】
3063発
【換金額換金】
10000円
【収支】
+2000円

攻略ポイント
鳴き率、拾い率を数えよう
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