必勝立ち回り
【エロリ】
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期待値は実収支ではない
掲載:2009-03-18

最近は大分暖かくなってきたわけだが、俺の着ている服は常にその先の季節を行く。

そういうわけで、すでに俺の格好は夏だ。もう海だって入っちゃってるんだぜ? まー風邪ひいたけどな。


今日も便秘だ財布が軽い、エロリだ。


さてさて、最近はパチンコの稼動日記しかあげていないが俺だってパチスロを打つ。今回はそんな内容を考え方も含め、書いていくとするか。

おっと、本題に入る前に前回の記事で取り上げた『ハイサイ蝶特急』について読者の方から色々な感想メールが届いたので、軽く覗いてみよう。

「専業の仕事の邪魔するような事してんじゃねぇコノヤロウ!」

「その程度のネタなんて、あんたにはガッカリだよ…。」

「早速勉強してみます!」

どのメールも非常に気持ちが篭っていて心に染みる。氷より冷たい心を持った俺も、目から何かが出てきたよ。

ここで三つ、俺から読者の方々に伝えておきたいことがある。

ひと~つ。
俺は「旬なネタをここに書かない」と初回のコラム内で言った。

ふた~つ。
俺は最近になって腹が出てきた。

みっつ!
俺はクイズマニア内では「イマイチスロッター」だ。


とまぁこういうわけで、すでに旬が過ぎたわけだから機種名を挙げている。そして最前線でやっている専業の仕事の邪魔をするつもりも毛頭ない。

そして今も…強烈なネタがあることにはあるな。俺はサラリーマンだから動けんしネタが広まってないだけに書けないけどな。

この業界…情報の密度と鮮度が高くなればなるほど扱う人間は慎重にならなければならない。同時に「使用料」と言った情報料が発生することもある。

ネタの転がし方も、知らないと怖いことが多いんだよな。そんなわけで、週末はガッツリ触ってみようかとも思っている。




…さて、冒頭に書いたパチスロ稼動についてだが、以前はほぼ確定している状況じゃないと触らないと言った。

あくまでも俺のスタイルとしてはパチンコ・パチスロを問わず、ホール内にある台の中で割の高い物を打つのが定石。

どちらがより高い期待値を稼ぎやすいか? パチプロでない俺には、如何に確実に金を稼げるかが全てとなっている。

スロプロなら、その日に行われるパチスロのイベントを探して勝つ道を探す、パチンコプロなら釘の開いていて回る台を探す、俺の場合はホール内にある稼げる台を探す。

簡単に言うと、金プロとパチプロではそんな違いがあるといった所だな。

だがここで問題なのはパチンコなら釘(千円あたりの回転数)で期待値が見分けられるのを、パチスロだとそこそこ打ち込まないと設定が見えてこないって所だな。

パチスロで一番問題となってくるのが、設定発表や確認をさせないホールが多い中「当日打った台の期待値の答え合わせがしづらい」と言う事。

ツールや色々な判別要素を使ったとしても「設定○である可能性が高い」を超えた推測はできないのだ。

そういったホールは、パチスロに詳しいまたはしっかりと設定を見抜けるスロッターじゃないと食えないため、穴場になりやすいと言った利点もあったのだが今ではそんなこともない。

パチスロを打つ若い人たちのほとんどが、しっかりとした知識を持っている。

だからこそ自分なりに「店側のやる気」や「設定投入の見極め」をし、数値が弱くても粘れる環境が必要になってくる。

そこで『新世紀エヴァンゲリオン~約束の時~』を例にして話を進めて見る。

設定6の場合でも、通常時そしてBIG中の小役確率が安定しない事故が頻繁に起こり得る本機。

この前打った設定6では、通常時のベル確率が4000Gまで上がってこなかった。常に1/8と言う通常時のコイン持ちに胃を痛めるほどの数値だ。

信用できないホールだったり、「読み」に自信を持てていなかったら捨てていた事だろう。

この日は最終的に3000枚以上のコインを獲得でき、数値も設定6付近まで持ち直した。

問題は、読みの効かないホールで設定6が設定6の数値にならない時にどうするか? ってことだ。

もちろん、ヤメるかヤメないかはその時の状況(他に打つ台があるか)にもよってくるが、そんな状態になる可能性がある時点で俺は触らない方が良いと考えている。

「2000Gとか4000G回して、しかも設定6じゃありませんでした…」

なんかは、すでに「確実に稼ぐ」と言った考え方からは逸脱しているだろう。

これが趣味の領域ならアリだと思う。だが金を稼ぐと言う考え方なら「赤字になる仕事を半日していた」のと同じことだ。これでは生産性が悪い。

稼ぐためにやるのであれば、日に2万程度だとしても確実に金を稼ぐ仕事に手を出すべきだ。

あるかわからないものを探す、設定が高いかわからないものを回す、ここらへんの無駄な作業を如何に減らすべきか。

そこで設定投入の傾向と配分が重要になってくる。

「どこどこのシマは○台の設定6が入る」

「このホールは角台に1/3の確率で入る」

こういった経験から、ツモれる確率を1/3程度まで引き上げることができれば合格ラインと俺は考える。

もしそれができなければ、本人に実力がないかそのホールが食えないかのどちらか。

客のヌルさを含む、リカバリーの有無によっても日の期待値計算は変わってくるが最低でも1/3程度の環境で立ち回りたい所。

設定の見切りも1000G程度ですることができ、機械割110%程度(設定6)の機種と言うのが日当を稼ぐ上で譲れない最低ラインとなる。

だがそうなると、必然的に攻めれるホールや動ける日は限られてくる。そんなに毎日1/3の環境で活動できるわけがないからな。

だがツモった時の期待値と実収支はパチンコほど荒れないので、そういった部分を踏まえると悪い点ばかりではない。

ただどちらで稼ぐにしても、月に現金が20万欲しいのなら20万の期待値ではなく30万の期待値を追うべき。

確率が分母内で収まる確率でさえ60%ちょいしかないのだから、期待値を稼いだ時の実収支が期待値通りになるか自体がギャンブルになるからな。※期待値の積み方によって安定度は変わる

気付けばパチスロの話からえらく脱線しちまったが、決して最後の「期待値と実収支の開きについて」だけが伝えたかったわけじゃない。

この目的地への遠回りっぷりは、旅をする上で楽しむ方法の一つだ。心しておくといい。

さてと…そろそろおにぎりでも作って、明日の仕事に備えるか(現在23:00)。筋金入りのプロである俺は、平日の小役さえも取りこぼさない。じゃーまたな。
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