新規店でのリスク回避
掲載:2009-03-04
東京は雪。
駅まで30分かかる道のりを、バイクで通うのが辛くなってきた。
それでも半袖のポリシーを崩さない俺は、本物の日本男児だと思う。
一週間待たせたな…エロリだ。
「エロリさんの文が読みたい!」
「おまえライター辞めろ!」
そんな読者のアツイ想いに答え、泣いても笑っても毎週訪れるこの水曜日。
この日に恐怖する人
絶望する人
どうでも良い人
そんな読者さんたちの想いを胸に、今日も俺は大海原を跳ねるトビウオのように全力でコラムを書こう。
さて週末の稼働は、新規オープン店の情報を仕入れていた為、優先入場券を知り合いから譲り受けてホールに向かった。
確保券は『冬ソナ』の甘デジだったのだが、大雑把に釘をみるかぎりノーマル調整にヘソが若干開いた程度。
それでもこいつのスペックは激甘なので、日当は十分に確保できるハズだ。
…換金率を知らないんだけどな。
早速忙しそうに通路を歩いてる店員を呼び掛け、換金率を尋ねる。
最近では店側が黙秘するところもあるが、パチンコのことを何も知らないような店員が…
「4.0円ですよ」
と教えてくれた。この釘で等価!?
俺は疑った。甘すぎる気がするのだ。
最近は換金率ではなく、不親切に貸玉率を教えてくれるホールもあるので白服(名札:リーダー)にも再度同じ質問をする。
「等価です。」
…思った通りだ(笑)。
この言葉が聞けて安心した。
釘だけ見ても十分にいけるレベルだから、ステージのクセさえ良ければ化ける(日当5万クラス)可能性だってある。
打ってみると2000円で58回転。
上ムラだろうが、落ちても22ぐらいはあるだろう。
肝心のステージは弱い。また他の台のクセだけ一通り掴んでおきたいが、新規オープンでは台移動ができるほど甘くはないのだ。
結局、この日はコイツと心中した。
グランドオープンにはよくある閉店時間が曖昧なのには困ったが、閉店10分前にいきなり「閉店告知」をされるも5分前に連チャンを取りきると言うパーフェクトゲーム。
ノッてるぜ俺。
貯玉した後に急いでパチスロのシマを見に行く。
1/6ぐらいで設定6がありそうに見えた。
設定推測は自分が打っているわけではないから精度は低いが、途中見に行った際に「朝から打っている若者が変わっていなかった」と言う事や、「カチカチ信者が粘っていた」と言うのは大事なサンプルになる。
箱を積んでいてボーナスもついてきているし、高めの配分をしているのだろう。
こういう日は自分の冬ソナの期待値も大事だが、店全体の状況把握をした方が長い目で見るとプラスになる。
結果、金になって帰ってくるからな。長い目で見た時に金になればなんでもいいのだ。
次の日は優先入場券を持っていなかったのだが、『花の慶次』を抑えることに成功。
昨日打った『冬ソナ』もピンポイントで空いていたのだが、あの殺人フラッシュと保留0or1でおこる信頼度のないロング変動だけは出来る限り避けたい。
あと、初日でしっかりとした収支をあげることができたので今なら若干の無理もきく。
そういった理由から、事前情報でベース35近くあったらしい慶次(スルーアタッカー不明)。
打ち始めると…これがベース26ぐらいしか無さそう。
しかもステージ性能に依存しまくってるため(クセ良し)、1日打った時の回転数はあまり稼げそうにない。
MAXタイプでこれは安いし、危険すぎるな。
冬ソナに戻るか考えていたら、投資4000円の106回転で…
保留0→金襖→金扇子→白セリフ→好機→キセル→白襖→直江(カットイン小)→六
と、保留0なため全く期待していなかったのに大当り。
途中1140回転のハマリを食らうも連に恵まれ、32500個の換金に成功した。
大分ヒキ勝ってはいるが、この2日で4万発以上の差玉を得ることができ満足のいく実戦結果となった。
またこの二日間、もしパチスロしか打てなかったら大して稼げていなかったと思う(期待値と言う意味で)。
やはり打つ前、または打ち始め直後から期待値計算のできるパチンコは、一見のホールで稼ぐ場合は重宝する。
設定がどれだけ入るかわかってる店ではパチスロ、店のやる気が読めないホールではパチンコを見るのが金を稼ぐのには手っ取り早い。
特にいまの五号機時代となっては、1台だけの挙動をみて設定推測をするのは困難。
「このシマに何台入るからこれは違う」
と言った消去法や、
「小役の数値は弱いが設定師のクセからこの台だ」
と思えるぐらいの根拠が無ければ触らないほうが良いと考えている。
もちろんゲリラ系の配分が絞り込めないイベントでも、高い台の投入台数が多ければ攻める価値は十分にある。
そういった経緯から、この日はパチンコの利点を多いに生かせた稼働となった。
前回のコラムで書いたパチプロの「スタイル(ジグマやイベンター)」についても利点、不利な点があるので次回はそこらへんにも軽く触れてみようと思う。
そしてこの二日間で、友達との約束を5件もぶっちしたのは触れないでおこう。
目がドルマークになっていた俺には、携帯のバイブでさえトラックが走り去った時の振動と言うことになる。じゃーまたな。