不完全確率
掲載:2009-02-18
どもー、冬も春も着ているものが変わらないエロリです。
極度の暑がりだから真冬の外でも半袖でいたい。でも痛い人に思われるとアレだから、ファッションでジャンパーを羽織るんだ。
俺の寒さの感覚は、いつも半袖半ズボンだったあの頃(小学生)のままだな…。大人になって変わった事と言えば、貰える義理チョコの数が増えたことぐらいか? こえーよな、ホワイトデー。
さて今回の稼働は…某店でウルトラマンのハマリ台(560G)狙い。
当たり前すぎる、誰でもできる立ち回りだよな?
だが俺の本当の狙いは、こんな安い期待値じゃなく背後にある某機種のハイエナ。
間違いなく5号機最強のニート養成台だ。
ウルトラマンは+3000円と、大して期待してないのに勝つことができ、その後には例の機種を四時間ほど打って+36000。
時刻は午後4時。
一度家に帰って遅い昼飯を食べて夕寝。またしても20時から狩りをしに某店へ戻り+5000円を上乗せ。
この日の稼働は終わりだ。
あくまでも設定6狙いが基本のスタンスだが、勝てる方法があれば何でも利用するのが俺の動き方。
単体で見れば安いし先に繋がらないハイエナと言った作業も、シマ観察と言った部分での利用は大いにできる。
客のヌルイ店で売上の高い台を掴むための「繋ぎ」と考えれば、日単位で見た場合の期待値は安くならないのだ。
「ボーっと突っ立ってシマ観察をすればいいじゃねーかって?」
目立つことは極力避けるのがこれで食うことの基本。こんなところに文章を書いている時点で矛盾しているが、あまい細かいことは気にしない方が身のためだ。
俺らの仕事は、養分となる一般の打ち手やそれを経営するホールのおかげで成り立っている。
ましてやそれ(攻略)が雑誌やWebで騒がれていないなら、目立たないように配慮するのは当然のこと。
目立って良いことなんて一つもないんだ。ネタの寿命だって短くなるしな。
この日の稼働はこれで終わりだが、閉店間際に『CRぱちんこキン肉マン』のシマ状況をチェック。
潜確がありそうな台(確変後即ヤメなど)を頭に叩き込み、次の日に朝イチで確変をゲット。これは無難な連チャン数を叩くことができ、この日も手堅く日当を確保だ。
楽をできる方法があればとことん楽をする。無ければ普通に立ち回る。これが俺の基本スタイル。
簡単に稼げる方法なんて滅多に出ないわけで、言わばこの稼ぎ方をしている人へのボーナスみたいなもの。自分でやっておいてなんだが、こういった稼ぎかたを主軸に持ってきてしまうと、本来の立ち回りがブレるからネタ系はあくまでも割り切って使うのが大事。
簡単に言うと、今回の立ち回りは機種に頼りきっているものだから長続きはしないし、大して考える必要も無いため自分の実力アップにはならない。4号機のストック機で決まったG数を追って無能に稼ぐのと、何ら変わらない方法だ。
当日にしか旨味のない「その時暮らし」な立ち回りしかできなければ、いつか時代に淘汰されることだろう。
さて中身の無い稼動結果はこれくらいにしておいて、前回の続きといこうか?
今回は完全確率を曲げる「攻略法」についての続きだったな。
もちろん、大当りの抽選で使われる乱数を曲げるなんて無理な話だ。そんなのは体感機でもなけりゃできやしない。
いや、性格には曲げると言うより「狙い打つ」といった表現の方が正しいだろう。だがこの大当り乱数が人の作った不完全乱数だったらどうだろうか?
実際に「攻略」した乱数を例にあげてみよう。
この日、とある店で『キン肉マン』の全台設定6を時差オープンすると言う情報が入った。台数は8台で、取った割り箸の先が赤ければ当り。当選確率は約1/10。
並んでいる人数は100人いて、俺らはグループで10人だった。
さて、どうすれば「当たる確率」が上がるだろうか?
ここで俺たちが取った戦法は、まず先頭の方に並び抽選回数が他の人より多くなるようにする。まーそれだけじゃ普通だよな。
これ以外にも頭数がいることで出来る技があった。
それはどんなものかと言うと…
身内が割り箸を引くときは左手で抜き、ハズれたらそのまま左手で戻す。もし当りだった場合は一旦右手に持ち変えて戻すんだ。
実はこの右手の人差し指、全員うっすらと煙草の灰をつけていた。
もうわかるよな?
前にいる身内が一人当てると、後ろにいる仲間は灰のついている箸を掴むだけでみんな「当り箸」を掴むことができるのだ。
もちろん、ぞろぞろと並んで連番で当たるとおかしいから、店内では「一切、口をきかない」「身内が連続で並ばない」などの措置を取ったのは言うまでもない。この日設定6を掴んだ身内は5人だった。
他には、一人でも使える手法がある。その店はいつも同じ紙のクジを使うんだが、若い番号には必ず発生してしまう現象があるんだ。
これはこのホールの失敗だが「いつも並んだ人数分しかクジの枚数を入れない」と言うのが穴だった。若い番号は沢山使われ、老いた番号ほど人の手に触れることが少ない。
もうわかったかな?
そう、このホールはクシャクシャになった紙を手触りから選ぶだけで何人並んでいようと、必ず20番以内(ほぼ一桁)を引ける。使われる回数の多い若い番号ほど皺が入りやすいのだ。
つまりは入場抽選などの枚数が決まったものの場合、完全確率と思っていてもどこかで攻略をしている人間がいたらそれは「偽の確率」になってしまう。
逆に攻略をしてしまえば、人より明らかに良い状況で立ち回ることが可能。そういった部分にも目を向けて勝率を上げることも勝つための引き出しの一つと言える。
まさかバイクで通ったため、冬の寒さに手がかじかんで「手触り攻略」が使えなかった、なんて俺みたいな寒いミスをしないように注意したほうがいい。じゃーまたな。