S-1グランプリ~その1~
掲載:2008-11-13
日替わりコラムでも書きましたが、9/24に収録が行われたS-1グランプリ(スカパー759ch)の稼働内容について書きたいと思います。
実戦データが長いわけではないですが、かなりの長文になるかと思いますので申し訳ありませんが、今回と次回の2回に渡ってお届けします。
本日(11/13)の夜に後編が放送されるので、パチテレ加入者の方は結果がわかってしまうと思いますが、放送されなかった部分も含めて楽しんでいただければと思います。
まず、S-1グランプリのルールですが、出場者3名による差玉勝負で上位2名が勝ち残ります。
予選は3グループあり、準決勝に進めるのは出場者9名中6名。
準決勝も3名1グループで差玉勝負をして、1位の人が決勝進出となります。
優勝賞金は10万円。
下見や事前の実戦は出場者の判断で自由に行ってOKとのこと。特に今回は、なるべく出場者間の条件を同じにするとの理由から予選で使用するホールは同一。
ということで、下見の有無がかなり実戦に左右するのではないかと思われます。
そして、どんな感じで下調べをしたかについては無料コラムを見ていただくとして、実戦数日前に恐れていた事件が勃発。
時期的にヤバイかなとは思っていましたが、エヴァまごが外され約束の時が導入されました。
減台されたのはエヴァまごとビンゴ。
ビンゴはハナから狙っていないのでいいとして、エヴァまごが全台撤去というのは痛いです。
このホールに設置されている機種の中で、一番経験値の高かったのがエヴァまごだっただけにキツイ入れ替えです。
南国娘とかカリビアンとかハーレムなど打ち込んでいる機種も設置されていますが、どれも微妙でこのホール内で強い機種とはいえないです。
予選A組の収録時と同じ設定状況だとすると、法則系(末尾系とか)やオール機種の設定6があると予想され、となるとオール機種にもなりそうな台を狙いつつ末尾系をフォローするというのが理想なんですが……。
さらに、一番の問題がリセット状況の把握です。
ぶっちゃけ、よくわからんのです。
パワフルなんかはほとんどの日がリセットだったと思われるし、サラ金はいつ行ってもDZスタートがないので据え置きがメインなのかと思いきや、イベントでオール高設定と謳っている(おそらく全台設定4以上)日でも同じくDZスタートせず。
じゃあ、わざわざ回してDZを消化しているのかと思えば、データカウンタは閉店時のママだし、液晶ステージもイベント当日・翌日ともに同じなんですよ。
もちろん、データカウンタはホール側で消去できますし、徹底しているホールならDZ消化もするでしょう。
だけど、液晶ステージまで揃えるのかなぁ? とか思ってしまうし、日替わりコラムでも書いたように、ジャグラーの前日高設定っぽい台が翌日ガックンせず1回転BIG→軍艦マーチ流れずというパターンで全然出ないとか、デビルメイやマジモンでは据え置きがあったりするんですよ。
普段からホール側を疑ってかかる私としては、通常このような挙動に出くわしたら、中間設定ぐらいの据え置きが基本なんだろう(つまりはサラ金の高設定イベントも若干疑う)と思ってしまいます。
通常時の稼働率は決して高いとはいえない状況ですしね。
ただ、収録日の状況がよかったことは間違いないわけで、そこから私が判断できることは
・収録時と通常時のホール状況(稼働率)がかなり違う
・設定状況も収録日は設定6が多数投入されるので通常のイベントとは比較できない
・レベルの高い常連さんの行動を監視しようにも、自分が調査に行った時にはそういう人を発見できなかった
・つまり優良店での実戦にはなるが、出たとこ勝負になってしまう可能性が高い
という非常に曖昧というか、明確な戦略が立てられない情報しか得られないまま実戦当日を迎えます。
朝の抽選には50人以上が参加。
その時に店長さんが登場し、本日のイベント内容を告知。そこで新たな事実が発覚。
「前回の私のマイクパフォーマンスを思い出して下さい。前回のイベント時に今回のヒントを出しております。今回も激アツ調整になっていますので、探し当てて下さい」
とのこと。
やっちまいました!
たしかに、前回の収録時、夜の7時と9時の2回に渡ってオール設定コーナーや法則系の発表を店長さんが自ら行っており、その時にいろいろと喋っていたのは知っています。
ただし、マイクの音が非常に聞き取りにくく、まさか次回のヒントが出されるとは知らない私は発表された札台の台番チェックを一生懸命行っていたわけです。
恐らく予選A組の朝イチ抽選時も店長さんの告知があったでしょうから、そこから参加していればヒントも予測できたかもしれません。
もしくは収録を最後まで見届けて「さっきのマイクパフォーマンスがちょっと聞き取りづらかっらんですが、どんなことを言っていたんですか?」ぐらいのことを聞く貪欲さがあってもよかったのかもしれません。
せっかく事前調査に行っているんだから中途半端にせず、もっと徹底するべきだったのかも……。
まあでも、この辺の徹底さ加減って普段の立ち回りが表れると思うんですよ。
それなりに立ち回って、それなりの結果が出て満足しているから、それなりの行動しかできないわけです。
それに、予選B組の出場者の中で自分だけが下見に来ていたという油断もあったのかもしれないです。
はい、前置きが長すぎますね。
いい加減、実戦報告に移ります。
私が引いた番号は39番。
約束の時が確保できれば座ろうと思いましたが無理でした(新台導入2日間のデータがパッとしなかったので、ここでオール機種にしてくるかもとの読みもアリ)。
そこで選んだ機種は、事前に候補に挙げていたマジックモンスター2。
選んだ理由は、リセットが把握しやすい、高設定域のスペックの高さ、設定推測要素ポイントがあるという点です。
このホールのリセット確認可能機種の中で、調査中据え置きが確認できたのがデビルメイとマジモンの2機種のみ。
据え置きがあったということは、リセット=設定変更の可能性があるわけで、とりあえずリセットを確認してからその後の動きを決めてもいいだろうと。
とにかく、法則系の正解を見つけるためには手当たり次第に打つのではなく、少しでもヒントが得られやすい機種を選択して狙いを絞っていこうという作戦です。
実は一昨日がマジモンがイベント対象機種になっており、昨日は朝から来店→変更確認→閉店間際にCZまでの残りゲーム数チェックと仕込みは済み(2台設置の両方とも)。
一昨日が高設定→前日がリセットアリで駄目(稼働自体も少ない)という流れなので、本日が据え置きならすぐに捨てられます。
2台設置されているので、どちらも確かめれば、末尾系の法則が2つ消去出来る可能性があるわけです。
法則が末尾系とは限らないし、据え置き=低設定と断定するのは危険かもしれませんが、そこまで気にしていたら何も出来なくなってしまいます。
ということで、ようやく実戦開始。
※データの見方
ゲーム数_ボーナス_同時抽選_投資
(同時抽選/特殊リプレイ=特・1枚役=1・中段チェリー=チ)
※RT当選契機(2択チャンス=2択・特殊リプレイ=特)
※CZは表記せず
※ボーナス表記は(赤7BIG=SBIG・青7BIG=BIG・REG=REG)
マジックモンスター2
285_RT_2択_8K
打ち始めてすぐにリセット有りと判断。
ちょっとやっかいな展開になったと思いつつ、設定6ならやはり甘いわけで、とりあえず打ち続けていると2回目のチャンスゾーンから2択チャンスでRT突入。
104_RT_特
2択チャンスからのRTが終了し、速攻で特殊リプレイ成立。
再度RT突入。
ちなみに、REG後やRT後、周期CZ中の特殊リプレイ出現率は設定1で1/390.10、設定6で1/63.57と相当の開きがあります。
また、偶数設定と奇数設定でも違いがあり、偶数設定の方が突入しやすくなっています。
なので、この時点で設定4or6の期待をしてしまうわけですよ。
ただ、問題なのは自分があまりこの機種を打ち込んだことが無いってことです。
このホール内でリセットから何かしらの判断材料が得られるという観点で機種を選んだため、経験値不足なところが不安ではあります。
103_REG_?
522_BIG_特_7K
またもや、チャンスゾーン中に特殊リプレイ成立。
これは、設定6掴んだだろうと思っていたら、RTではなくBIGでした……。
この時点では、ボーナス同時成立のリプレイは設定差のあるポイントとしてカウントしないということを知らず、どう判断すればいいのか迷います。
というか、これもカウントしてOKだと勘違いしていました。
162_ヤメ_1K(0枚)
元々ボーナス出現率の悪い機種なので、多少のハマリはあり得ることですが、通常時の8枚役と1枚役の出現率がどちらも設定1を下回っているし、さすがにこのままお金を突っ込むのはどうかと考え、ホール内を巡回。
すると、気になる台が空き台になりました……。
つづく。
(設定判別要素)
【ボーナス合成出現率】
1/588(2回)
設定1以下
【通常時8枚役出現率】
1/6.79(173/1176)
設定1以下
【通常時1枚役出現率・赤青合成】
1/26.72(44/1176)
設定1以下
【CZ中特殊リプレイ出現率】
1/69(1/69)
設定6以上
※BIG後以外のCZ中数値です
実戦データ