必勝立ち回り
【TAKUYA】
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パチスロへの思い
掲載:2008-11-12

皆さま、初めまして。
今回から立ち回りコラムを書かせていただくことになった、TAKUYAと申します。

他の方々はそれぞれパチンコ、パチスロに特化したコラムを書かれていますが、私の場合は普段の稼働がパチンコ7割・パチスロ3割といった感じですので、このコラムでもパチンコをメインにしつつ、時折パチスロのことも書きたいと思っています。
少しでも読者の皆さまに役立つ内容を心がけるつもりですので、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、今回は初回ということですので、まずは自己紹介がてら現在の自分の状況を書いておきたいと思います。
したがって、実戦については次回からとさせていただきます。

私がパチスロ(ここ半年はパチンコ主体)で生活するようになって、はや12年。
最初は嫁や周囲の反対もあって1年限定のつもりだったが、一度この自由気ままな生活を味わってしまったらそう簡単には抜けられないもの。
ましてや、性に合わない勤めというものを4年間もガマンしてきた後とあっては、なおのことである。

もちろん、稼ぎが足りず、生活そのものが破綻してしまえばそんなことも言っていられないわけだが、幸いにもそのような事態に陥ることはなかったため、ズルズルとそんな生き方を続けて今に到っている次第。
これはもちろん、家族の理解と協力があってのことだから、そう考えると私は今も嫁に頭が上がらないわけだ。

そんな私が心の底から危機感を覚えたのが、昨年の11月ごろだった。
昨年の9月末をもって4号機は完全に撤去。
それにともない、昨年10月からパチスロ業界は完全5号機時代に突入したわけだが、その時を境にどこの店も明らかに設定が渋くなり、ガセイベントを平然と頻発するような店も多く見かけるようになった。
4号機が残っていたころは店側も4号機で利益を出せたことで、(来るべき完全5号機時代に備え)その分5号機を甘くして客をつけようとしている様子も見受けらたが、いざ完全5号機時代に突入してみるとおそらくは予想していた以上に厳しい現実が待ち受けていたのだろう。

コイン単価が大幅に低くなった5号機では、1台あたりの売上・利益は4号機の半分程度。
それでいて以前よりも稼働が減ってしまったのだから、何をか言わんやである。
これでは、店側の営業が激シブになっても仕方がない。

それからのパチスロの状況は悪化の一途
高設定を入れる余裕がないにも拘わらず、稼働を上げたい一心でガセイベントを乱発する店……。
そして、そんな店のやり方に愛想を尽かし、ますます加速するファン離れ……。
このような負のスパイラルは当然、私のようなパチスロで生活している者にも多大なる影響を及ぼした。

今だから言えるが、実のところ、一時は本気で引退を考えたほどだったのだ。
無論、これは収入面での問題が一番だったのは言うまでもないが、その他に、「心がときめくような機種が1台もない」という理由もあった。
その時の私は、いろいろな意味でパチスロに対する情熱が失われていたのである。

そんな事態に陥り、もはやにっちもさっちもいかないという状態にまで追いつめられた結果、私が下した決断は引退ではなく、稼働のメインをパチンコへ移行するというものだった。
幸いにも、元々私はある程度のクギ読みができたのでそれが可能だったのだ。
とはいえ、それまではパチンコは遊び程度でしか打っていなかったのだから、事は言うほど簡単ではない。

何せ、10年以上もパチスロ一本でやってきたのだから、初めのころはパチンコを打っている自分に対して大いに違和感を覚えたし、パチンコ自体にもパチスロとあまりにも違う部分(時間効率の悪さなど)に、正直戸惑った。
それでも、「もはや他に道はない」という思いで毎日のように銀玉を弾いていたところ、徐々に安定した結果を出すことができるようになり、今に到っている次第である。

……といっても、パチンコへの移行を実行したのが今年の3月初旬。
よって、パチプロ(?)としてのキャリアはまだ8ヵ月程度でしかなく、実質的にはまだ駆け出しと言っていい。

そんな感じでパチンコ主体の稼働に移行して久しいわけだが、最近になってパチスロを打つ機会が少しだけ増えている。
今年の3月以降の稼働においてパチスロは1割以下でしかなかったのだが、9月末から現在までは、その割合が3割……いや、もしかしたら4割くらいにまでなったのではなかろうか。

その理由は明白。
ビスティの新台『新世紀エヴァンゲリオン~約束の時~』が登場したからである。

この台は今の5号機に対して私が常々不満に思っていた部分(リール制御、液晶演出、勝ちやすさなど)がかなり解消されており……「心ときめく」とまではいかないまでも、久しぶりに純粋に「打ちたい」と思える機種だった。
ほぼ完全に失われていたパチスロへの情熱が、少しだけ復活したような思い。
こういう台がもっと世に出れば、火の消えかかった業界も昔のように活気づくことだろう。

今でこそパチンコ主体の稼働に甘んじているが、私は本来パチスロ打ち。
パチンコも嫌いではないが、本音を言えばやはりパチスロのほうがいい。
今のままではまだパチンコに多くを頼らざるを得ないのが現実だが、いつの日か、また毎日パチスロを打てるような日が来ることを夢見て、今は自分がやれることを精一杯やっていこうと思う。

最後に、守山氏のパチンコの立ち回り必勝コラムでは最後に「攻略ポイント」なるものが付いていますが、私はそこまでの技量や経験が無いので、次回からは「知っていると役立つ攻略ポイント」や、「私の身の回りで起きた出来事」など、ちょっとした「こぼれ話」を書いていこうと思います。
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