必勝立ち回り
【守山有人】
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ヘソパワー~花の慶次決戦・前半~
掲載:2008-10-24

今回のコラムはかなり長いので、前後篇に分けてお送りしたいと思います。

で、早速現状なんですが、今月さえ辛抱すれば……そんな日々が続いています。
ここでも何度か触れているように、いくつかの要因が重なってプライベート稼働が思うに任せないのです。

その要因とは。
1・私事がある
2・メディア仕事がある
3・歯医者に通っている
4・風邪を引いてしまった
5・囲碁将棋チャンネルを観てしまう
あたりでしょうか。

「1」は10月いっぱいで終了するので、オッケー。
「2」は収入源でもあるし、ありがたいことでもあるのでうまくつきあっていくしかありません。
それに今に始まった事でもないですし。

「4」は自己管理の悪さ。
素直に反省し、養生する一手。

問題は「3」の歯医者かな。
まあ、長年のツケとでも言いますか、つい最近まで虫歯だらけだった俺。
ようやく歯医者に通いだしたのは良いけど、行く度に麻酔を5~6本打つというハードな治療。
終わってからパチンコを打ちに行こうと思い、常に最速の午前9時半に予約(歯医者さん、土日はお休み)するも、10時半頃に終わるころには、麻酔が効きすぎてダルさが抜けず、体調が悪いことも手伝って、昼過ぎまでボンヤリしているうちに、稼働する意欲がなくなっていく悪循環。

よって、歯医者の日は原稿書きにあてるのですが、ここで「5」の囲碁将棋チャンネルを観るが発動。
……我ながら最悪ですね。

振り返ってみて思ったのですが、要するに俺の「意思が弱い」のが一番の問題点と言えそうです。
振り返ったおかげで、問題点はわかりました。
後は、「実行する意思」を持って今後に臨むとしましょう(俺の性格からして非常に難しいことですが)。

俺はもともと、だらしない性格なので「現状を振り返って、自己批判する」これは必要かも。
ちょいちょいやっていかないといけませんね。

さて、本日は水曜日。
月曜日はメディア仕事。
火曜日は歯医者&原稿書き。
よって今週パチンコを打つのは本日が初めてとなります。

要は先週のコラムの続き。
先週のイベントで冬ソナ2を打った店と同じ店。
何度も書いているようにこの店の特徴は
1・出玉関係が良い
2・基本的に慶次しか甘くない
ので、今週の慶次の状況が非常に気になるところ。

また、今週中に取材で新EX麻雀を打たなくてはならないという事もあります。
さて、肝心の状況や如何に……。

5分ほど並んで、慶次のシマに直行します。
……微妙だなあ。

ナニが微妙かと言えば、全体的に上部寄りの釘が悪くなっているのです。
それもハンパな悪さじゃなくて異常に悪い

ちょっと前(2カ月ほど前まで)なら、かなり悪くされている時でも「探せば無調整に近い台くらいはあった」のですが、現状はほぼ全台マイナス調整といった感じ。
上部寄りを悪くされると、回転率が落ちるばかりでなく、出玉や確変時短中の玉持ちにも影響するので、台によっては致命傷になるケースも多いです。

うーん、このシマも最近パチプロばっかりになってしまったからなあ。
こんな様子では早晩こうなる事は目に見えていたけど、ちょっと残念な事態です。
2カ月近く打てないでいる間に状況が様変わりしていますね。
やはりパチンコは毎日打ちに来ないと不利ですわ。

しかし、全体的に命釘(ヘソ)だけはかなり開いています
それもイベント時のようなハンパない開き方
ヘソだけ……つまり「ヘソパワー」でどこまでのクオリティが見込めるんだろう?
そんな興味に駆られて慶次ををイジってみる事にしました。

空き台の中で気になる台が2台。
1台は「バネがイマイチだけど、ステージクセと出玉関係はかなり良い」台。
もう1台は「バネはまあまあ、クセに関してはシマイチ(シマで一番)に近いほど良い」で、どちらも上部寄りは壊滅的なマイナス調整ですが、命釘はめちゃ広い

前者に関して言えば、命釘はイベント時よりもデカいくらい。
非常にデカイ。
流石にここまでデカければなんとかなりそうにも見えます。

後者も負けてません。
実はこの台、以前このコラムで触れた「過去最高の回転率」である千円35回を叩き出したことのある名機

久しぶりに慶次のシマにくるだけに、どちらが正解かという自信はありません。
なので、単純に好みの台を選択します。
そう、バネが良い後者の台です。
通常時、RUB時ともにバネが良い方がイラつかずに済むからね。

ともあれ、打ってみて、後は手応え如何で柔軟に対応するのが得策とみました。
ってな訳でプレイ開始。

※実戦データの見方
回転数_大当たり_投資
(大当たりは15R確、RUB1、RUB2、RUB3、2R確、2R通)

CR花の慶次S-V

____4_RUB1_0.5K
(戦演出→捨丸→本陣急襲)
(_12)_RUB1
(_48)_15R確
(_36)_RUB1
(__3)_RUB1
(_21)
_2R通

マジですか?
4回転で当たりましたけど。
保留玉ナシの状態から、いきなり戦演出に発展して捨丸一匹。
「まあ、まず無理だな」と見守っていると、「本陣急襲」に。
嬉し恥ずかしの確定演出です。
RUB確定ですが。
まあ、ラッキーな展開であることは間違いないようです。

上(RUB)が多かったので、出玉は大して獲得出来ませんでしたが、500円じゃ文句があるハズもございません。
この台はバネも良いので、RUBが気持ち良く消化出来て楽しいですね。

ともかく、これにて約4500個の持ち玉が出来たのがデカイ。
これだけあれば、台のクオリティを判別するのは十分に可能といえます。
釘のカタが様変わりしたとはいえ、何度も打ったことがある台ですから。

ただし、ひとつ気になるのは、確変時短中の玉持ち。
以前は一回転につき一発ちかく増えていたのですが、本日は現状維持が精一杯な気配
これだけで、1730発計算していたところが1680発計算になってしまいそう。
一日で4~5000円違ってきてしまう訳ですから、これはイタイです。

ともかく持ち玉は打ってナンボ。
意気揚々と打ち込んで行きます。

__337_15R確
(青・青セリフ→左右同時スベリ→好機→キセル→稲妻Fe→奥村・赤タイトル→戻り)
(_95)_15R確
(_24)
_2R通

今度は微妙なキセルで、ちょっと不思議な当たり方をしました。
青→青セリフってのも微妙ですが、発展先が奥村で赤白(赤タイトルの白セリフ)小カットインの戻り当たり。
復活当たりは珍しくないけど、戻り当たりというのはわりと珍しいのです。

下2発のみのショボ連ながらも初当たりが軽いおかげで、持ち玉を上乗せする事に成功。
肝心の回りは28~30くらい。
出玉関係に不満があるといっても、この回りをキープしてくれれば問題はありません
よって、さらに打ち込んでいきます。

……と気が付いてみれば、出玉は残り千発くらいに。
しかし、なんとか持ち玉が当たりに繋がりました。
慶次の特徴(持ち玉になりにくい)を考えてみれば、これはかなりの僥倖といえる展開です。

あとはどこまで伸びるかが問題っ!?

__462_15R確
(赤襖→七霧モード1回転目リーチ→出目矛盾→キセル→桜Fe→風流リーチ→復活)
(_18)_RUB2
(_13)_15R確
(_44)_RUB2
(_35)_2R確
(_17)_15R確
(_19)_RUB1
(107)_15R確
(_61)_RUB1
(__2)_15R確
(_13)_RUB1
(_32)_15R確
(_71)_RUB1
(_54)_2R確
(_10)
_2R通

なかなかの連チャンだなあと思っていたら、さらにオマケがついて来ました。
殿モード中、捨丸→中ふっとばし→500体というショボリーチから「撃破!!」。
パチンコって本当、簡単な時は簡単なもんです(笑)。

(_53)_15R確
(_48)_15R確
(_57)_RUB1
(_27)_15R確
(__6)_15R確
(_13)_15R確
(_15)
_2R通

引き戻しコミで22連チャンの炸裂(下11個、上7個うちRUB2×2)!!
うーん、あとちょっとで「百万石の酒」なんですけどねー、惜しい。
でも、500円でこれだけ出れば素直に嬉しいです。
もう帰ろうかな(笑)。

もちろん、100%ジョークですが、普通のオジサンだったらここで帰る人、多いんだろうなあ。
人生という意味においてはパチンコの勝ち組はむしろ負け組。
金持ちが羨ましい。
これは本心だったりするんですね。

この時点で投資は500円。
出玉は約25000発オーバー。
出玉的には文句なしの展開。
肝心のクオリティも「ヘソパワー」で1680計算で千円28回は超えるペースです。

しかもこれだけの持ち玉ですからね。
実はまだ微妙に負ける可能性がある(ストレートでハマレばノマれる)のですが、後半戦が非常に楽しみな展開といえます。

~後半戦に続く~

攻略ポイント
ヘソパワー侮れず~固定観念は必要なし~
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