『スカイ・ロック・ゲート☆』
気になってたまらん
掲載:2010/4/20 07:05
最近どうも気になって仕方ない作家がいます。
沖方丁(うぶかた とう)。
先頃、
吉川英治文学新人賞を受賞されたのと、自地区在住という事もあって、自地区書店では結構盛り上がっております。
受賞作「天地明察」
そもそも、自分が氏の作品に触れたのは
「蒼穹のファフナー」(※1)が初めてだったりする訳ですが、実を言うと「ライトノベル作家の薄っぺらいSF作品だろ~?」と大して期待しないで観たはずが、その作り込まれた世界観にどっぷりハマらされてしまったという……。
で、この
「天地明察」は時代小説な訳ですよ。
ライトノベル作家という認識は誤りで、SF、ゲーム、漫画原作と何やらえらく懐が広い作家じゃないかと思わず感服してしまいました。
とりあえず、コレ買って来ましたよ。
マルドゥック・スクランブル
帯にあるように、年内に劇場版が公開されるようです。
調べてみると、2005年にOVA化が企画されたものの翌年に制作中止。
今作は制作会社が違うので、改めて企画されたものって事になるんでしょうな。
されど、制作中止になったOVAの時から今作劇場版まで、主人公ルーン=バロット役はエウ゛ァの綾波レイ役でお馴染みの
林原めぐみ嬢。
よほど制作の中枢にいる誰かのイメージがそうなのでしょう。
どんな作品になるのか気になってたまりません。
てか、SF小説読みのはしくれのはずなのに、この
日本SF大賞受賞作をチェックしていなかった時点でダメっすね(汗)。
昨夜、200ページまで読みました。
ギ、ギブスン(※2)~。
●補足
※1:文芸統括、シリーズ構成、脚本にクレジットされてます。
※2:ウィリアム・ギブスン。米生まれの小説家、SF作家。
この人が居なければ、「攻殻機動隊」も「マトリックス」も無かった。
80年代SFと言えば、ギブスンであり「ニューロマンサー」。それぐらいの人。
文中、時々敬称略。m(_ _)m