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ぱちんこ店にいると色々な事が起きるという話は、つい先日もしましたが、釘師・設
定師・ゴト師も、業界にいると話題になる話です。
ところが、最近はこの手の話がめっきり少なくなりまして、この人たちも失業する恐
れがあるのでしょうかねぇ。

まず、釘師・・・もはや、必要が無いと言っても過言じゃないですよね。
法律で釘をイジルベカラズとなり、メーカーも調整をしない以上、完全失業かな。
ぶっちゃけ、誰でもそれなりに出来るのが釘調整で、ホールコンピューター(変な機
械じゃないですよ。データをきちんと把握分析するもので、スイッチポンではありま
せん。)や機械台の性能も良くなり、たいした技術ではなくなってきました。

それこそ、一発台や権利物の時代のときは、釘師なんて職業もありましたが、実際の
ところ、すごい職業かといえば、単に閉鎖的だっただけ。
お店全体の割数(損益分岐)が赤くなれば、打ち止めをし、黒になれば開放する・・
・これだけでも十分調整になるんですよね。
ですから、昔の人が釘調整が上手だったという話は、意外と打ち止めと開放のタイミ
ングが上手だったとも言えるんです。
釘調整で出玉の増減も大幅に調整できましたが、今は露骨な調整は出来ませんので。
今は高確ベース(甘モードベース)や、ラウンド中の寄せを調整する程度。
そもそも、保通協を通すときは、ベース40くらいなのに、実際はベース20くらいで動
いていること自体が、大問題。
でも、不思議と提起する人は居ませんね。w

メーカーの営業マンも釘を叩いていた時代は、メーカー営業マン同志でのアルバイト
なんてものもありました。例えば、SANKYOが爆発的に売れると、SANKYOの営業マンで
は人手が足りず、何故か奥村とかタイヨーエレックの営業マンが釘を打っているみた
いな。
個人的にアルバイトをしていたようで、よくみる光景でした。

メーカーが釘を叩けなくなり、アルバイト営業をしていたメーカー営業マンもある意
味失業なのでしょうか。そういえば、お店に頼まれて、釘を打つ営業マンも居ました
ね。

次に設定師・・・これは、昔からあんまり聞かない人達です。
スロットの設定は、大体、店の店長とか、その下の人間の仕事で、出玉率や稼動で計
算すれば、大筋で利益が取れるのです。
ファイヤーバードなどの時代では、「0設定」なんて言うものがあって、そのまま
放っておくと、機械自体が良い動きをして、上手い具合に帳尻があったものです。

スロットも5号機になり、各メーカーの出玉率をみると、ガチャガチャ設定をイジる
必要性は、全く無いんじゃないかなぁとも思ったり。
もはや設定師と、胸を張るような業務じゃないと思いますね、当たり前の話です。

最後にゴト師・・・パチンコではまだまだ健在のようですが、磁石やセルなどを使っ
たり、随分とアナログなゴト師だけが残っているような気もします。
「ロム」や「ぶら下がり」もまだまだありますが、ハイテクからは程遠くなった感が
ありますね。
スロットのゴトは、5号機だと出せば目立つし、モードやテーブルも無いので、やり
にくいのでしょう。
機械自体の対策もスピーディになっているため、美味しい思いが出来にくいのかな。

それだけ研究熱心なら、まともな仕事に生かせばいいのに。。。と、ゴト師を捕まえ
ると思ったものです。w
暴対法が施行されてから、激しいことも少なくなりましたが、「パチンコ店の事務
所」というと、昔は聖域(笑)みたいなものでした。
まぁ、当時のゴト師は命がけですよ。バレて事務所に連れ込まれれば、まともな状態
で返してはくれないですからね。
今は、店の人間の方が命がけです。下手に深追いして、事件に巻き込まれるケースが
多いですし、いわゆる「ボッコボコ」になるのは、昔はゴト師でしたが、今は店舗の
人間ですからね、なんともまぁ。

ゴト師を捕まえても、警察へ出さず、とことん痛めつけた挙句、「次来たら、命ない
ぞ!」くらいの捨て台詞。痛い目にあったゴト師は、当分、店には近づかないみたい
な状態になったワケで。
事務所の中には、木刀やらゴルフのアイアンやら、そらもう、Vシネマの竹内力のよ
うな状況も、まま、ありまして。
ナニワ金融道に出てくるような、顔に私鉄線のような傷がある人とか、遠山の金さん
みたいな刺青が彫ってある人や、太ももまである人も多かったかな。

でも、そういう人達って、人情味があるんですよね。暴力を擁護するつもりは無いの
ですが、過去の話として聞いてくれると嬉しいです。

とにかく、話し合いではなく、殴り合い(一方的かな)で決着が付いた時代でした。
でも、不思議と人が亡くなることは少なかったんですよね。自然と、そのあたりの
ルールみたいなものが、あったのかなぁ。。。

今の時代、昔の時代、どっちが良いのか、解らなくなってきました。^^;