『酒と涙と本とパチスロ』
ビデオのトラウマ
掲載:2010/3/1 01:05
皆様こんばんは。
ヒロオです。
先日、久しぶりにT●UTAYAに行ってDVDを借りたんですけど、VHSってもうほとんど置いてないんですね。
DVDは返すときに巻き戻さなくていいのが楽ですけど、少し淋しくもありますなぁ…。
そんなVHS。
私には忘れられない思い出がありまして。
あれは、まだ私が中学生の頃。
同じクラスの友人が、「こいつが親父の秘蔵っ子だぜ!」と言って、エロビデオ(洋モノ)を学校に持ってきたことがありました。
当時の私は、夜中にこっそり怪しげなTV番組を見たりはしていましたが、本格的なAVは見たことがなく。
ど~しても見たかった私は、渋る友人を拝み倒してそのビデオを借りることに成功しました。
その夜…。
両親が寝静まるのをドッキドキで待っていた私。
隣の部屋から、親父のイビキの快音が聞こえたのを合図に行動を開始しました。
私の部屋にはTVがなかったので、目指すは居間にあるTVとビデオデッキ。
忍び足でそろ~りと移動…。
居間に着き、TVは点けると同時に消音。
チャンネルはビデオに合わせて…、と。
満を持して、ビデオデッキの電源をオン。
そして、テープをイン!
……。
アレ?
テープが、入らな…い…?
何故?
これはビデオデッキで、こっちはビデオテープなのになんで入らんのよ~!
(ガツガツと挿入口にテープをぶつけながら)
賢明な皆様はもうお気付きでしょう。
そう、借りたテープはVHS、うちのデッキは
β(
ベータ)だったんです。
うちの親父がベータ派だったんでしょうけど、私が中学生のときにはとっくに争いは終わっていて、ベータを所有していた人は少数だったはず。
実際、ベータを所有している人を私は見たことがありません。
が、このときの私はベータ以外のデッキを知らなかったので、「ビデオ=ベータ」だと思っていたんですね。
そんなことは露知らず、どうにかテープを入れようとするヒロオ少年。
明らかに
デッキの挿入口よりテープの方がでかい訳ですが、
角度を変えたりしながら小一時間ほど格闘。
エロの力は偉大ですね。
が、最後には諦め、がっくり肩を落として眠りについたのでした…。
翌日、ビデオを返すときに、「凄かったろ!?」と友人にきかれ、「最高だったぜ!」と親指を立てて言ったのは、うちのビデオデッキが少数派だったことを知られるのが恥ずかしかったからでしょうか。
そのビデオは後に別の友人宅で見る機会がありました。
あんなんブラ下げてたら短パン履けねぇな…と思ったことは言う間でもありません…。
そして、成人してからVHSのデッキを所有することになる訳ですが、この事件のせいで、テープを入れるときに私は毎回、「もしかして入らないんじゃね?」と疑心暗鬼になるようになってしまったのでした……。
ちなみにそのベータのデッキは、2010現在でも、まだ実家で
現役です。
年末になると、「今年も紅白撮るぞ~」とか言って親父がどこからともなくベータのテープを持ってくるそうです。
VHSがDVDやHDレコーダーに取って代わられた現在でも、ベータにこだわるその姿は、ある意味、漢といえるのかもしれません。
パチ・スロに関係ない話を長々としてしまいました。
明日から3月。
話題の新台も色々と入るようですし、絶対はずせない私用も沢山あるので、気合いを入れていきたいと思っています。
それではまた!