『日々ギャンブル日記』
第1話『最後の別れ』
掲載:2009/12/16 05:35
この話は、お婆ちゃんの話である・・
毎日、会社会社で、たまにバアちゃん家によると、
『おや正人(本名)珍しいね?』
家は敷地内に2軒あり親の家とバアちゃんの家と、わかれている。
その時かなり声が変わってたので親に聞くと、つい最近だと言う。
因みに、バアちゃんは101歳で自分で歩く事も出来た。
その2週間後位、親が家に居なくバアちゃんに昼ご飯を買って来てと頼まれ、買って持って行ってあげると・・・
『おや正人珍しいね!』
自分
『親が居ないから買って来たよ!』
ただ、この声の変わり様は何だか忘れられなく、ずっと心に残っていた。
その後バアちゃん自身何故か入院したいと言いだして親が病院の部屋は暗い寂しいから家が良いよ!
と聞かされるものの
入院すると聞かず!
入院してしまった!
年だし、仕方なく直ぐに家に戻って来るものだと思って見舞いにも行かなかったが、
入院して1ヶ月後位、会社で家から電話だよ?
とめったに無いし出てみると・・・
『バアちゃんが血を吐いて心臓が動かないんだょ』
『帰っておいでょ』
と母親が息をキラして言っていたのを今でも覚えている。
会社に理由を言って、帰えらせて、もらえて・・・
バアちゃんの家に行ったら・・・・・
顔に白い布が、かぶされ
白い布団で寝ていた・・・
つづく