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『萌えパチ業界万華鏡~焔』
ペナントレース終戦へ
掲載:2009/9/23 14:10

プロ野球ペナントレース、セ・リーグは巨人の優勝で幕を閉じようとしています。
優勝やCS進出の可能性が低くなったチームに対して、野球解説者はこう言います。

「目標がある○○は強いですね」
「目標の無くなった○○は、戦い方が淡泊ですね」

ファンの方にはチーム名を出して恐縮ですが、今年は横浜がその対象だったと思いました。
はい、思いましたです。
実は、目標が無くなったチームとは我がドラゴンズだと思ってます。

2位だし、CS進出が決まっているからいいだろうと思う方も多数いるでしょう。
この2位、CSが曲者だったんです。

8月下旬のナゴヤドームでの巨人との直接対決。
この時、首位巨人とは2.5ゲーム差。
願わくば3連勝、いや3連勝しかなかったと思う。
3連勝しても負け数の差があり、数字的にはまだまだ厳しい。
しかし、3連勝しなくては逆転劇はありえない。
最悪でも、2勝1敗で勝ち越さないと。
結果は、悪夢の本拠地3連敗。

多くのファンが「終わった」と感じたでしょう。
自分もその1人です。
その後、ドラゴンズは3連敗の余韻を引きずるかのように広島にも3連敗。
最近は若干持ち直したとはいえ、横浜に負け越し巨人にも連敗。
そして、巨人は投打が噛み合い無敵の快進撃。

球団も選手もファンも8月下旬から9月下旬までの巨人との9試合に逆転優勝を願っていましたが、
それを待たずして決まってしまいました。

「目標の無くなったドラゴンズ」
まず、ダメだなと確信したのは9月18日の対横浜戦です。
スタメンに、投手ネルソン、捕手前田、中堅中川の3名が名を連ねます。
まだ優勝を諦めていないチームであれば、主力を投入し食い下がるはずです。
それが、お世辞にも経験がほぼゼロの選手を投入。
横浜には悪いですが「勝負を優勝を捨てた」と感じました。
結果は敗戦。

落合監督は
「巨人を追撃出来るのはウチしかない」
と言い、見事に巨人の背中を捕らえました。
しかし、追いつくことは出来ませんでした。
それでもファンは「監督は最後まで諦めない」と思ったことでしょう。
それが、指揮官自らが優勝を諦めてしまったのです。

そして、こうさせた原因はCSにあると思います。
CS制度については当初から自分は反対です。

首位巨人には追いつけず、3位以下に大きく差をつけ2位でのCS進出が確定的でした。
優勝という目的もなくなり、CS進出を争う目的もなくなったドラゴンズ。
落合監督はペナントレースではなくCSでの勝負へと動いたのです。
それが横浜戦でのスタメンであったと思います。
短期決戦のため、調子がいい選手、未知の戦力の発掘の意味が込められたスタメンだったことでしょう。
しかし、それは脆くも崩れ去り翌日から本来のスタメンに戻してます。
落合采配の狂いでしょう。
絶不調のイビョンギュを使いつづける理由もわかりません。


CS導入の目的は優勝の行方が決まり、消化試合になってしまうゲームを盛り上げるためです。
その制度が上にも下にも行かないチームを消化試合に導いてしまったのは皮肉なものです。
今、セ・リーグでは阪神、広島、ヤクルトが3位の座を僅差で争ってます。
ファンの方にはCS進出で日本一のチャンスがあり盛り上がっていることでしょう。

でも、自分はCSについてこう思うのです。

「勝率5割にも届かないチームはCS進出の権利は無いのではないか」と。

負け越したチームがCSに出てきて日本一ですよと言っても説得力がないんです。
やはり両リーグ制覇をしたシーズン最強のチーム同士が日本一を賭けて争うべきです。
鳶が油揚げをさらうようなCS制度は撤廃、見直すべきだと強く感じます。
とはいえ、一度決まってしまったものは撤廃しないでしょう。

そこで、自分が考えるCS制度改革案です。

「CS進出は3位まで、ただし勝率が5割以下のチームは2位、3位であっても原則出場出来ない」

「2位、3位チームが勝率5割以下であっても、首位チームに勝ち越している場合はCSに進出できる」

「両リーグの優勝チームと2位チームがCSへ進出、セの1位とパの2位、パの1位とセの2位で対戦し勝者で日本シリーズを行う」

制度を残すなら、「一番強いチーム」「首位を脅かしたチーム」が出るべきだと思います。

話がそれましたが、まもなく巨人優勝なるか?プレイボールです。

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