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【枠下蒼7】
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『萌えパチ業界万華鏡~焔』
ガンダムの魅力 キャラクター
掲載:2009/8/4 00:05

ガンダムには敵味方、民間人など多数のキャラクターが登場します。

アムロやシャアなどは様々な場面で語り尽くされてますので、自分が一番好きなキャラについて書きます。


『ランバ・ラル』


ガルマの仇討ち部隊として地球に降下。
新鋭機動巡洋艦ザンジバルと白兵用新型MSグフでホワイトベース隊に襲いかかる。

初戦でガンダムに対して
『ザクとは違うのだよ、ザクとは』と、圧倒的な強さを見せ付けます。

その後、ホワイトベースを脱走したアムロと出会います。
この出会いは、シャアを倒したいだけのアムロの戦いへの心境に変化をもたらすことになります。

ホワイトベースのピンチに駆け付けるアムロ。
グフとの一騎打ち。
お互い、コックピットを損傷し最後の一撃。
グフの水平斬りをしゃがんでかわし、グフの両腕を斬る。
そして、戦っている相手が予想通りだと知る。

『まさかな。
時代が変わったようだな、坊やみたいなのがパイロットとはな。』

『見事だな! しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ!
そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな!』


このやりとりで、アムロの「自分の力で勝ってきた」思いが「ガンダムの性能のおかげ」だと知ることになります。
つまり、ガンダムであれば誰が乗っても同じだということですね。
アムロは、これを機にワンマンプレーではなく、チームプレーへと変わっていきます。

『わしの出世は、部下達の生活の安定につながる』

この気持ちが伝わったのでしょうか?

アムロは独房で呟きます。

『僕は、あの人に勝ちたい』

シャアに対する勝ちたいとは違う、人間的に勝ちたい目覚めです。


グフを失い、得意のゲリラ戦でホワイトベースを窮地に陥らせるが、セイラと再会をします。

『ひ、姫さまか?』

『アルテイシアと知って何故、銃を向けるか!』

この僅かな再会がラルの運命を決定します。

刹那、ラルの身体をリュウが放った一撃が貫く。

『ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた』

占拠した第二ブリッジをガンダムが破壊。

『また、ガンダムの坊やか…』

ラルの行動を見つめるクルー。

『君達は立派に戦ってきた。
だが兵士の定めがどう言うものか、よく見ておくのだな』

手投げ弾のピンを抜き自決。
普通なら、敵を巻き添えにするはずなのに、それをしなかった。
それは、戦った相手の強さを認め、自分の負けを認めた潔い行動です。
アムロだけでなく、他のクルーにも『戦いとは何か』が伝わったことでしょう。


ランバ・ラルは、テレビでは5回しか出ていません。

12話「ジオンの脅威」
16話「セイラ出撃」
17話「アムロ脱走」
19話「ランバ・ラル特攻」
20話「死闘ホワイトベース」

たったこれだけですが、視聴者には印象深いキャラクターです。

現在では、ゲーム内ではオリジナル設定のモビルスーツも登場しましたし、関係するプラモデルなども発売されてます。
いかに、影響力が強く人気のキャラクターかがわかりますね。

ランバ・ラルは、自分にとっても理想の親父です。

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