『萌えパチ業界万華鏡~焔』
ガンダムの魅力 世界観
掲載:2009/8/2 17:40
ガンダムの世界観。
それまでのアニメにはなかった、あるいは取り上げられることが少なかった描写が数多く見られます。
まず、地球連邦軍とジオン公国の対立。
これは、民族紛争や国家間の戦争。
つまり、政治的要素が盛り込まれてます。
そして、敵は同じ人間。
それまでのアニメ、例えば宇宙戦艦ヤマト。
敵はガミラス星の言わば宇宙人。
マジンガーZも、敵の首領はDr.ヘルであっても、実際の敵は機械獣。
つまり、人間対人間というリアリティ。
スパイの登場もリアルさに花を沿えます。
そして、戦争といえば一般市民が巻き添えになります。
食料不足から、大人が子供の食事をくすねる。
多くの避難民が解放してくれとブリッジに居座る。
ジオン側でも、学徒動員のパイロットがザクのコックピット内で「火、火が、母さん」と悲痛な叫び。
他のアニメでは触れられないような描写もしっかり描き込まれています。
これにより、視聴者は連邦VSジオンという表からの戦いだけでなく、戦争の裏で起こっている悲劇を感じ、物語に没頭していくのです。