『萌えパチ業界万華鏡~焔』
裏の世界に生きる その10
掲載:2009/7/8 23:05
前回のあらすじ
中途半端な裏モノ販売で、思うように売上が伸びない某社。
ノーマル機の怪しい設置作業などでお茶を濁していたのでした。
これまでは、主に裏モノを販売する側でした。
しかし、既製品を販売していても高利益は望めません。
そこで、社運をかけて本格的に自社開発をすることにしました。
そのために、今までは二次、三次だった立場から保証金を払い一次代行店になりました。
つまり、メーカーのすぐ下の位置付けです。
そうすることで、仕入れ値も下がりますし、下に販社を入れることで販売台数も増えます。
さらに、自分達が営業に行けなかったホールにも下の販社が営業をしてくれて、大手チェーン店から受注が入ればしめたもの。
ちなみに、価格はこんな感じです。
もちろん、ノーマル(笑)
メーカー(原価は10万円以下?
↓
一次代行店(18万円)
↓
二次代行店(19万5千円)
↓
三次代行店(21万円)
↓
ホール(25万円)
こんな感じですね。
一次代行店になると、
メーカー
↓
一次代行店(18万円)
↓
ホール(25万円)
このように、利幅も増えます。
また、状況に応じてホール価格を二次、三次以下にして販売も可能です。
保証金は、メーカーによって違いますが、安いメーカーだと300万円ぐらい、高いメーカーだと1500万円とかですね。
もちろん、人気メーカーのほうが高いですよ。
しかし、安いメーカーでも一次代行店という肩書は大きいんですよね。
名刺にも箔が付きます。
ノーマルしか使っていないホールへは、一次代行店の強みで安価で話しをします。
裏モノ大好きホールには、カスタマイズ料金とアフターサービス料金を上乗せして話しをします。
次回からは、裏モノの開発?に関するお話です。