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【枠下蒼7】
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『萌えパチ業界万華鏡~焔』
抱き合わせまがい商法 京楽編
掲載:2009/4/26 07:30

根暗ッタ、可愛いよ@枠下蒼7です。

まっち棒さんのブログを読まれた方も多いかと思います。

「CRグラディエイター」の販売方法に関する件です。

京楽って、今では三洋と肩を並べるトップメーカーです。

あ、ニューギンは慶次だけなので、セカンドメーカーですw

人気タイアップ作品を多数発表し、TVスポンサーも数多くあり割とクリーンなイメージを持っていた方が多いのではないでしょうか?

そんなメーカーの、今回の販売方法についての謝罪。

正直、「何をいまさら」って感じでしたね。

あくまでも、私自身が販売に関わっていた時期の話となります。

京楽って、機歴や縛りに関してはあまり口うるさくないメーカーでした。

※機歴に関しては、ツケマイてんちょ~さんの日替りコラムを見てください。

私の関わった最初の機種は「CRぱちんこ仮面ライダー」でした。
具体的な数字は忘れてしまいましたが、トップ納品で○○台の発注をしました。

これまでなら、問題なく受注だったのですが、発注後しばらくしてから「トップは○○台以上でなければ入りません」と連絡がありました。

慌てて、トップ納品が可能な数量に増やそうとしましたが、追加は認めませんと。

次の「CRぱちんこ黒ひげ危機一発」は、仮面ライダーの件もありスルーしました。

そして、いよいよアレの登場が噂されてきました。

そうです「冬ソナ2」です。

納品はヨン様の日にちなんで、全国一斉に4月4日だったと記憶してます。

ええ、最初は全国一斉だったんですよ。

それが、検定の取り直しで納期が怪しいと噂され、その間隙を春が駆け抜けました(駆け抜けただけですが)

その当時、もう1機種発売されていた台を覚えてますか?

「ラッキークラウン」と答えた方、お友達になりましょう。
ちなみに、これは普通機です。

一応、「CR羽根ぱちんこ水戸黄門」で話を進めますw

当初は、普通に販売していました。

しかし、冬ソナ2の動きで変わってきました。

予想以上の大量受注と、納期問題。

そして、京楽のとった行動は・・・・
「CR羽根ぱちんこ水戸黄門を買ったホールにだけ冬ソナ2を4月納品する」
と、いうものでした。

はい、冬ソナ2が4月に欲しかったら水戸黄門を買いなさいという抱き合わせですね。

しかも、水戸黄門を買ったからといって、冬ソナ2が4月のいつ納品されるのか不明なんです。

このあたりは、大量発注優先とかメーカーとホールとの力関係で決まっていました。

ですから、突如「水戸黄門を100台買うから、冬ソナ2をトップで10台くれ」と言っても無理です(苦笑)

私も、取引先ホールに「メーカーの指示で、水戸黄門を買ってもらわないと冬ソナ2が手に入りません」と営業するしかありませんでした。

仕方なく、水戸黄門を購入してもらい、そのホールには4月後半に冬ソナ2が納品されました。

中には、水戸黄門を購入せずに冬ソナ2が早く入ったホールがあったと思いますが、先に書いたような力関係やチェーン店が大量導入したなどの理由があります。


京楽の不可解な販売は、さらに続きます。

「仕事人桜バージョン」です。

発表当初は、単に仕事人の焼き直しで注目度は低かったです。

しかし、同時期に使えそうな機種がなく、夏祭りも納期が秋祭りとなり急遽注目されはじめました。

当然、私も取引先ホールから注文を受け発注しました。

数量限定で、希望数量が確保出来るか怪しい状況でした。

ところが、メーカーより「すべて受注不可」とされました。

なんでも数量が限られているので、過去の取引履歴で上得意先にだけ販売するとのことでした。

それも、地域で競合店がかぶらないように、大手チェーン店メインの販売です。

部材整理ということもあり、増産される予定もなく、どうしても欲しいホールは高価な中古に手を出すハメに・・・

これだけで終わり?

いや、京楽は期待を裏切らないメーカーです。

「CRぱちんこアバンギャルド」があります。

実質的に、私が関わった最後の機種ですが、いつものように発注をかけました。

結果、予想通り全滅でした。

理由は聞くまでもなく、過去の実績だったのでしょう。


京楽に限ったことではありませんが、機歴による優先販売、大量購入による優先販売。

抱き合わせ、抱き合わせまがい商法。

当然、許されることではありませんが、メーカーの言いなりになるしかないのがホールです。

この件に関しては今年1月下旬に業界4団体が解決すべき重要課題として公表していました。

にもかかわらず、今回の「CRグラディエイター」の不適切な販売が実行されていました。

「次機種を優先販売してほしいなら、買いなさい」というものです。

これまでなら、メーカーの言いなりになって購入していたでしょう。

中には、購入してしまったホールも多数ありますが。

しかし、今回はNO!と言えるホールがあり、メーカーが非を認めたのです。

これは、非常に大きな一歩となるでしょう。

本当に売れる機種、自信のある機種ならば、堂々と営業してほしいものです。

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