『萌えパチ業界万華鏡~焔』
裏の世界に生きる その7
掲載:2009/3/22 09:15
私だって幸せになる権利はある 難しいのはその妥協@枠下蒼7です。
タケヒロロさんも、ひぐらし狂でしたか。
パソコン版の頃は単なるホラーゲームと思って触れていませんでした。
PS2で発売されても、ドアから覗くレナの眼が怖くて手を出せず。
思い切って、DVDレンタルしたら詩音ルート一直線w
怖い作品ですね(笑)
さて、裏シリーズですが不定期連載になってしまいました(汗)
『続きは、まだですか?』との有難いメールも頂戴しました。
久々の更新です。
前回のあらすじ
お得意先だったホールへの新機種導入が間に合わない。
しかも、新規スロ専であり穴を開けるわけにはいかない。
かといって、中古は間に合わない。
そこで、新商品(笑)『ピュイッ-30 その2』を設置することに。
前回の失敗を改善した自信作(らしい)
さて、どうなりますか・・・
オープンまで約1ヶ月。
新規店舗は警察への書類提出も早いんです。
残された時間は僅か。
選択の余地はなく、これで行くことになりました。
しかし、不安要素も一杯です。
一番不安に感じていたのは、パチスロの知識がない人間が製作していることでしたね。
製作者の裏モノに対する知識
「ハマリが深くても連チャンすればOK」
裏モノって、そんなに甘くないんです。
初当たりと連チャンとのバランスはもちろんです。
リセットモーニングやイブニングはどうか。
天井、引き戻し、連チャンスピードはどうか。
連チャン→食い逃げではなく、次の当たりまで追い掛けてくれるのか。
これら、すべての要素が複雑に絡み合い、飴と鞭を使い分けた機種が名機なのです。
某ハイビスカス系を見れば一目瞭然。
朝からフル稼働も珍しくありませんでした。
連チャン即やめって人はほとんどいませんでした。
そう、それは「中毒」という言葉で表現出来ます。
裏モノは、打ち手を中毒にしなくてはならないのです。
結局、ハマリ=売り上げ、利益を重視した仕上がりだったんですね。
導入も決まり、ホールの完成とともに納品です。
ちなみに、初代北斗、吉宗などの超人気機種がメインで導入されていました。
当然、ウチから入れる機種は「使えればラッキー」程度の認識でした。
その5で書きましたが、流通を誤魔化す関係上「X氏」がここで登場です。
納品したスロットは、動作チェックなどを行いメイン基板に封印シールを貼ります。
この封印シールは基板と本体を跨ぐように貼付します。
こうすることで、メイン基板を取り外した場合には跡が残るようになります。
封印シールは流通経路に記載されている最終設置会社が貼付します。
ですから、今回はX氏が貼付するのです。
ここで、問題発生。
実はX氏は封印シールを貼ったことがないんです(汗)
っていうか、パチスロに関わるのが初めてだとか(滝汗)
社長、話が全然違いますよ!
本当なら、自分で貼ってしまえば簡単なのですが、先に書いたように自社が表に出ないためにダミーを入れたわけです。
万が一、何かあって封印シールの指紋採取とかされては面倒です。
仕方なく、そばで貼り方の指導です。
なんとか、終了しました。
ちなみに、この機種は基板に細工をするわけではないので封印シールは「普通に」貼っても問題ありません。
※「普通に」って妙な表現ですよね。
※その理由は、いずれまた。
数日後、警察検査も無事に終了しました。
あとはオープンを待つばかりなのですが、自分には重要な仕事が与えられたのでした。
まあ、押し付けられたと言ってもいいんですが・・・
その仕事とは?