『萌えパチ業界万華鏡~焔』
裏の世界に生きる その5
掲載:2009/1/16 00:30
恋に! 遊びに!勉強に!任せて安心メイドガイ@枠下蒼7です。
少し遅くなりましたが、一部で好評?らしい裏シリーズです。
前回のあらすじ
裏モノ販売で失敗し、多額の赤字を出して懲りただろうと思われた某社。
しかし、懲りてはおらず、新たな裏モノを販売するための方法を画策していたのでした。
そんなある日、社長室へ呼び出された自分の前には見慣れない若者が・・・
彼を交えて裏モノ販売会議が始まったのでした。
彼、仮にX氏としておきましょう。
X氏は年齢は25~30歳ぐらい、容姿はホスト系です。
パチンコ業界とは無縁な感じです。
そのX氏、彼がいることで裏モノの販売がやりやすくなるとか。
以前、遊技機の流通について書いたことがあります。
「メーカー→販売代理店→ホール」という流れです。
前回、失敗した理由はこの流通にもありました。
ご存知の方も多いでしょうが、遊技機に対しての不正改造などが発生した場合、流通経路や運送を疑います。
流通に関係した会社が主導したのではないかと疑われ、運送したトラックの中で不正改造がされたのではないかと疑われます。
たいてい、正解なんですけどね(苦笑)
では、流通が失敗原因のひとつになったのは何故か?
それは「メーカー→販売代理店→所属会社→ホール」といった流れだったので、不正が発覚した場合は最終流通経路である所属会社が真っ先に疑われるからです。
ですから、思い切ったカスタマイズが出来ず中途半端な機械に仕上げてしまって失敗したというわけです。
じゃあ、X氏がいると何が変わるのか?
流通を「メーカー→販売代理店→X氏→ホール」という流れにするのです。
もし、不正が発覚した場合はX氏が独断で行ったことにすることで、所属会社は思い切ったカスタマイズができ、流通に名前が出ないので不正を疑われることがないのです。
もちろん、X氏には危険手当も払ってますし、逮捕された場合の補償も話をつけてあります。
もっとも遊技機不正改造の初犯は執行猶予付きらしいですけど。
さて、X氏がどんな役割をするかが理解出来たところで、次に扱う機種の打ち合わせです。
裏モノにする機種は、基本的に簡単な機種です。
理由として、
(1)簡単なほど、お客に理解されやすい
(2)裏モノに複雑なゲーム性、ストック、モード移行などは望まれない
(3)と、いうか裏だからストック意味ないしw
(4)当然、モード移行も使わないしww
(5)なにより、楽に作成出来る
(6)マイナーメーカー、有名メーカーだと挙動が違うってすぐにバレます
ってあたりですね。
液晶があったりすると、演出の不具合とかでクレーム出ますから。
そして、ターゲットに選ばれた栄光の機種は・・・・・・
「ピュイッ-30 その2」
すいません、機種名ズバリ書けません(汗)
キュンキュンしてるメーカーです。
さあ、販売に関して障害はなくなりました。
問題は、どのホールに導入するかです。
稼動も良く、裏モノに理解があるホール。
選ばれたのは、自分のお客さんでした。
つづく
※裏モノとメーカーは原則的に一切関係ありません
※画像は某大ヒット機種に使われていた怪しいパーツの資料です