『全財産にぎりしめて…』
指と記憶と残像と
掲載:2008/11/2 13:15
DO~も55号です。
なかなか好評な『ホールでみかけた愉快な人々』シリーズ??(過去のblog…もろパン危機一髪・無刀style)に続く、第三弾を書かせて頂きます!!!
先日【エヴァまご】を打っていた時、若いニィちゃんが、私の隣に座り打ち出した…
打ち出してすぐに、ベルが揃う!!
するとニィちゃんは、コインを灰皿に一枚入れる!!
小役カウンター全盛期に、コインで数える人を久々に発見した!!
『うんうん!自分も昔はコインで数えてたなぁ~』なんて思っていると…
次に、ニィちゃんがスイカをひく!!
するとぉぉぉ!!!!!
ニィちゃんは、なんの迷いもなく、myフィンガーを一本曲げるではあ~りませんか!!!!
『えぇぇ~!!?スイカはフィンガーでいっちゃうの~???』ってなもんです。
もはや、自分の台そっちのけで、隣が気になります!!
しばらく観察していると、どうやら4枚チェリーとスイカは合算でいいらしく、次々にフィンガーが曲がっていきます。
一時すると、ニィちゃんは電話がかかってきたらしく、変に小指が立ったまま携帯をパカリ。
ちょいとアッパリだすニィちゃん!!
携帯はメールではなく、電話だったらしく、どうしようか迷っているみたいだ…
意を決したニィちゃんは、今までの努力の結晶である曲げたフィンガーを解き放ち、携帯とバックを持ち慌てて外へ…
……5分後。
ニィちゃんは、電話をすませ、席に座りまた打ち出す…
すると次の瞬間!!!
ニィちゃんのフィンガーが、5分前と同じ形に曲がり出すではないですか~!!!
その瞬間!!私は、ニィちゃんのフィンガーが【北斗の拳】のトキが技を繰り出す瞬間の手の残像みたいに見えてしまう。
そうです!!ニィちゃんは記憶していたのです!!
努力の結晶を自分の頭の中に!!!
『だったら指曲げる必要ないやんけ~!!』と思う私。
ある意味、ニィちゃんに笑いの秘孔を突かれた私は、大爆笑を必死にこらえ…イヤッ!!こらえられず、ちょい吹き出してしまう。
結局、ニィちゃんはボーナスをひく事なく去っていきました…。
ん~ボーナスをひいたら、どうなるか見てみたかった(笑)と思う…55号でした。。