『萌えパチ業界万華鏡~焔』
抱き合わせ販売 アルゼ編
掲載:2008/10/23 14:50
クロスファイアシュート@暴君枠下です。
画像は、ネタとは関係ありません。
気持ち良さそうに寝ていたので。
今日の業界ネタは抱き合わせ販売についてです。
みなさんは「抱き合わせ販売」を知っていますか?
古くは「ガンプラ」に車やお城、果ては屋台や田舎の風景なんてプラモデルがセットになっていて買わないと売ってもらえない。
あるいは、「ファミコン」に売れ残りのゲームソフトがセットになっていて一緒に買わないと売ってもらえない。
最近・・と、いっても結構前だけど「たまごっち」がブームだったとき、たまごっちが入った1万円の福袋みたなのを見たことはないでしょうか?
簡単に言えば、「欲しい商品以外の購入者が欲していない商品まで強制的に買わされる」商売方法。
当然、独占禁止法に触れ、違法行為です。
パチンコ業界で抱き合わせ商法として、最初に大きく報道されたは「大花火」の抱き合わせではないでしょうか。
大花火が爆発的な人気となり、作れば売れる状態であったころ。
アルゼは単体販売から抱き合わせ販売へと切り替えました。
大花火が欲しければ、ワードオブライツとCRラブラブカップルを一緒に買えというものです。
ホールとしては、大花火は人気、売り上げ、利益からどうしても欲しい台です。
最近の台でいうと、CR花の慶次の全盛期みたいな状況です。
ホールの「どうしても入れたい」という弱みに付け込んで、売れない台を売りつけました。
当時のことを覚えている方なら、大花火導入前にワードやラブラブが導入され、その後大花火が導入されたと思い出されるのでは?
もちろん、安い買い物ではありません。
1台約35万の大花火を買うために、60万近い余計な出費。
結果的に1台100万弱の大花火になってしまいました。
この問題は、当然のように違法行為と騒がれました。
アルゼの言い分は「一部の営業マンに行き過ぎた行為があったことは認める」であったり。
「ホールより、ワードやラブラブも購入するから、大花火を売ってもらえないか」と、ホール側から打診されたなど。
お偉いさん方は「一切知りません、勝手に現場サイドがやっていることです」と。
さらに、噂されていたのはアルゼのバックには代議士のK・SやH・Kがいるので、問題行為ももみ消されると言われてました。
これが、アルゼなんですけどね(苦笑)
ホールの中には、裁判を起こしたところもあったかと記憶してますが、有耶無耶になってしまいましたね。
理由としては「ホールとメーカーの力関係」でしょう。
当時のアルゼは、やっていることは別として業界内でもトップ企業でした。
人気機種も多数出していました。
ここで、アルゼと問題を起こして今後の機械供給に悪影響が出てはホール経営が成り立たないと判断したんでしょうね。
さらに、当時はスロットの中古移動に関してはメーカーへ基板を返却してから書類発行の流れでしたから、大手チェーン店は揉めて中古異動が出来なくなると困る理由もあったでしょう。
今だったら、アルゼなんか無くても十分やっていけると思いますけど。
アルゼ以外にも抱き合わせ、もしくはそれに近い売り方をしているメーカーは他にもあります。
三洋、ニューギン、京楽、竹屋、北電子、大都技研・・・
機会があれば、お話したいと思います。