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久しぶりの獲物ゲッツ。
まぁ、獲物というか、ただの玉泥棒なんですけどね。

普通、玉泥棒と言えば、泥棒した玉は、すぐに計数機に流して、そそくさとドロンなのですが、その玉泥棒は、ある意味、安穏としてました。

コトの経緯はこんな感じです。
隣の席で出しているオバチャンが、ちょっと目を離した隙に、さっと一箱をブン捕り、出玉移動、共有を良い事に、そのまま遊技するっちゅう。

確かに、オバチャンによっては、まったく気が付かないこともあるんだけどね。
スタッフもオバチャン一人に、目を光らせているワケにもいかず、自己責任の上で、遊技して貰いたいのが本音。

ただ、玉泥棒によっては、食事中やトイレなどで、離席してるときに奪うものから、遊技中に、堂々と奪う輩もいたりで、まぁ大変。

食事中とかだと、スタッフも目を光らせたり、札を立てる際は、裏に箱数を記入したりして、揉め事の無いように努めたりもしています。

とっ捕まえた30歳半ばの男の調書を見ると、それもまぁ、涙、涙の状況ではあったけど。泥棒されたオバチャンも、その話に何故か感動して、被害
届は出さない方向で。

罪を憎んで人を憎まず・・・とは、よく言ったもんですが、まぁ、この男は何だかんだと言いながら、また、やらかすんでしょうな。

ボクは、その男に対して、心の中で、こう呟いた・・・。

「そこのアンタ!!背中が煤けてるぜ。」