『ネクスト・ロック・ゲート』
真面目にやらなきゃバカを見る
掲載:2016/11/23 08:30
パチンコのコンプライアンス的な話題を示唆する記事タイトルをつけると、ガクッと落ちる閲覧数――
みなさん、正直でよろしい!
しかし、「パチンコ換金は合法である」という有権解釈が出たのは、この業界として本当に大きな動きで、これによってエンドユーザーの遊技環境もガラッと変わる可能性が高いです。下々には関係ない話ではないのですよ。
具体的にはコンプライアンス遵守の機運が高まり、東京都内同様、ライターの取材・有名人の招致などの事前告知禁止(事実上の来店系営業の禁止)、遊技機の性能調整を伺わせる告知禁止が全国的な流れになると思います。
そうした環境を利用していたユーザーには大打撃ですな、はっはっは。
そして、そうした環境を構築するためのツールを販売していたホール情報誌などのメディアも大打撃でしょう。てか、生き残れるとこあるの?
取材は脱法的集客手段。出したから良い、出さなかったから悪いという問題ではない。取材に精を出すライターはホールの脱法的営業に手を貸すクソ野郎――この辺りは、数年前からしつこく主張して来たことであります。
実際問題、10月7日、広告宣伝に関する違反行為により、都内のパチスロ専門店に営業停止処分が下されてますが、ホール企業がこうした脱法的営業に手を染める精神的背景には「いくら尊法営業に努めても、行政にお伺いを立てれば『直ちに違法とは言えない』と回答されるグレー企業。真面目にやった奴がバカを見る」という日陰者のやさぐれがあるように思います。
ところが、政府の「風営法の範囲内なら賭博ではない = 合法」との答弁を得て、今やホールはグレー企業じゃないわけですよ。真面目にやらなきゃバカを見る立場になったわけです。
さーて、どこぞの馬の骨に投げ銭しつつ営業停止を食らう危険を伴う脱法的集客手段を用いた営業を続けるのが得か、真面目に尊法営業に努めて東証への上場を目指すのが得か――
どちらが得か分からない人には、「父ちゃんのタマタマの中から人生やり直せ」と言うしかありませぬ。
合わせて、この数年、パチンコ業界がどこに着地するのが善いかを考え、コンプライアンス上の観点からも正しい指摘・主張をして来た人ってどれだけいるのかも考えてみてくださいね。
ライターとかコンサルと名乗っている連中の中には、いないわな――
黙りを決め込んでいた大御所の中には、急にしゃべり出す奴もいるだろうが、事態の趨勢が決してから出て来るなど後出しじゃんけん以外の何ものでもなく、そういう奴を「腐肉喰らい」と言うのだ。
営業停止処分になった都内のパチスロ専門店は、高設定の設置を示唆するメールの配信を行ったり、特定の遊技台にランプを置き「赤ランプ、ロック」などと設定6を示唆する行為を行っており、警視庁内で行われた聴聞会では「これらはコンサルタントのアイデアだった」と述べておりますが、ホールを営業停止に追い込む手伝いをして報酬を得る、ライターとかコンサルってホント、どんな商売だよ?
ともあれ、当サイトが風前の灯火となった今になって、次から次へと自分の指摘・主張が正しかったことが証明されて行くのは、実に清々しい気分であります。
これで心置きなくヤメられる――
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追伸 今日のケンシロウとマリンちゃんは、くそったれでした。