『酒と涙と本とパチスロ』
数年ぶりの日曜日
掲載:2016/10/30 17:25
ここ数年の恒例行事、実家での米の出庫作業がやっと一段落つきました。
今年で三年目なので大分体が慣れてきた感はありますが、それでもこの時期以外まったく肉体を使わない生活ですからね。終盤に続いた一日作業→朝作業のコンボは慣れてもなかなかの重労働でした。
この秋の作業について友人や知人と話をすると、「親孝行だなぁ」といった類いのことをよく言われるんですが、まあ確かに実家の、両親の役に立っているわけなので孝行といえばそうなんでしょうけども、私的にはあんまりそんな気持ちが無いんですよね。三年前、親父が大病を患って、それの影響で重いものを持つこと、長時間肉体を使うことが出来なくなり、平日も絡む作業のため勤め人である兄がすべてすることも出来ず。そこで私に役目が回ってきたわけですけど、その時に感じたのは「孝行」ではなくて、「お前が来れなければ人を頼まなきゃならん」と言われた時に強く生じた、どちらかと言えば「意地」のようなものですね。農家に息子が三人もいて、それで人に頼まなきゃならんなんて、そんなこと断じてさせるわけにはいかない。「お前は弟なんだから家を出て暮らすのだ」と幼少の頃から言われ続け、別に農家も農作業も好きだったわけでもないはずの自分が、こんな感情を抱くなんて。新しい自分を発見したような気がして、なんとも不思議な気持ちになりました。
さて、コラムをご覧の皆様はご存知かと思いますが、5年間続けた私のコラムは、今月にて終了することになりました。
楽しみながら、苦しみながら続けたマニコラム。書きたいことがすべて書けたかと言われればそうでなくて、後から読み返してあそこをこうすべきだった、ここはこのほうが良かったなんて、毎週のようにやっていて、もっともっと良いものが作れたなぁと思う反面、それでもなんとかかんとかお役目が果たせたような気もして、なんと言いますか、うむ、でもやっぱり寂しい気持ちのほうが強いですかね。毎週毎週、5年間ですからね。心にポッカリと穴があいてしまったかのような、今現在の心持ちはそんな感じです。
とはいえ、コラムが終了しても私にはブログがありますから。それに……って、私は何も知らないようなものなので、今後についてはまだよくわかりませんが、文章を書きたいという欲は私の内にもまだまだありますので、書きたいときに書きなぐりたいとは思います。でも、ちょっとしたこととか見せたい画像とかだとTwitterのほうにやっちゃうんで、なかなか進まなかったりもするのですが……。
しかし、日曜日にこんなに頭を使わないのも久しぶりだなぁ。水曜日になったのが確か三年前くらいだから、それくらいぶりかしら。うぅむ、今日は何しようか……。
ま、それについては飲んでから考えますかね。運転しないでいいって素晴らしいですね、へっへっへっへ。
そんなあたりで今日はこれにて。
それでは、またー。