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【ザッシュ】
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『ネクスト・ロック・ゲート』
そろそろ、外堀が埋まったんじゃないですかね?
掲載:2016/9/1 08:00

 この数日、所用により、満足な稼働ができずにおりました。
 
 しかし、昨日は半日ぐらい打てそうな時間が取れたので、スーパー海物語を20台導入した市北部のD店に行ってみたんですが、自分を出迎えてくれたのは遊技者ゼロのスーパー海物語BOXでした。
 
 そろそろ、外堀が埋まったんじゃないですかね?
 
 遊技台に音量調整と光量調整が付き、このスーパー海物語同様、海物語3R牙狼 復刻版など古き良き時代の演出が再現された機械が多く発売されたにも関わらず、それらからヒット機種は出ていません。
 
 音がうるさい、光がまぶしい、演出がうざい・しつこいは、当たらなかったことに対する不満が噴出したゆえの言葉で、何故当たらなかったことを不満に感じたかと言うと、それが原因で負けてしまったからです。
 
 客は結果論的に負けているだけで、負けることを目的としてパチンコ屋に入店する客など1人もいやしません。演出を楽しんでいるとうそぶく低貸ユーザーですら、あわよくば勝ってやろうと思っているのが実情かと?
 
 もし、本当の本当ーに勝ち負けにこだわっておらず、料金を支払ってビデオゲームの演出を鑑賞しようとしているユーザーがいたとしたら、その人はゲーセンの椅子に座っているか、スマホの画面を眺めてると思いますよ。当たりが軽いだけの超絶激辛台・ちょいパチの稼動も落ちる一方でしょう?
 
 前ログで紹介した『冲方丁のこち留(とめ) こちら渋谷警察署留置場』の中で、冲方さんは「逮捕状の矛盾を突くと、刑事は明らかに困った顔をする。言葉に詰まり、しどろもどろになる様子を見ながら『なぜこの人は、そもそもの前提がおかしいことに目を向けないんだろう』とすごく不思議でした」と述べてるんですが、もうこの業界はユーザーも業界人も、この刑事と同じ状態になっている気がします。
 
 要するに、自分が作った仮説に都合のよい状況を当てはめて行くことで、現状の分析(捜査)をしたつもりになっているという――
 
 自分たちが売(打)っているのは、結果に勝ち負けがある「遊技」という商品なのだという大前提からズレた部分から仮説を立てているから、「あればありがたい」程度の機能や、「好みは人それぞれ」で片付けるしかないものが問題の核心であるように勘違いしてしまうのです。
 
 ライターなど、メディア上で発言力を持っている業界人の中には、もう手遅れになっている人もいますが、まだ間に合う人は発言を修正して行かないと、ズレた立ち位置から身動きが取れなくなって、待っているのは馬鹿扱いですよ。
 
 今のライターを真っ二つに分けると、遊技台の演出やギミックを誉めまくって「楽しい、楽しい」と言ってるだけの御用聞き系と、「あれがハズレた、これがハズレた、こんな演出を考える開発者は頭がおかしい」と言って悦に入る勘違い系になると思います。
 
 自分は前者を「ええ加減にせえよ」と思ってますが、パチンコの楽しさを伝えるという、ライター業務の本質に対して彼らはちゃんと向き合っているわけですよ。後者は問題の核心からズレた部分をあげつらいつつ、自身の業務の本質からも外れているという不思議ちゃんです。こんな人が存在するのは「謎」と言うか、この業界のおおらかさと言うか……。
 
 ともあれ!!
 
 そんなことを思いつつ、空っぽのスーパー海物語BOXで試打に及んだところ、客が皆無なのも分かるボッタ調整で、店を変えても無人の荒野が広がるばかり。
 
 こりゃあ、時間を作って打ちに来た自分が馬鹿だったよという一日でした。
 
 営業のツールとして役に立たない機械より、これの導入を検討してはいかがかと――
 
 
 
そろそろ、外堀が埋まったんじゃないですかね?
攻めのベニヤw
 
 
 
一日累計-8.48k也。
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