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　人は想像を超える出来事に遭遇した時、笑うしかなくなるものらしい。
 
　思えば数年前、AKB48・15期生の市川愛美が、客席にサインボールを投げ込む演出でアイドルにあるまじき強肩を見せ、見事な大遠投を決めた時、その映像のバックには終始、撮影者・戸賀崎カスタマーセンター長の「ぎゃはは」という笑い声が流れておりました。
 
　(※戸賀崎カスタマーセンター長 = パチンコの緊急告知演出でおなじみの人です)
 
　自分も、もう笑うしかありません。
 
　今日はO店特定日。どうせダメだろうと思いつつ、O店系列を回り始めたところ、2店舗目・市北部のO店でスーパー海物語 IN JAPAN 319ver.が1枚開いていることに気づきました。
 
　7月22日の特定日には、ちゃんと打てる幅でこの機種と真・北斗無双が開いていたにも関わらず、29日の特定日には動きが無かった店です。サービスする気があるなら22日の幅で開けるはずだし、現に真・北斗無双は締まったまんま。なんで日本海だけ微妙な開け方をしているのだろう――?
 
　疑問に思ったものの、可能性はある開き幅なので試し打ってみることにしました。
 
　すると、わずか投資3k。試行50G目にかかったサメのリーチ・泡で画面にタッチすると、図柄の横に「♪」が出現。これが出た場合、±1コマずれでしかハズレませんので、スーパーに発展しなければ激アツ。もし、中デジタルが±1コマずれ以外の場所で停止すれば100%再始動で当たります。
 
　試しにボタンを連打してみると、図柄の目は「炎」――!!
 
　スーパーに発展しなかったし、これが±1コマずれでハズレたら泣いていいパターンです。
 
　そんな自分の心配は杞憂に終わり、中デジタルには無事、裏サメが直接停止。
 
　しかし――
 
　別の心配が当たりました。通常時を試行しつつスルーの通りを見ていたら、ちょっと微妙だと思ったんですが、大当たり中に見ると、完全にダメな通り具合です。
 
　22日の時点でもD店系列に比べてスルーの通りが悪く16R = 1,509コという出玉状況でしたが、つまり、この微妙な開き幅は、そこからさらに出玉を削った分、回転率に還元したということだったんですねえ……。
 
 
 
 
 
 
　TY(アタッカーの出玉)に変わりはなく1,530コは取れてます。電サポを抜けたあとに残ったのは1,479コ。結構減っているのに、あまり減っているように見えないのがこの筐体上皿の恐ろしいところ。
 
　これを知ってか、シリーズ機のスーパー海物語 IN JAPAN with 桃太郎電鉄では表記マイナス50コ = 7Rで獲得玉数380コという鬼調整が横行してます。等価ボーダーが24.1G/1kに跳ね上がる極悪営業ですから、20G/1kぐらい回って当たり前というか怒ってよし!
 
　20G/1kだとデジタルの変動1回の拝観料は、現金で5.8円、持ち玉(3.57円交換)で5.2円也。
 
「甘デジは持ち玉比率が高い。客が持ち玉で打っている間はサンドにお金が入らないので、タダで遊ばせてやっているも同然。だから、そんなひどい調整じゃないだろ?」がホール関係者の言い分になると思いますが、これって1パチより安価には遊ばせてませんよね?
 
　4円パチンコの稼動が下げ止まらないのは当たり前。だって、業界は4円パチンコのお客さんを大切にしていないのだから――
 
　他業種では、高額な商品を購入してくれる客ほど厚遇するのが常識ですよ。なーんかもう、トイレで備品の破壊工作に勤しむ客の行動を正当化してやりたくなるなあ。
 
「一部の心無いお客様による備品の破損が続いております。こうしたお客様をお見かけの際は従業員にお申し出ください」
 
　いやいやいや、こっちこそ遊技台横に貼り紙しときたいわ。
 
「大概の心無い店長による出玉の欠損が続いております。こうした店長をお見かけの際は警察署にお申し出ください」
 
　お巡りさんが何とかしてくれるわけじゃないけど、店内にお巡りさんを呼んでやるのは、トイレの備品を破壊するより、よほどいい嫌がらせになりますよ。
 
　大当たり終了後、台を移動し、同機種他台をチェックしても、電サポ中のベースが悪化しており、直近の高ベース機は14～15G/1kしか回していない始末。もはや、極悪出玉削り営業のS店が普通のお店に思えて来ました。
 
　どういうわけか、試打で座るたび安金で当たってくれたので、16,000コ超の出玉を得て市北部のO店を退店しましたが、その後、近隣店の酷い有様を見たあとは、とうとう心折れてネカフェに引きこもりました。
 
　ちなみに――
 
　夜になってから、普通のお店に思えるようになったS店を覗いてみたんですが、さすがS店。自分の想像を上回る営業に突入してました。遊技台の盤面をUPしたいところですが、もうこんな盤面さらしていいのか躊躇してしまうような調整です。
 
　しかも、S店の店長はとんちまで効いている。
 
 
 
 
 
 
　当店の極悪営業に、たっぷりとかっぱがれたあとはヤケ酒をどうぞってか!?
 
　ほぼ空っぽの4円パチンココーナーで、盤面をキンキン跳ねまわってアウト口に吸いこまれて行く玉の動きを楽しんでいる数名のサラリーマン、お前ら暴れろよ!
 
　今より血の気が多かった、ゼロ年代初頭――
 
　自分はパチスロでガセ高設定札を掴まされた時、札をブン投げ、下皿のコインをぶち撒き、ジェットカウンター横に積まれたドル箱をドッカーン! と蹴り倒す大暴れをしてしまったことがございます。
 
　白服がダダダーッ! と駆けつけて来て、「お客さん、警察呼びますよ!」と怒鳴るものだから、「おお、呼べ! こんな札つけて、客に低設定打たせるのは『詐欺』っていうんじゃねえのか!」と言い返してやったら、途端に態度が軟化。無事に店を出ることができました。
 
　昔からね、パチンコ屋は店内にお巡りさんを入れたがらないものなんです。
 
　当時の直情径行の自分がこんな店内に放り込まれたら、間違いなく大暴れしたなあなどと思ううち、笑いが止まらなくなってしまって失笑しながら退店。
 
　夕方までの豪雨が上がり、ひんやりとした夜気が包むS店の駐車場は、寒さすら感じる状況でした。
 
　さあ、明日からどうしよう――?
 
一日累計+60.59k也。

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