『ネクスト・ロック・ゲート』
初代・ぱちんこAKB48がヒットした理由
掲載:2016/3/14 08:10
例年、セールスに苦労する春のシングルなのに、発売初日で1,133,179枚を売り上げたAKB48・43rdシングル『君はメロディー』
しかし――
周囲からは、その商法をめぐって批判の嵐なんだとか。
Type A / B / C / D / E (初回限定盤)
うわははは、オレも全タイプ買っちまった。
冷静ーっに考えたら、NGT48の『Maxとき315号』がカップリングされているType Dだけ買えば良かったのに、OGメンバーと蜷川ワールド全開のジャケ写を見てたらamazonで全タイプクリックしておったわい。
イベント参加券? おお、入っとる入っとる。生写真? 初回限定盤には入ってないよ。それが欲しくて通常盤まで買う人もいるだろうね。
まあ、企画勝ちでしょう。
おそらく、初代・
ぱちんこAKB48のヒットも企画勝ちだったんでしょうね。
AKBオタがじゃぶじゃぶ金を注ぎ込んでたなんて話は聞かないので、あの人気絶頂期に出せたのが大きかった。「何やら世間の話題をさらっているAKB48とかいうものがパチンコになったらしい。1時間に1回遊技機上でライブがあるらしいし、自分もいっちょ観てみるか」と既存のパチンコファンの興味をかき立てたのだろうな、と。
それでAKB48がどんなものか分かっちゃったから、二代目・
ぱちんこAKB48 バラの儀式への反応はイマイチだったんだと思います。
機械のスペックで客を呼べなくなる今後、遊技機の開発にはこうした企画力が求められるようになるし、そうした企画でパチンコファンの注目を集める機械など年に何本も出ないんじゃないでしょうか?
えっ、一般人への訴求力――?
あるわけないでしょ。震災以降、ただでさえも風当たりが強いのに、昨年末、一般紙でも不正機の回収が記事になり業界の評判は最悪。残っているパチンコファンからも好意的なコメントなど聞かれないのに、好きな版権がパチンコ化するからパチンコ屋に行こうと思う一般人など奇特中の奇特です。ネット上で「大切なものを汚物で穢された気分だ!」と、版権元やパチンコ業界に対する批判をぶちまけて終わるのが普通の反応でしょう。
一般人への訴求力を取り戻したいなら、既存のパチンコファンから「楽しい」という声が上がってくる業界にならねばダメ。その障害になっているのが機械代という経費なら、不正機の撤去対象分の穴埋め以上の経費は使わないで欲しいものです。
真・北斗無双が久々の高稼動で、妙な色気を出すホールが増えそうな気がする今日この頃ですがね……。