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【ザッシュ】
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『ネクスト・ロック・ゲート』
心のスイング
掲載:2016/2/8 10:25

NMB48の須藤凛々花が哲学書を出すらしい。この本は絶対買おうと思います。
 
 
 
心のスイング
自分が持ってる哲学書 (懐かしいw)
 
 
 
須藤凛々花は将来の夢が「哲学者」という、変わり者が多い48グループメンバーの中でも変わり者中の変わり者である。しかし、第1回ドラフト会議で3チームから重複指名を受け、加入したNMB48の12thシングル『ドリアン少年』ではセンターを務めた、グループの中枢にいるメンバーなんだよねえ。
 
哲学者・ニーチェを敬愛し、その「人生を危険にさらせ」という言葉を実践する彼女の生き方は相当に面白い。ドキュメンタリー映画『道頓堀よ、泣かせてくれ!』のパンフレットに収録されていた、幻冬舎社長・見城徹氏との対談も面白かった。
 
見城徹氏の「でもね、それは悩めばいいんだよ。解決方法なんてない。心が揺れていればいいんだよ。僕は自己嫌悪を抱えた人が、結局は前に出るものだと思っているよ」との言葉はさすがだが、大人からこうしたセリフを引き出せる無垢さはアイドル以外持ちえないだろう。
 
「自己嫌悪を抱えた人」って重要です。それを感じない人は反省しません。自らを省みない人は物理的な意味以外で成長をしなくなります。ただ、省みた末に劣等感を抱え、それが卑屈なプライドに変わってしまうと厄介です。○○ができない自分はおかしくない。できる奴がおかしいって論理を構築し始めるってことね。世の中には卑屈なプライドを守ろうとする人の心理をついた悪どい商売が山ほどあるので、そんなもん持っちゃいけません。
 
例えば「遊技」って、ゲームに景品などがかかった勝負事のはずなのに「勝ち負けにこだわるのはあさましいこと。そんなことにこだわらずゲーム機が見せてくれる演出をもっと楽しみましょう」なんて薦めに乗ったら、一体誰得なんだ、と――?
 
そもそもが勝負事なんだから、勝った負けたに一喜一憂していいんだよ! 勝負の結果に心を揺らし続けろ!
 
もしかすると業界の客離れには、善人ヅラしたクソ野郎どもが「勝ち負けにこだわらず楽しみましょう」と啓蒙し続けたおかげで、客の心が揺れなくなり、客はもっと心が揺れる遊びに流出したという側面があるのかもしれない。パチンコ台とパチスロ台を換金できないただのゲーム機として捉えたら、あんなもん大して面白くないでしょ? もし面白かったら、日本中パチゲーセンとスロゲーセンだらけになっとるわ!
 
てか、昔の名機好きの先生は、今の機械にチクチク文句言ってないで大好きな古い機械が設置されてるゲーセンに通ってろ!
 
ちなみに今、amazonのランキングでは小保方晴子の手記『あの日』がベストセラー1位です。こんな俗な本が売れるんだから、パチンコ・パチスロライターなんて商売が現状のスタンスで成り立つのも分かります。
 
事件の一方の当事者の手記など、自分に都合のよい「言い訳」になることが明らかだし、そんなものを読んでも真実に迫れやしません。言えるのは、言い訳を聞いてもらった上、印税がガッポガッポ入って来る小保方晴子は笑いが止まらんってことだけでしょう。
 
と思ったら、エイトさんがこの本を読みたがってるしーっ!
 
いいのか? いいんだろうね。エイトさんは小保方晴子得な話に乗りながらも、日々、パチンコ・パチスロの勝ち負け(負け負け?)に心を揺らし続けているわけだし。
 
心が揺れなくなった時、人の成長は止まるし、それが「老いた」ということだと自分は思います。
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