『ネクスト・ロック・ゲート』
どなたさまもご利用くださいだと!?
掲載:2015/9/21 11:45
商業都市・駅構内のエレベーターにこんな貼り紙があった。
『どなたさまもご利用ください』
ふむふむ、車椅子の方 / 杖をついた年配者 / 子供連れ / 荷物を持った人 ……手ぶらな自分は利用を控える事にしました。てか、「どなたさまも」と言いながら利用客を制限しとるじゃないかーい!
何かパチ屋も似たようなもんだなと思う、今日この頃。
そりゃあ、勝ちにこだわる客ばかり来てもらっても困るというホール側の言い分も分かるが、勝てる調整になっているのは店内の一部の遊技台だけである。勝てる調整が20台しかないホールなら、勝ちにこだわった客が朝イチに200人並んだって、プラス収支(理論上の収支という意味)を計上して退店できるのは20人だけだ。
残りの180人も1発も玉を飛ばさず & レバーを叩かず帰るわけじゃないだろう。お金を使ってくれるなら、お客さんじゃないか?
勝てる調整を置かないというのは利用する客に制限を加えているのと同じなわけで、妻や夫にハマッて欲しくない趣味・第1位はギャンブルというこの時代に「何、殿様商売してんだよ?」と言いたくなってしまう。
ちなみに、「そんな煽りに乗って、客に勝たせる調整を置いたらお前が打つんだろう?」と指摘するなら、その通りです。だって、勝ちにこだわってるんだもの。勝てる調整を見かけたら打つに決まってます。
てか、一般のお客さんは勝てる調整があるのに気づかない or 偶然座っても捨てて帰りますからね。
で、勝てない調整になっている台に特攻して「ボッタクリ」とホールを批判し、ホール関係者は「メーカーが、行政が、専業者が……」と批判の矛先をかわすわけだ。
「遊技なんだから勝てる調整を探してください」という話には何故かならない――。
もっとも、仕事が終わった後 & たまの休日まで、「勝ち方」だのそんなムズカシイ事考えながら打ってたくないというユーザーの言い分も分かります。
つまり、この話を整理すると、「ホールは客が来ない」と嘆きながら来る客に制限を加えるような営業すんなよ。自分にとって都合のよい客ばかりが来るほど世の中甘くないって事と、ムズカシイ事を考えながら打ってたくないユーザーは、失って後悔するようなお金を使ってパチンコすんなって事ですね。
勝てる調整は稀有と思われるシルバーウィーク。くれぐれもお金を失って後悔するような遊技をしないようお願いします。