『ネクスト・ロック・ゲート』
全日遊連が通達――もう強制一律低換金率化だね
掲載:2015/8/25 10:55
先日、大阪府遊技業協同組合が傘下ホールに向けて一般入賞口に10分間で数十個入賞するパチンコを営業に供するよう求めた事を述べましたが、全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)も全国の各都道府県方面遊技業協同組合を通し、傘下ホールに同様の通達をしたようです。もう「釘問題」に対する対応はこれで決まりでしょう。
ただ、過去ログで述べた通り、3以下のスタート = 「客飛び確定」の営業をするホールは少ないと思いますが、一般入賞口に10分間で数十個入賞するようなゲージを作って「客飛び確定」にならない程度のスタートを確保できる機種が現行機でどれだけあるものか疑問です。絶対に無茶なゲージですから、回そうと思っても稼動を維持できるほど回ってくれない = 使えなくなる機械が出て来るのではないかな、と?
また、その点をクリアできたとしても、ベースが40以上もある機械を等価交換で営業に供するのは不可能でしょう。
ホールは商売です。遊技の対価として遊技料を頂戴せねばなりません。その調整でも利益を得られる業態、すなわち低換金率営業、かつ貯玉再プレイ不可 or 有料 / 出玉共有不可に移行して行くのが必然かと思います。
……うーむ。何と言うか、ホール関係者は「専業者は困る」but 「みなさんは困りません」という文脈を作りたがっている気がするが、「換金率が下がります」「貯玉再プレイサービスを廃止させていただきます or 今後、貯玉再プレイをご利用の際は手数料として125玉につき○玉頂戴します」「友人・ご夫婦間での出玉の共有を禁止させていただきます」といった新ルールを提示して、「なるほど、ぼくたちは全然困らないね♪」と相槌を打つ客は相当にリテラシーがヤバいんじゃないでしょうか? (平たく言うと、バカ)
もし、そうしたお客さま方――特に夕方からのサラリーマンが深刻な換金ギャップの影響を受けない調整をしてくれるなら、自分みたいな「時給3k以下は打つ価値ないぜえー」的スカした事を言わないショボイ専業者の場合、痛くも痒くもありません。
この手の話題で言えるのは一つだけ。自分たちみたいな不良客はホールの営業が優良だから咲いていられる「徒花」だって事です。
そういや、一物一価が徹底された際、福島の駅前店がパチンコ2.2円交換 / パチスロ9枚交換に舵を切ったのを思い出してP-WORLDを開いてみたらパチンコ専門店になってました。
ここのパチスロは全台設定4以上というのは専業者なら誰でも知ってましたが、「ツモったところで勝てない高設定」しか入ってなかったので、誰も打ちに行かなくなりましたよ。利益を取ろうと思うならいくらでも取れる業態ですし、パチスロを完全撤去したというのは、一般客も誰も打ちに行かなくなったんじゃないでしょうか? ちなみに、パチンコも設置の69%が1パチと0.5パチになってました。
自分も今日までここがこんな風になっている事を知らなかったんですが、低貸と低換金率営業があるなら、やはり一般客は低貸営業を選ぶんじゃないかと思います。4倍以上の貸玉料金を支払っても低貸営業より低換金率営業の方が「本当の意味で得なのだ」という事を実践し、浸透させていかないとダメでしょう。
てか、貸玉料金が安いからあまり負けずに済む。等価交換だから出た時にたくさん勝てる――店選び / 台選びでその程度の事しか考えていないのが一般的大多数のお客さんですからね。業界ズレして、そうした人たちを相手に商売してる事を忘れてはいけないと思います。
とりあえず、パチンコに関しては「1/320新内規」の下で、歪なゲージを作らなくても40以上のベースを実現できる「現状に合った機械」をメーカーに作ってもらわねばなりませんね。パチスロは現状に合った機械を作ると言うより「現状で作れる機械」が出て来るでしょう。ホールの換金に関する業態が古き良き時代に戻ったとしても、遊技機規則は戻らないのですから――。
さて――
昨日はあちこち回って試打してみましたが、安いし、つまらないし、気分が乗らずに撤収でした。
デビルマン-覚醒めし悪魔人間-
この台、右のゲージが悪すぎますね。微妙なマイナス調整でしたが、もう打ちっぱなしにする以外何もできませんでした。玉減りを抑えられれば甘い台なんですが……。
あー、たまには、まゆゆ打たせろやああーっ!
一日累計
+8.502k也。