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【ザッシュ】
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『ネクスト・ロック・ゲート』
あっちのポチーズが駄犬だった件
掲載:2015/8/21 12:20

以前書いた、NO店では「7のつく日」に止め打ち・変則打ち等の攻略打ち禁止の放送が流れないという件――。
 
自地区同系列店は年中無休でうるさく、何かしようものならインカムで速攻、店員が飛んで来るのだが、県内他地域でもNO店同様の店があるらしい。
普段は後ろに立ったり、店員の注意喚起が凄まじいのに「7のつく日」に限っては黙認してくれるというのだ。
 
 「回収日に抜きに来んな。空気読めよ、こら」って事ですね。
 
今さら「ホールは黙認の世界。目立たないようにやれば大目に見てくれる」なんてたわけた事を言う人はいないと思います。技術介入を黙認してくれるかどうかはホールの度量の問題。現場の店員の目視のみで客の技術介入を確認しているホールなどありませんし、TYや電サポ中のベース異常はアラームですぐに伝わります。
 
本当にこういう事は考えなくてはいけません。もう、いかに精度の高い技術を習得し、高額な期待収支を叩き出すかだけを考える時代ではないのです。自分たちみたいな人間はホールが大目に見てくれるからこそ生きてられる存在なんですから――。
 
そんなわけで、平常営業で出来る立ち回りはNO店が出す気のある台に座るか、大目に見てくれる類の調整ミスを探すという立ち回りになります。
今だとハネモノ = うちのポチーズRXですね。新台という名の旧台で、他店に当てはまる立ち回りじゃありませんが、丁度良い機会なのでハネモノの考え方を解説します。
 
まず、デジパチとの大きな違いは大当たり確率が不定で同じ機種でも店ごと / 台ごとに異なるという事。エグイ店だと取説通りの角度で設置していない(ネカセを変えている)し、取説通りの角度で設置していても役物には個体差があります。個体差が生まれる要因は製品の成型・組み立ての誤差などです。
 
なので、データ機器のV入賞率で最低と最高を把握する事から始めましょう。上手く行けばこのくらいの確率でV入賞する台だという認識を作るわけですね。
それが出来たら、後はひたすら打ってデータ取り。「自分ボーダー」を作って、「この店 / この台のこの開き幅なら打てる」という攻めのポイントを見出すのです。
 
で、役物が強い個体と認識している一昨日の台に着席してみたのですが――
 
 
[1台目]
 
___9__16R_________1k
__24__ヤメ
 
 
大当たり終了後、500コ少々打ち込んで、鳴いたのは24回。超微妙に2チャッカーを締められたのだと思います。2チャッカーが鳴いてくれません。結果、現在の拾いは5コ/1kになりました。
一昨日のデータで拾いに対するV入賞率は1/11.05ですから、11.05コ分の玉を役物に放り込むのに要する玉は (11.05÷5)×250=552.5コ。ポチーズの平均R数は7.67R。1R=66コだったので、66×7.67=506.22コ。大当たり1回ごとに46.28コ分の遊技料を負担する調整という事になります。
 
無論、この程度の試行で出した期待値など正確とはほど遠いものですが、粘る理由も無くなったので「クセ悪」と認識しているもう1台に移動する事にしました。だって、今日は20 396G V入賞率1/19.8で捨てられたんだもの。「ネカセを直したの? 何、これ?」と――。
 
 
[2台目]
 
_14__3R__________1.5k
_28__7R__________1.5k
_22__3R
__9__16R
__5__7R
_44__7R
_27__3R
_10__3R
__1__3R
__3__7R
 
 
ホントにネカセを直したんでしょうかね? ここまでV入賞率1/16.3です。しかし、SPルートからの玉がストッパーに引っかかりません。隣台なら受け止めてくれるような玉もモグラが弾いてしまいます。
 
また、緑の磁石についた玉は絶望的です。回転体の下を左右に動く振り分け板が弾いても明後日の方向に行ってしまいます。代わりに一般的な台では絶望的と思われる青い磁石がバカにできません。遅いタイミングで入賞した玉はポチ夫が直接シュートを決めます。
 
 
 
あっちのポチーズが駄犬だった件
このように命名しました !
 
 
 
個体差が大きいのはノーマルルートじゃなくSPルートなのかなあ? ノーマルルートからの入り方にもクセがあるし、ポチーズは複雑な個体差を持つ台のようです。
 
 
_42__16R
_34__7R
_14__16R
_18__7R
_23__16R
_26__3R
_59__16R
_48__7R
_20_16R
_14__7R
_45__7R
__8__16R
 
 
早い当たりは来ませんが、R数振り分けにも恵まれて、じわじわと玉が増えて行きます。しかし、「特別強い台ではなさそうだが、打てない個体でもないようだ」などと思っていたのはここまで。ついにポチが駄犬の本性を現しました。
 
 
_60__7R
_67__7R
 
 
デジパチで言うなら2倍越え。
 
 
__9__16R
_48__7R
_19__16R
_10__7R
 
 
少し好転したと思いきや……
 
 
_69__7R
105__7R
_47__ヤメ
 
 
2倍 / 3倍 / もうすぐ2倍で当たらず。ポチ夫のシュートが決まらーん!
 
ここまでの入賞率を均すと1/14.4。拾いは7.9コ/1kだから(14.4÷7.9)×250=456.6コ。1R=67.5コなので67.5×7.67=517.7コ。今のところ大当たり1回ごとに61.1コ増える調整ですが、どこまで落ちるか分かりません。時給1,000円切ってるし、「こりゃあ、あかん台だ」という結論で良いでしょう。
 
とりあえず、ね。言える事は、やっぱり下手なデジパチよりハネモノは面白いという事。ハネモノは本気になって打たないとダメです。でも、本気になるから面白い。
 
年配客ばかり打っている様子から「ぬるい台」なんて認識でいるととんでもない目に遭う「上級者向けの台」がハネモノなんですが、ストロークや釘の勉強になるので、その気があるなら挑戦してみてください。
 
 
(最終結果)
CRうちのポチーズRX
[総ハネ開放数]
・948回  
 
[総ハネ拾い数]
・433 (45.68%)  
 
[SPルート選択率]
・SPルート/ハネ拾い 33/433 (7.62%)
 
[V入賞率]
・V入賞数/ハネ開放 30/948 (3.16%)  
・V入賞数/ハネ拾い 30/433 (6.93%)  
 
[V入賞内訳]
・SPルート 9/ 33 (27.27%)
・ノーマル 21/412 (5.1%)  
 
[大当たり内訳]
 3R:  6
 7R: 15
16R:  9
 
【投資】
2,723円
【獲得玉数】
3,021コ
【収支】
+7,777円  
 
※鳴き・ハネ拾い数は1R=67.5コで算出。 
 
【鳴き数】
17.3G/1k
【ハネ拾い数】
7.9コ/1k  
【R数誤差】
+6.9
 
一日累計+8.685k也。
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