『ネクスト・ロック・ゲート』
本田宗一郎氏に学べ
掲載:2015/7/3 09:20
高校生にバイクを「運転させない」「買わせない」「免許を取らせない」
「三ない運動」が全盛期だった1980年代――。
本田技研工業の創業者・本田宗一郎氏は全国のPTAから「暴走族の親玉」と呼ばれ、徹底的な非難を浴びておりましたが、「高校生から教育の名のもとにバイクを取り上げるのではなく、バイクに乗る際のルールや危険性を十分に教えていくのが学校教育ではないのか」と発言しました。
この発言を機に全国の学校で「安全運転講習会」が始められ、「三ない運動」は終息に向かって行くのですが、この判例は「パチンコ依存症問題」に使えないものかと常々考えております。
POKKA吉田さんが「釘問題」に関する講義の中で面白いことを言ってたんですよ。
射幸性を抑えたところで全く依存症対策になどならないそうです。むしろ、得られる効果は「逆」なのだとか。
1パチに毎日入り浸っているおじいちゃんの方が、月に2,3回MAXタイプを打ちに来る若者より、大分アカン状態になっている――自分もそう思います。
また、ニューヨーク州のカジノではペニースロットという1¢から賭けることができるスロットマシンが人気で、これはパチンコで言うと1パチに当たるわけですが、向こうのメディアは「ギャンブル性を抑えたものは誰でも気軽に参加できるため、通常のスロットマシンより依存問題に発展する可能性が高い」という指摘をしてるそうです。
しかし、NHKの『クローズアップ現代』では、勝った経験が強烈に脳に焼き付けられてしまい、負けても負けても、勝った時の経験が忘れられず勝負にのめり込んで行くのが「パチンコ(ギャンブル)依存症」のメカニズムだと精神科医が解説してます。
【射幸(性)】 = 思いがけない利益を得ること。努力せずに利益や成功を手にすること。
低貸営業で脳に焼き付くほど強烈な勝ち経験をするのは極めて稀でしょう。
また、波が穏やかでギャンブル性の低い台が主流になれば、思いがけない利益を得る可能性が低くなりますし、努力せずに利益や成功を手にすることも難しくなります。やはり、強烈に脳に焼き付けられるような勝ち経験をする事は少なくなるでしょう。
ゆえに、射幸性を抑えたところで全く依存症対策になどならないというPOKKA吉田さんの説は自分的に「???」で、相槌を打てるのは一部分だけなんですが、ぶっちゃけた話、「射幸性を抑えれば依存症対策になる or ならない」という議論自体がナンセンスなんじゃないでしょうか?
そこにパチンコ屋やカジノがあるなら、どんな営業をしようと必ず依存症に陥る人が出ます。ゆえに、依存症に対する事前の注意喚起と事後のケアをセットで行うシステムを構築して行かねばならないと思います。
大体、おかしいでしょう? ホールに客が押し寄せるような爆裂機が出るたびに規制して来た警察庁が、今は「客が減っているのは射幸性が高いからだ」と逆の話をするんですから。
これは、業界を押さえつけるためのロジックを変えて来たって事です。 「射幸性を抑えたから遊べる」とか言うライターやホール関係者がいますが、ホント、この人たちはバカなんだか腹が黒いんだか悩みます。
遊べるかどうかはホールの調整次第。警察庁のロジックの尻馬に乗って、思いがけない利益を得る可能性が低く、努力せずに利益や成功を手にすることは難しい台を宣伝しても、客は「全然勝てない! パチンコ、つまんねーじゃん」でおしまいです。
射幸性 = のめり込み要素につき、警察庁にのめり込み要素をあらかた奪われ、本当につまらない遊びにされてしまう前に、世間の非難を浴びない射幸性の売り方を考えるべきでしょう。
とりあえず、しょっちゅう時差営業したり、ライターを呼んだりしてる店長に「庶民から依存症対策の名のもとにパチンコを取り上げるのではなく、パチンコを打つ上でのルールや危険性を十分に教えて行くのが業界と行政の仕事ではないのか」なんて言って欲しくないわな。あんたのような人間が仕切っている店で打つのが一番危険だって! 盗人猛々しいとはこの事だ。
ちなみに、本田宗一郎氏のエピソードで自分が一番好きなのは、1986年、F1でのホンダターボエンジンの圧勝を面白く思わないFISA(現FIA)がターボエンジンの段階的禁止、及び1989年から自然吸気エンジンのみへ移行する決定を下した時のものです。
これに憤慨したチーム監督の桜井淑敏たちが氏に直訴しようとしたところ、氏の口から出たのは「ホンダだけがターボ禁止なのか? 違うのか、バカな奴等だ。ホンダだけに規制をするのなら賢いが、すべて同じ条件でならホンダが一番速く、一番いいエンジンを作るのにな。で、なんだ話ってのは?」という言葉でした。
桜井監督たちはすっかり嬉しくなってしまい、「いいんです、何でもありません」と氏の前を辞したそうな――。
「釘問題」も、その着地点が何らかの規制であったとしても、それはグレーゾーンに白黒つくって事ですからね。
もう一つのグレーゾーン = 「三店方式」を警察庁は合法と言いませんが、それ以上に違法とも言いません。言われたらこの業界が終わりますが、警察庁にも60年におよぶ不作為責任の追及が待ってます。ゆえに、「釘問題」で摘発を受けずに生き残れたホールは実質的にグレーゾーンから解放されるという事になるでしょう。
着地点によっては、自分がサヨナラになりますが、コンプライアンス遵守でこの業界には生き残って欲しいです。
なお、稼働の方はと言いますと、ずっと
ぱちんこAKB48 バラの儀式 Sweet まゆゆ ver.を打ってました。
サブ液晶 / カットイン・ゼブラ
かーらーの
みいちゃん、怪獣に敗北……あうう
とうとう欠損の累計が大当たり81.05回分になったんですが、そのうち78.62回分をたった1台のまゆゆが叩き出してます。
師匠はこういう台を「基板に来ている電気が悪い台」と呼び、「ハマるのは他の人に任せて、お前も良い電気が来ている台を打て」なんて言ってましたが、本当に基板に来ている電気には良し悪しがあるような気がして来ました……。
(最終結果)
CRぱちんこAKB48 バラの儀式 Sweet まゆゆ ver.
[総G数]
・2130G
[初当たり確率]
・14/2130 (1/152.1)
[トータル確率]
・27.7/2130 (1/76.9)
[大当たり内訳]
突確 : 0
6R : 26
12R : 5
【投資】
38,378円
【獲得玉数】
2,500コ
【収支】
-29,878円
※回転率は出玉1R=85コ(MUSIC RUSH中の増減込み)で算出。
【回転率】
20G/1k
【仕事量】
+27,019円
【誤差】
-186.2R
【ぱちログ達成状況】
推しメンレベル : 1273(峯岸みなみ)
ぱちコレ達成率 : 99%