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【ザッシュ】
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『ネクスト・ロック・ゲート』
警察庁、釘曲げ違反の対処を通達
掲載:2015/6/25 08:50

「遊技機性能調査」を行っても一向に自助努力しようという姿勢が見られない、この業界――。
 
早くも警察庁がキレてしまいました。6月23日付けでホール5団体に対し、『デジパチに関して一般入賞口に全く玉が入らないぱちんこ遊技機について』と題した文書を送付。
改造により遊技性能が変更されたデジパチのうち、少なくとも一般入賞口に全く玉が入らない仕様に改造された遊技機については、風営法施行規則の「獲得することができる遊技球数のうち、役物の作動(大当たりという事)によるものの割合が著しく大きくなることがある性能を有する遊技機」および、「遊技の結果が偶然により決定されるおそれが著しい遊技機」に該当し、これら遊技機を設置して営業を行う行為は、風営法第20条第1項に違反すると通達したようです。
 
以下、該当する条文。
 
 
(遊技機の規制及び認定等)
 
第20条 第4条第4項に規定する営業を営む風俗営業者は、その営業所に、著しく客の射幸心をそそるおそれがあるものとして同項の国家公安委員会規則で定める基準に該当する遊技機を設置してその営業を営んではならない。
 
 
 
警察庁、釘曲げ違反の対処を通達
パチンコホール法律ハンドブック
 
 
 
普通にアマゾンで買えます。10年前に買ったので、現在はさらに改訂を重ねていると思います。監修はPCSA法律問題研究部会。
 
これによると、釘曲げにより、獲得することができる遊技球数のうち役物の作動によるものの割合が著しく大きくなるよう改造された遊技機は、遊技機規制違反、かつ無承認変更違反ですから、量定区分A = 営業取り消しですね。
 
また、6月11日の日遊協通常総会の講話では警察庁保安課長が、釘曲げの状態で検定を受けた型式に属する遊技機として販売、あるいは遊技機取扱説明書の内容が正しく記載されていないことが判明した場合、遊技機の検定取消と、メーカーを5年間の検定申請資格剥奪に処する旨、言及していたようです。
 
警察庁の一連の発言・動きからは「お前ら、ここまで言わせるのか」という怒りが伝わって来ますね。
ルパン? 牙狼? キャプテン翼? ――要らないんじゃない? MAXタイプのシェア50%超なんて市場ができ上がったら、検定取消によるMAXタイプ大量撤去なんて事態も起こりそうだ。
 
とりあえずユーザー視点で予想しておかねばならないのは、今後導入されるMAXタイプが甘く扱われる可能性は低いという事。そして2016年が来るまでに、ゲージやスペックを含め、パチンコを取り巻く環境は大きく変わるという事でしょう。
 
その新たな環境の中で、自分のような人間に居場所があるのか分かりません。無けりゃ消えるしかありませんので、その際は「ざまあみろ」と笑ってください。
 
明日からは、また稼働報告中心のブログに戻りますね。この社会不適合者が消えるか残るか、醒めた目で見届けていただければ、と――。
 
一日累計+9.661k也。
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