『空回り30秒のパチスロ』
5号機サルベージ計画~2027~
掲載:2015/4/20 01:00
気分次第連載の5号機サルベージ計画。今回はエヴァシリーズで一番打ち込んだ『エヴァンゲリオン~まごころを君に~』の思い出を語ろうかと……思ったけどヤメ。ノーマルばっか書いてもね。
……この後、エヴァシリーズは『約束の時』『魂の軌跡』『真実の翼』『生命の鼓動』『EVA.ART』『決意の刻』と進んでいくんだけども、俺は『まごころ』が一番好きだったなぁ。
基本的にノーマルに天井ついたり、フリーズが装備されているの嫌いなんだよね。決意の刻に至っては、手始めに筐体の下皿を直して欲しい。あれ上手い事、メダルを箱に移せないのよ(汗)何で台形なのよ??
さて、エヴァの話はこれくらいにして(またどっかで書くかも)今回は奇跡の台。ユニバやサミー、俗に言う大手を退けて、こういっちゃぁ何だけどマイナーメーカーの機種がホールを席巻した奇跡。
これ以上、演出が騒がしくても流行らなかったし、このタイミングじゃなきゃ人気は出なかった。「待って、潜水艦が見える!!」そんな言葉をスロッターの脳裏に叩き込んだ名機。
2027。
本当、今考えても絶妙なバランスで人気が出たんだと思う。実際その後の後継機やマイナーチェンジ機。2027を強く意識したタイムリミットとか……全く人気でなかったからね(汗)
時代のニーズは当然ながら、演出やストーリー。キャラの魅力。全てが奇跡的なバランス。個人的に一番大きい要素だったのは音。この台、ベル成立時やらアツイ演出の音が凄くいいのよ。
本当、色んな要素が絡まって人気でたんだろうなぁ。解析が遅かったし、そもそも謎システムだったから、スロ仲間と模索しながら楽しめたね。やっぱ『謎』っていいよね。解明したくなるもん。答えってのは8割ぐらいで丁度いいのよ。
知っている人ばかりだと思うけど、簡単に説明すると……この機種はボーナスがゴミ。出現率は『1/99-1/96』だけども、肝心の純増が28枚程度。とてもじゃないけどボーナスじゃメダルを増やせない。んじゃ何で増やすか。今では当然だけど、答えはART。
ARTメインでメダルを増やす。5号機で、それを最初にやった機種じゃないかな??
今の押し順ARTと違って、左リールの色目押しが必要だし、油断して『JAC』揃えるとART自体が終わっちゃう。ボーナス成立後のリプレイ確率アップした状態で、ボーナスを揃わないよう延々と遊戯する。このシステムには、当時びっくりした。
本当、革新的だったと思う。1Gあたりの増加は1.8枚程度。ARTことバトルモードにいれてしまえば、最低でも70%ループ。ま、1SET20Gだから単発だとどうしようもないんだけどw
そこで出てくるのが、俺を含む、多くのスロッターを虜にした。
……ピコーン。
「待って!!潜水艦が見える!!」
継続率95%の赤7。設定1でも1/1638。設定6なら1/819。これさえ引いちまえば、あとは設定差無しの継続勝負。
俺の最高継続は2020Gで一撃枚数は3397枚。今思うと時間の割にって感じだけど、秀逸なストーリーのおかげか全然飽きなかったんだよなぁ。(今打ったら飽きそうだけどねw)
打っていると継続確定パターンも覚えてくるから、バトル演出中は「泡でろ!!泡!!」「別に気持ち悪く無いって!!」と祈りながら打ってた覚えが。逆にストーリー演出中の、話を切り上げて終了パターンは、復活も無しの完全敗北確定だった……ような。
とりあえず。
お嬢が好きだった。本当キャラの魅力があったね。小宮とかヒゲとか。
あと2027は甘かった。ART間でハマっている台=潜行PT(継続率に加算)が多いって計算が成り立つから、PT狙いでも全然勝てたんだよなぁ。設定6だけ別格にPTが貯まりやすかったりと、とにかく設定6は優遇されていた印象が。
……4号機に比べ、制限が増えた5号機。
その中で『新たな道』を指し示した奇跡の台、2027。黎明期だからこそ、各メーカーが模索して画期的な台を市場に送り込めた。そのいい例だと思う。ある意味で5号機の突破口となった機種なのでは無いかなと。
残念ながら後続機はイマイチ、というか、かなり微妙な出来だったけども、『モエるまりんバトる』と共に『潜水艦もの』として語り継がれる事に……って、以前にストーリ完結したの??これ??
2では完結せずに、むしろここからって感じだったけど、3とか打ったら分かるのか??
多分わかんねぇんだろうな(汗)
CLOSED BGM
運命の瞳 / 2027OST