『ネクスト・ロック・ゲート』
後出しじゃんけんみたいなものかと?
掲載:2015/3/11 08:15
昨日の昼食でメンチカツサンドを食べたら、歯が折れました。
何やら口中にガリガリと異物を感じるので取り出してみると、折れた歯。
20年以上前に治療した歯が内側から虫歯になり、弱くなっていたらしい。
されど、メンチカツ――ロースカツでもヒレカツでもなく、メンチカツ。
あまりの情けなさに豆腐の角に頭を打ちつけて死にたくなりました。
そんなわけで、何の話をしましょうかねえ。稼働意欲が一気に削がれたというか、調子が良いと稼働する気にならないのは何だって感じですが、程よく負ける事も打つモチベーションを維持する上で重要な事なのだと改めて認識した次第です。
では、打ち続けるモチベーションの維持という点で外すわけには行かない「演出の捉え方」の話でもしますかね。
先週、記事にした
甦りぱちんこ花満開を製作したソフィア研究開発部でも、現在の遊技人口の減少の理由のひとつに演出のインフレ化を挙げ、「演出の種類が豊富になっていく中で、ドキドキ感や期待感よりも『本当ににこの演出で当たるのだろうか』といった不安感を抱いて、パチンコから離れていくプレイヤーがいる」と訴えております。
自分もこれは確かにあるだろうと思いますが、演出がシンプルになったら当たりやすくなるなんて事は絶対にありませんので、そこの所は勘違いしないでください。
パチンコの演出は、既に内部的に大当たりか否か決まっているものを焦らしながら液晶に表示しているだけです。取得した乱数が大当たりに規定されているものでなければ、演出が豊富だろうがシンプルだろうが絶対に当たりません。そして、大当たり乱数が出現する確率は遊技台個々の仕様で決まってます。
シンプルな機種で大ハマリして淡々と回り続けるデジタルを眺めていたら、「少しはドキドキさせてくれよ」と思うはずだし、次は演出の種類が豊富な機種を打ちたくなるんじゃないでしょうか?
だから、結論として言えるのは、ホールにはシンプルな機種と演出の種類が豊富な機種、どちらもあって然るべきだし、客は好きな方を選べばいいという事です。
その辺り、ご理解いただけたでしょうか? では、演出の種類が豊富な機種を楽しむ上で必要な心構えを提案しましょう。
勝てる調整になっている演出の種類が豊富な機種より、ガチガチで負ける調整になっていてもシンプルな機種が好みという人は読み飛ばしてください。勝ち負けより演出の仕様が重要という人には不必要な心構えだと思いますので。
まずですね、パチンコはじゃんけんで相手の後出しを待っているような遊技だと思ってください。自分はチョキを構えて待っているわけですよ。あいこは無し。相手がグーを出せば負け。パーを出せば勝ち。そこに、「さあ、パーだ。パーを出すぞ」と煽って来る相手が遊技台。
そう思えば相手の煽りを見極め、「パーを出す」というのが本気かどうか確かめる作業に意味が出て来ます。
「疑似3まで行ったけど、何かカットインが弱いよな。嘘だろ!」みたいな。
相手がグーを出したら「お前がやる事はお見通しだ!」と言ってやれるぐらいまで、機種の演出フォーマットを熟知したら、ある意味で勝ちだと思いますよ。
疑似3 / 赤保留 / 熱狂GALAXY LIVEZONE
例えば、これは派手だと思うかもしれませんが、ランクSの演出が一つもありませんよね? さらなる保留レベルUP / ローズ48フラッシュ / 推しメン超絶カットイン / サプライズボタン――この辺りが絡むか、SPリーチの後、じゃんけん大会やチームサプライズSPSPリーチにでも発展しなければハズレてもおかしくないパターンです。
京楽系の場合、ハズレるにしても途中に必ず弱い展開が入るので、全く納得できないハズレ方というものを自分はした事がありません。
「納得の行かないハズレ方ばかりする」という人は、先週の記事で書いた通り、知識介入で歩み寄っていただければ、と。
ゼブラとか、サプライズボタンとか、激アツのセリフとか、極めて期待度が高い演出がガセる際は、予告や保留変化、疑似連、何かしら弱い部分があったはずなのです。
また、
ぱちんこAKB48 バラの儀式の場合、ぱちログ(携帯連動サービス)で先読みの頻度、超絶カットインやサプライズボタンの信頼度、Air-VibとP-フラの発生率をいじれますんでね。
その辺りをカスタムしておけば、まず納得の行かないハズレ方などしないでしょう。
要するに――
「何じゃ、この苦いコーヒーはああーーっ!」
「お客様、テーブルの上の砂糖とミルクをお使いください」
ソフィア研究開発部はシンプルが売りの
甦りぱちんこ花満開に、予告無しの【クラシック】、先読みを楽しめる【予告】、完全告知の【告知】、という3つのモードを搭載しましたが、今の時代、演出に関する細かい好みはユーザー自身が各々で調整してくださいよって話ですね。
ともあれ、こうした風に演出を楽しみつつ打つためには「心の余裕」が必要です。心に余裕をもたらすのは、「潤沢な資金」あるいは「勝ちの見込める環境」「負けても予算内に収まる環境」でしょう。
念のため、「これ、無くなっちゃったらどうしよう」的なお金を使ってヒリヒリした勝負を楽しむのも否定はいたしません。
ただ、本当にお金が無くなって逆ギレするのは「残念な人」なので恥ずかしいよとだけ言っておきます。
最後に――
今日は東北人なら忘れてはいけない、東日本大震災が起きた日ですね。
あれから4年。未だ23万人もの人たちが避難先での生活を余儀なくされている現状には何とも歯がゆいものを感じます。復興が進まないから避難先(避難所)を出たら暮らせないって、一体……。
とりあえず、今年も48グループ国内4つの劇場で行われる「東日本大震災復興支援特別公演~誰かのためにプロジェクト2015~」を観て、わずかながら義援金を送ろうと思います。
少しでも早く復興が進みますように。そして、震災で失われた御霊が安らかならん事を――。