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【ザッシュ】
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『ネクスト・ロック・ゲート』
過去の栄光!?
掲載:2015/3/2 07:25

『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の5巻が発売されたので【限定版】を購入しました。
 
特製外箱、フルカラー設定集、ポストカード×6枚、部隊章ステッカー。
【通常版】720円に対する1,280円(どちらも税込)という値段は全然高くありません。
ガンダムの名を冠するコミカライズ作品は数あれど、工業的な知識に裏打ちされ、ディティールに独自のアレンジを加えられたモビルスーツデザインの完成度は極めて高く、異例のガンプラ化までされている作品です。
フルカラー設定集に添えられた、作者・太田垣康男氏の解説文を読めば、デザインに対する理解が深まり、本編がより楽しめる事間違いなし。
 
こうしたウィジェットに凝る作品と言うのは、それだけで終わっているケースがほとんどなのに、この作品は脚本もしっかりしてますしね。
ページの隙間から血とオイルの匂いが漂ってくるような「一年戦争」は、ミリタリーマニアや一般のコミックファンでも楽しめるはずです。
 
それにしても……
 
これは間違いなく「過去の栄光」をいじくりまわしている作品なのに、今時のパチンコ・パチスロ開発のような「うんざり感」を感じないのは何故だろう?
現在、ガンダムというコンテンツでは、富野由悠季監督が『Gのレコンギスタ』という作品で「未来への提言」を行っているから? それとも、単純に『機動戦士ガンダム サンダーボルト』という作品が「過去の栄光」を超えているから――?
 
 
 
過去の栄光!?
『機動戦士ガンダム サンダーボルト』5巻【限定版】 / 『Gのレコンギスタ』
 
 
 
ともあれ、当業界ではいよいよF機動戦士ガンダム-V作戦発動-が導入開始です。
噂通り、全然売れていないようで、SANKYOは第4四半期の業績予想を下方修正。株価も急落と散々な結果を招いております。
ただし、大当たりを体験しやすいゲーム性とする事でファン人口の減少に歯止めを掛けようとのコンセプトで開発された、この機種は甘い台です。等価(持ち玉)ボーダーが16G/1kを切り、15G/1k台に入るくらいに――。
 
つまり、F機動戦士ガンダム-V作戦発動-のコンセプトに賛同したホールは少数に留まり、コンセプトを理解しても導入に対して慎重な姿勢を示すホールが多かったという事ですね。
SANKYO、セガサミー、フィールズといったメーカーとメーカー関連企業の決算報告が減収減益なのに対し、大手ホール企業の決算報告は軒並み減収増益。ホール企業はいい加減にしないと「メーカーが、メーカーが……」というエンドユーザーに対する言い訳が通用しなくなるんじゃないでしょうか?
儲からない機械をホール企業は入れたくない。すなわち、メーカーが玉単価の高い機械を作るのが悪いんじゃなく、玉単価が高くなければホールが導入しないというのが真実です。
決算報告の数字に出る前から、「現状を悪くしている主犯はホール企業だ」と自分は言い続けて来たけどね……。
 
なお、F機動戦士ガンダム-V作戦発動-は甘い台ですが、電サポ無し確変・電サポ抜け確変があるので、打つ際はそこの所を注意して下さい。一度潜伏すると抜けにくい上、その多くが4R当たりになるため、潜伏狙いの旨みも無い台です。
そうした状態ではなく、状況――SANKYOの開発コンセプトに賛同し甘く扱っているホールか、甘すぎるが故に締め切れていないホールを探すよう心掛けていただければと思います。
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