『ネクスト・ロック・ゲート』
自分を構成する要素
掲載:2015/2/24 11:30
自分は「紙の本」が好きだ。Kindle Paperwhiteなどは紙に印刷された文字や絵の質感をよく再現していると思うのだが、ページを繰る時の手触りまでは再現できていない。それは、今後も紙以外のメディアでは再現される事が無いだろう。
操作性だって他のメディアでは再現不可能だ。何かの折に読み返したくなり、「あれ、どこに書いてあったっけ?」なんて時も、「紙の本」だとプレビューしながら一気にページをめくれる。
「整理に困る」という意見もあるが、今まで読んで来た本というのは自分を構成する要素であり、自分を構成する要素が書棚に並んで行く様には充足感があるのだ。
てなわけで、今日、追加された自分を構成する要素はこちら。
木崎ゆりあ写真集『ぴーす』 / FLASHスペシャル グラビアBEST / 『ノー・ガンズ・ライフ』 / 『ベムハンター・ソード』
アイドル写真集とSFコミック……。
本屋のレジにドサッと置いた瞬間、何てマクロス的な世界観だと思ってしまった。自分は第1作目が好きになれなかったので、その後のマクロスシリーズは一切観ていないんだけどね。
とりあえず、ゆりあの写真集は買うっしょお。ただ、買うのを忘れてて、先週末の生誕祭を観て思い出したという事です。
『FLASHスペシャル グラビアBEST』は、岩立沙穂 / 篠崎彩奈 / 土保瑞希 / 村山彩希、チーム4メンバーが載ってたんで買っちゃいました。つか、ゆいりー(村山彩希)ウエスト細っ。グラビアも行けたんかい!
ゆいりーはチーム4のメインボーカルだが、声がとても魅力的だと思う。昨年の生誕祭の推しカメラではダンスが上手い事にも今更ながら気づいたが、実はゆいりー、かなりのハイスペックじゃないか! 埋もれてるよ、ゆいりーは。
昨年9月の朝日新聞の連載『AKB的人生論』では、研究生に降格して来た峯岸みなみによって屈折から立ち直った事を自身の口で赤裸々に語っていたのだが、こういう子は強いと思う。世間はもっと村山彩希に気づくべきだ。
『ノー・ガンズ・ライフ』は身体を機械に置き換え強化する「身体機能拡張技術」が普及した世界を舞台に描かれるSFハードボイルド。
銃頭の過剰拡張者・乾十三の言動は、やたら理解できすぎて困る。こんなもん描かれちゃ買うしかないです。
『ベムハンター・ソード』は星野之宣が1986年から断続的に描き継いで来たSF短編。ついにシリーズ完結。
2002年版・1巻(左) / 2015年版・2巻(右)
1991年にも「1巻」が発売されており、所有していたはずなのだが見つからなかった。
要するに「1巻」は版型や装丁を変えて過去2回発売され、3回目でようやく「2巻」に続き、完結に至ったというわけです。
『ベムハンター・ソード』は、本格的なハードSFが描ける作家・星野之宣の「短編の名手」としての手腕を存分に堪能できる逸品。
なお、氏は漫画家・北条司に強い影響を与えた作家でもあります。
そういや、『キャッツアイ』1話の瞳と俊夫のデートはSF映画鑑賞だったな、と。
結構なお年であるはずなのに、未だ創作意欲が衰えない氏は凄いと思う。
……ああ、今回はパチ・スロネタに繋げられないや。「ここはパチ・スロサイトだゴラアーッ!」という批判が来る前に謝っときます。ゴメン。