『ネクスト・ロック・ゲート』
腰と業界の破滅
掲載:2015/2/22 08:30
昨日、『八重の桜』の地域のS店に到着した時の事。駐車場にはパトカーが止まり、その周辺では職務質問らしきものが行われてました。
職務質問されてる30~40代と思しき男性の風体から察すると、今日の取材(動画撮影)のスタッフらしい――。
まあ、今は大変ですよね。このブログで再三述べて来たように、警察庁はライターの取材 / 動画撮影 / タレントの来店を出玉を想起させるアイコン = 射幸性を煽る営業と見なし快く思っておりません。
「出せばいいんだろう、客にサービスして何が悪い?」という話は論点がズレてます。警察庁の論点は「パチンコ依存症を問題視する声がこれほど高まっているのに、何故、射幸性に跨った営業をするのだ?」という事ですから。
自分個人の意見を言うと、依存症はそれに陥る個人が何らかの精神的な問題を抱えているから起きるものであり、依存対象物を取り上げた所で根本的な解決にはなりません。
参考までに、徹底的な取り上げ策を実践した韓国のギャンブル依存症有症率は何と9.5%。これは国際的な基準1~2%に照らして高いと言われる日本人の有症率5.6%の1.7倍にも及ぶ、異常な数値です。
だから、客に対してはギャンブルやその類似行為と、どう向き合えば良いのか指導、あるいは啓蒙して行く事が大切だと思うし、射幸性の提示方法も考えねばなりません。
攻略メディアはそれを担うべきで、単なるメーカー発の遊技機ガイドやホールの広告宣伝機構であってはならないのです。
とりあえず、こうした取材や動画の撮影に関わるライターの先生方に問いたい。
あなたは、「パチンコ依存症を問題視する声がこれほど高まっているのに、何故、射幸性を煽る事に協力するのか?」という問いに対して反論する言葉を持ってますか?
持ってないなら見識が低いと言わざるを得ないし、そんなあなたが携わるメディアは依存症患者を作り出し業界をさらなる規制に追い込む「害悪」になってしまうでしょう。
なお、「お前は昨日、その動画撮影で恩恵を受けただろうが」という批判も、自分はウェルカムですよ。
この批判は問題のすり替えなのだが、ちゃんと反論を準備してますんで。
――てな事を考えつつ、今日はブドウ畑で野良仕事してたんですが、いやー、腰が痛い。
今日の番犬
一日中、腰を屈めての作業でガタガタになりました。
「そら」助けてくれー。
「ご主人、クマは来てねえっす」キリッ
クマは今頃、冬眠中じゃーい! つーか、この辺りをうろついてたクマは昨年の晩秋に捕獲されました。
さすが、柴は小型でも狩猟犬。見張る様子も堂に入ってます。
にしても、ここはホント田舎ですよね……。