『ネクスト・ロック・ゲート』
ファースト・ラット
掲載:2014/10/20 08:00
♪ある日 森の中で見―つけたー どこかへ続く洞窟(ほらあな)をー。
MUSICカスタマイズ / 『ファースト・ラビット』
パチスロの新台販売の減少から入替予算が余るホールが増えるはずだと思いきや、パチンコは北斗の拳6作目が出荷台数10万台超、
まわるんパチンコ大海物語3も10万台超。さらに、エヴァのMAXタイプにトランスフォーマーも控えてます。
うーむ、お盆商戦前、10万台を超えるような出荷になる機種は
ぱちんこAKB48 バラの儀式が業界最後になるんじゃないかという話があったはずだが……。
何いっ!? ユニバが
アナザーゴッドハーデスをお犬様パネルで再販。SANKYOは急遽12月に
パチンコSTARWARSと
パチスロ蒼穹のファフナーを突っ込んで来ただとおっ!?
……狂ってます。ホールは機械を入れて抜いて、また入れて。
他業種からは「時世を顧みない消費型産業」と批判され、某遊協理事が公正取引委員会でホール企業の惨状を漏らすと、職員から「だったら、買わなければいいのでは?」とキョトンとした顔で返される。
この業界ってのは、他所からは誰が見ても異常なんですよ。
このまんまで良いはずがない、ホールは台を買わない勇気を持つ必要がある!
ところが、誰かが言い出しても♪まわりの友はー その暗闇をー ただ覗くだけで動かーないー。
悲しい事にね、エンドユーザーは新台に強く興味を持つから、ホールの「買わない」という選択はイバラの道になる事が明らかです。
長年、ここでブロガーやってると、みんながどのくらい新台に興味を持っているかというのが記事の閲覧数ではっきり見えるから、ホール関係者の気持ちは痛いほどに分かります。
新台を入れなかったホールは、新台を入れたライバル店に客をゴッソリ持って行かれるだけでしょう。
しかし、新台でむしられるのが楽しみなエンドユーザーなどいるはずがなく、「次の新台は、きっと――!?」という期待に裏切られる事の繰り返しが遊技参加者数1,000万人割れという数字に繋がっているわけです。
何か、この状況を見ていると、イソップ童話のネズミの話を思い出すんだよなあー。
いつもネコに酷い目に遭わされているネズミたちが集会を開き、集まったネズミのうち1匹が「ネコの首にスズをつけよう!」と言い出すやつ。
「それは名案だ」とみんなが賛成するんだけど、「じゃあ、誰がネコの首にスズをつけに行くんだ?」という話になったら、誰も名乗り出ないという……。
♪何があっても怯まずに、ネコの首にスズをつけに行く最初のネズミはいませんかーーっ!?
この業界で、こうした最初のネズミが必要なのはホール企業だけじゃないけどね。
とりあえず、自分はメーカーに気を遣うポジションにいないし、メディアから仕事をもらいたいとも思っていないので(つーか、断ってる)、業界を悪くしてると思えるものには好き放題に言います。
版権の使用期限の問題で投入された未完成台とか、ちょっとイマイチな新台でも何かしら良い所を見つけて伝えるなんて、今の攻略誌の編集方針ってのはホントたわけてるよなあ。
「台が面白いかどうかはユーザーが実際に打ってみて判断すればいい話」なんて言い分、グルメ雑誌に置き換えてみろというのだ。ブタのエサ食わされた読者が、同じ説明聞かされて納得すると思うか?
それが通るのが、この業界のおかしな所。
出さえすれば大抵の台が面白く感じてしまうように、台の良し悪しは味覚ほどはっきりしたものではないからだろうね。
攻略誌のこういう編集方針も、ホール企業から最初のネズミが出ない一因である事には間違いない。
ただ、ホール企業が「稼動が落ちるから攻略誌の解析をどうにかしろーっ!」とメーカーに突き上げを食らわさなければ、攻略誌がメーカー発の広告本になどならなかったんだけどさ。
やはり、ホール関係者というのは目先の損得しか見えないバカ揃いなのかもしれない……。
チームサプライズカットイン / 『最後にアイスミルクを飲んだのはいつだろう?』
なお、本日の稼働はと言いますと、特定日だったのでO店系列を回ってみたんですが、17.xG/1k以上の台は見つからず、展開に助けられる事もなく、さっさと撤収・帰宅でしたー。
一日累計
-8.032k也。