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【ザッシュ】
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『ネクスト・ロック・ゲート』
DK-SISが映す、業界の実像
掲載:2014/7/27 10:30

クッソ暑い! 車の外気温度計見たら40℃とか狂ってるよ。
 
今日は『ポニーテールとシュシュ』『Everyday、カチューシャ』『真夏のSounds good !』『さよならクロール』『ラブラドール・レトリバー』……と、AKBの夏ソングをヘビロテして店回りして来ました。
私的にはやっぱり、ポニシュシュに尽きますね。イントロのブラスが神すぎます。
 
そんな、神で選抜総選挙投票券が封入された楽曲より、絶対的エース・前田敦子センターでもない楽曲『ヘビーローテーション』が売れてしまったため、その後、AKB48のセンターは『Beginner』『チャンスの順番』と迷走するわけですが、ファンの支持は主催者の思惑や主観とはなかなか一致しないものです。
 
当業界でも色々とありますよね? ホールがウケると思って大量に入れた機械が大コケなんてのは、その最たる例です。
また、4月21日にUPした記事『コイン単価で見る市場の変遷』で述べましたが、「客量が減っているのは、コイン単価が高い機械ばかりになってしまったからだ」という打ち手側の認識の誤りは逆の例と言えるでしょう。打ち手が好むスペックとコイン単価に因果関係はないし、荒いと言われるAT・ART機のコイン単価は昨年から抑制傾向にあります。 直近の機種・ぱちスロ必殺仕事人リング 呪いの7日間も3.2~3.4円です。
 
しかし――!!
 
7月11日に発刊された『DK-SIS白書2013』によると、AT・ART機の時間粗利(コイン単価)は前年比+70円の970円。ノーマルタイプ、30φは▲30円下がっているのにAT・ART機だけは上昇。
現在は950円程に落ち着き、平均のアウトも10,000枚台に回復しているとは言え、コイン単価3.7円クラスの機械が多く発売された2012年より高いとはこれ如何に? 
 
アナザーゴッドハーデスは集計に入っていないはずですが、時間粗利を▲30円下げたノーマル、30φの平均アウトが-0.32~0.57%の微減に留まったのに対し、AT・ART機は-9.64%と1割近い減少。ヒット機種のコイン単価が高かったからでは、話の辻褄が合いません。2012年より設定使ってないって事だよな、と?
 
最近のパチスロが厳しく感じるのはメーカーのせいじゃないですよ。誤爆任せで設定を使わないホールが悪いだけ――。
 
ちなみに、そんなAT・ART機より、4円パチンコは時間粗利1,110円と辛くなってます。しかも、打ち手には「遊べるスペック」という認識が強いライトミドルが1,220円とMAXタイプに迫るボッタクリぶり。前年比+200円ですよ? 取りすぎでしょう。
なお、MAXタイプの時間粗利は1,300円ですが、前年比▲20円減です。そして、シェアを4円パチンコの60%まで拡大したにも関わらず、平均アウトは1.05%の微減に留まっています。
 
パチンコ・パチスロ共、全てのタイプ・営業形態で稼動が低下してる中、時間粗利を下げたノーマルタイプ、30φ、MAXタイプの下がり幅が小さい事は覚えておくべきでしょう。出玉でサービスする効果は、やはりあるのです。
ホールは「サービスしても稼動減では意味が無い」ではなく、サービスしても稼動の低下を免れないくらい、今は厳しい時代なのだと認識するべきだと思います。
サービスしていない機種は微減どころか、ハッキリと稼動が低下してるんだから、「出玉によらないサービス」なんて、いかにたわけた理屈か――。
 
我々が間接的な顧客にすぎないメーカーはともかく、直接の顧客であるホールには、しっかりエンドユーザーと向き合ってもらいたいものです。
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