『ネクスト・ロック・ゲート』
スペックはボーダーで一発
掲載:2014/7/17 09:00
今日は
スーパー海物語in沖縄3HMEがダメだったので、某機種を打ちに店移動してはみたものの、入店すると某機種は締め……。
白服がカットインしちゃ、無理だわなあ。
そこで、ここのホールの甘デジコーナーを片っ端から試打してみる事にしました。
釘が読めても初見の台の回転率は読めません。該当機種のボーダーを調べて、この位なら可能性がありそうと思える台を打って実際の回転率を確認します。
ここは電サポ中のベースよりTY(アタッカーの出玉)が心配な店なので、その分を考慮する必要はありますが、表記ボーダーが1以上跳ね上がる事はない釘でしょう。
専業者が「ボーダー」なんて言葉を使うのは珍しいですが、自分は使いますよ。機械のスペックを測るのにも便利ですから。
等価ボーダーで16.xG/1kなら甘い台 / 17.xG/1kだと並 / 18.xG/1kでは辛め / 19.xG/1kはズバリ辛い! / 20.xG/1k以上だと作った馬鹿に殺意を覚えます。
「稼動が上がる」とホール関係者が絶賛するボーダーの高い台ですが、大量導入されたり、多くの打ち手を魅了するようなヒット機種って出ませんよね。その理由は分かりますか?
それは、パチンコとして面白くないからです。
●等価ボーダー計算式
初当たり確率分母 / ( 初当たり平均出玉 / 250 )
この数式を見れば分かると思いますが、初当たり確率分母に対し初当たり平均出玉が少ないからボーダーが高くなるのです。
初当たり平均出玉が少ないという事は、どういう事か?
確変に入ってもウサギのフンみたいな出玉がパラパラ連チャンするか、少しまとまった出玉が落ちて来ても継続率が低く、すぐにループアウトしてしまうという事です。
連チャンはパチンコの華、一撃の大量出玉はパチンコの醍醐味。華や醍醐味がない台の人気が出るはずはありません。
通常時の変動で、「この演出、次はどうなるんだろう?」という好奇心を満たすのに要するストレスは軽く済みますが、ただそれだけの話――。
【還元率の高い台 = 遊べる台】なんですが、【1k辺りで回せるG数が多い台 = 遊べる台】と勘違いしているレベルの低い打ち手の好奇心を満たした後は、「何か最近、パチンコつまらないなあ」と思わせ、卒業予備軍にしているのではないかと心配になります。
パチンコの華や醍醐味になる部分を追及した結果、【ボーダーの低い台 = 甘い台】になる京楽や、サンセイ(牙狼)の物作りの方向性は極めて正しいと思う。
だから人気出るんだよ、ギミックの出来や、版権力だけの話じゃない。
――てなわけで、色々打ってはみたものの、生活をかけて打ちたくなるレベルの台は見つからず稼働終了。
とりあえず、新台( ! )の
ミニミニモンスターは作った奴も入れた奴も凄い。暑さで脳みそが溶けてるんじゃねえか? っつーか、最近の台の演出インフレがどーのと言ってる人は沖海3を海モードで3日間打った後、この台を打ってみると良いね。
大抵の台が名機に感じるはずだから。
コンビニにて
タバコの補給に立ち寄ったコンビニで、クワガタと戯れながら思いました――「大衆娯楽の域を越えて利益を追求する腐れホールでも回せる台を!」とメーカーに声を上げるより、「華のないクソ台を導入する金があるなら人気台を回せ!」と腐れホールに言ってやった方が良くないか?
辛い台を「遊べる」と勘違いしている阿呆な打ち手の声を、これ幸いと捉えた腐れホール関係者がパチンコをつまらなくしているんじゃないだろうか?
「この台は遊べる」とか「遊べない」とか、批評したいなら、少なくとも遊技台のスペックくらい測れるようになろうよ。
確変継続率とか、16R比率とか、潜伏する割合とか語っても、そこはゲーム性の部分だから測れないのよ。スペックはボーダーで一発。
甘い台だと分かれば、マイナス要素と捉えていた潜伏割合の高さ――当たっているのに出玉になって落ちて来ない潜確のイライラ感もドキドキ感に変わるかもよ?
一日累計
+3.967k也。