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【ザッシュ】
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『ネクスト・ロック・ゲート』
対決の熱量
掲載:2014/7/6 11:05

えー、『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』の監督インタビューを読み逃していたザッシュです。
監督インタビューが無いなんて変なパンフレットだなと思いきや、ページとページがくっついてて気づかなかっただけという、ね……。
 
そんなわけで、読んでみた所、今回のドキュメンタリー映画でインタビュー部分がほとんど無かったのは意図的なものである事が分かりました。
あとづけでインタビューを入れると「あれはこういう意味だったのか」と知れる場合もありますが、収まりが良すぎてしまう所もあったので、今回はよりメンバーのパーソナリティを生かせるやり方を取ったようです。
弊害としてAKB初心者には分かりにくいと言うか、メンバーを知らなけりゃ感情移入しにくいものになってしまった感はありますが、『AKB48SHOW!』で放送された別バージョン『DOCUMENTARY of AKB48 A to Z 2014』は思った通りAKB初心者でも楽しく観れる構成になっていましたし、そもそもドキュメンタリー映画が観たいなんて思うのはコアなファンですもんね。これで良かったと思います。
 
 
 
対決の熱量
入場者特典やら何やら
 
 
 
ちなみに、昨年放送されたドキュメンタリー映画の別バージョン『DOCUMENTARY of AKB48 +10 +1』も観直してみたんですが、本当に感慨深いものが込み上げて来ました。
2012~2013年の記録ですから、まさにぱちんこAKB48 バラの儀式の制作時期に重なります。「この時期のAKBがもうすぐ出るのか~」と。
 
ご存知の通り、自分の興味はすでに超選抜組には無いので、何を語ろうか悩む所です。
今は、【前田敦子 vs 大島優子】の時代が終わり、【指原莉乃 vs 渡辺麻友】の新2強時代――で、自分はAKB48がここまで来るためのエンジンに最初の火が入ったのは、グループ黎明期、マイクを握った大島優子が「(チームAには)絶対に負けたくねえ!」と客席を睨みつけた瞬間だと思っているわけですよ。
 
大島優子が立っているのはステージではなく、四方をロープで囲まれたリングの上だと思えば分かりやすいんじゃないでしょうか?
ドキュメンタリー映画を手掛けた高橋栄樹監督は、前田敦子と大島優子の違いを問われて、「前田敦子は孤高の人。AKB48の苦難の歴史そのものを背負い、祭り上げられて、神の子が昇天するように卒業して行った」と答えてるんですが、そうすると大島優子はその孤高の人――チャンピオンに挑んだ挑戦者という事になります。
 
神に挑む人間的な見方をすると、いささか崇高すぎますが、こうした格闘技的な熱がAKB48にダイナミズムを与え、ドルオタばかりか一般人までも巻き込む大きなムーブメントの一因となったのは間違いないでしょう。
だから、【指原莉乃 vs 渡辺麻友】 すなわち、【バラドル vs アイドル】という図式には熱が足りないような気がしてしまうし、【前田敦子 vs 大島優子】に近い熱量――指原莉乃と渡辺麻友が神の子に見える位置関係を探すと順列下位のメンバーに行き着くわけです。
 
……いや、こんな方法論で西野未姫を探したわけじゃないですけどね。
研究生公演を観たら、大きなフリでこぼれそうなぐらい目ん玉見開いて、ブッ壊れたタコメーターみたいな勢いで踊りまくっている子がいて、「一体、この子は何者だ?」ってなっただけです。
パンフレットに寄せられたAKB論客の「5年後の『神7』予想」でも、7人中3人が西野の名前を挙げており、彼女は来ると思いますね。
今年の総選挙の壇上では、本人が「AKBのセンターになれるような存在になりたい」とハッキリ宣言したし、やる気も十分です。
 
何はともあれ、こうして考えて来ると、大島優子が持っていた熱量はつくづく巨大なものでした。
その未開封だった一部の熱量が開放されるまで、あとわずか――。
 
心して、ぱちんこAKB48 バラの儀式の登場を待とうと思います。つーか、明日出せいっ。
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