『ネクスト・ロック・ゲート』
ホールの収益拡大策の問題点
掲載:2014/4/19 10:15
四半期に1度の「パチンコ景気動向指数」の調査結果が、業況感回復も規模間での格差は拡大と発表された今日この頃。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
「パチンコ景気動向指数」とは、かいつまんで言うと、景況感を問う設問に対し、ホール事業者から「良い」「悪い」などの形で答えてもらい、「良い」の比率から「悪い」の比率を引いたものです。
この調査を今年の3月17日から28日にかけて実施した所、大規模事業者は+11.4ptと6期ぶりにプラスを記録したものの、小規模事業者では前回比+27.2ptの回復を見せているにも関わらず-37.5ptで、大規模事業者と小規模事業者の景況感は過去5年間で最大となる48.9ptもの格差となったとの事――。
しかし、私的に注目だったのはソコではありません。それは、ホール事業者が今後取り組む(継続する)という収益拡大策の上位に、「中古機活用の増加」「新台入替費用の削減」「広告宣伝費の削減」が挙げられている点です。
ホールの軒数が減り続け、大型化もそろそろ頭打ち。
メーカーが前年度以上の業績を上げるには入替需要の加速しかない現状で、ホール側がこうした施策を打ち出して来たという事は、今後、メディア上で語られる状況とホールの実状はますます乖離が進むんじゃないでしょうか?
誌面やサイト上のトップで扱われている、いかにもビッグタイトルな機種が、いざ導入日を迎えたら4~5台しか導入されなかったとか、最初からバラエティー要員だったとか、数ヶ月前にリリースされた機種が代わりに入って来たとか……。
入替需要を潰さないため、イマイチだったり、旬が過ぎた台のテコ入れを望まないメーカーの意向を組んだクソ忠犬ライターは、新台の提灯記事ばかり書き散らすんでしょうしね。
新台は機械代の回収からが基本の現状、そんなクソ犬どもの話を鵜呑みにしたら、遊技ばかりか収支的な意味でもクソ面白くない目に遭う可能性が高い。
メディアから得た情報に従って行動した結果、面白くない目にばかり遭うからユーザーが離れて行くのだと思います。
我々が遊技台に触れる接点であるホールと、触れる上で必要な情報を得ているメディアの間にズレがあるのは由々しき問題でしょう。
とりあえず、メディアはメーカーからの解析情報と広告料収入が無ければ立ち行かないからホールよりメーカーに寄り添うし、そうした事情を理解しているオトナなライターがメディアに重用されるという点は理解しておいた方が良いと思います。
誤解のないよう繰り返しますが「理解」ですよ、「納得」じゃありません。
自分達が、連中のオトナの事情の犠牲になる事を受け入れなくちゃならん言われはない――!
てなわけで、我々自身の収益拡大策を述べると、もう答は現場にしか無いと思います。
念のため、自分は勝つ事にこだわって行動しているし、みんなももっとこだわれと提案してますが、それは勝ちにこだわってもらう事が安く遊んでもらえる事につながるだろうと思っているからです。
今まで月平均50k負けていた人が30kで済むようになれば、それは安く遊べるようになったという事で、すなわち遊技満足度の向上だろう、と――。
だから、この場合の「収益」は安く遊ぶという意味も含むし、負けている客を見下す意図も自分にはありません。
しかし、今日の現場にあった答は……。
いつものO店が締めていたので、他を回ってみたものの、「他はこんなにキツイんか!?」とびっくりしてしまうような締めっぷりでした。
海でベース16、他機種は14以下。0.5kでデジタルが1Gも回らないなんて台もありました。
当然、そんな店には客もいませんが、これはヤバすぎでしょう。
もしや、GW明けにいきなり閉店ですかね?
現行機種でベース14は機種スペック・換金率を問わず、相当な調整です。
一般的なパチスロの最低設定――PAYOUT97.5%よりも負けますんでね。
それ以下のベースでも打ちたいなら、低貸コーナーでどうぞとしか自分には言えません。
それにしても、こんな調整で「中古機活用の増加」「新台入替費用の削減」「広告宣伝費の削減」といった経費削減策を実施すれば、この先どうにかなると考えているなら、ホール関係者も頭がおかしいと思います。
還元率7x%のパチンコなら、みんな公営ギャンブルに行きますって!
一日累計
-6.962k也。