『スカイ・ロック・ゲート☆』
総選挙に向けて語ります
掲載:2014/3/24 12:40
3月22日に発表された、AKB48 37thシングル選抜総選挙の開催――。
今年はOGの参加は不可ながらも、昨年同様の立候補制を採用。
不参加、および卒業メンバーである、大島優子、板野友美、篠田麻里子が抱えていた292,649票はまだあるのか? あったとして、どこに動くのか興味深い所です。
おそらく、超選抜3つの空席に座るメンバーで最有力候補は、川栄李奈、入山杏奈、小嶋真子だと思いますが、どうなんでしょうね?
正直、川栄李奈以外は自信ありません。
柴田阿弥と峯岸みなみが伸びる可能性があるし、選抜並に握手会人気が高い研究生(チームB昇格予定)・大和田南那の存在も不気味です。
AKB48・チーム4移籍で木崎ゆりあもメディアで言及される頻度が上がっているので、昨年22位から一気に上がって来る可能性がある。
と言うか、指原莉乃の1位を潰せそうなメンバーがいないのが苦しいです。
対抗馬・渡辺麻友が昨年の総選挙後から現時点までに紡いだストーリーの糸は一昨年より細いと言わざるを得ないし、昨年のMVP『三銃士』も神崩し出来るほどのファン数は獲得していないと思うんだよなあ。
せいぜい、小嶋真子が選抜入りするかも? くらいの話かと。
――しかし“バラドル連覇”とか冗談じゃない。
誰が何と言おうと、指原はいかん、絶対にいかんよ!
えー、今日は熱くAKB48を語らせて頂きます。
先月末の大組閣祭りが締切後だったため、今になって一般メディアがその件に関して語り始めてるんですな。
主な論点は、昨年秋に行ったドラフト会議による補強メンバーの意味がなくなった事、箱推しという概念の崩壊に対する批判。弱体化していたAKB48・チームKの戦力大増強、SKE48のエース格・木崎ゆりあのAKB48完全移籍……まあ、そんな所です。
自分のイチ推しを他のグループに兼任・移籍で取られてしまった記者などは、大組閣祭りに対してかなり批判的だったりするのだけど、今の環境ではすっかり影に入ってしまって表に出て来れなくなってしまっていたメンバーとか、完全に天井に指が当たってしまっていたメンバーが何人もいたわけですよ。
SKE48の木崎ゆりあが代表例ですが、それ以外だとNMB48の渡辺美優紀でしょう。天然&小悪魔発言だけじゃ、もうこれ以上は無理って所に行っていたと思う。
でも、長い手足を生かした、しなやかなダンスが特徴の彼女が、自分とは正反対の激しいパフォーマンスで知られるSKE48を兼任するのは、新しい武器を手に入れる事と等しいはず。
SNH48・宮澤佐江のリーダー就任もあるし、SKE48・チームSは楽しみになったチームの一つです。
期待の研究生・北川綾巴も昇格して来ましたしね。
ちなみに、小嶋真子をチームAではなくKに抜いたのも同じ理屈じゃないだろうか?
同じ『三銃士』でもクセが強い岡田奈々・西野未姫と違い、小嶋真子のパフォーマンスはキレイなんで完全にA向きだと思うし、それゆえにAではすぐに天井ですよ。
小嶋真子は正統派アイドルと言われているけど、川栄李奈、島崎遥香、柏木由紀、渡辺麻友と既に正統派のコマは揃っているし、当たり前に育てたのでは周囲から圧されて伸び悩む可能性もある。
チームKに異動は絶妙の一手でしょう。
また、前述の渡辺美優紀が異動したNMB48・チームB2にも、絶妙の手が入ってます。
昨年、48グループ全公演のチケットを唯一完売出来なかったチームですが、秋のじゃんけん大会でキャプテン・上枝恵美加が2位になり注目度が上がっている所に、NMB48ツートップの1人・渡辺美優紀が来るわけですから、もう誰も弱いチームだとは言わないでしょう。
昨年から兼任しているAKB48・市川美織の完全移籍に加え、チームBキャプテンだった梅田彩佳まで完全移籍。
さらに、話題の研究生・渋谷凪咲も昇格して来てます。
ただ、その一方でチームNは柏木由紀の兼任はあるけど、看板の1枚をチームB2に放出して弱体化しただけじゃないかという気がするし、チームMに至っては研究生・城恵理子が昇格を辞退し、高野祐衣がチームB2異動を拒否した事で、組閣の意味がほとんどなくなってしまってます。
まあ、城恵理子はね……風貌がオーディション当時の前田敦子に似ていた事から“ポスト前田”と言われ、チームMセンターとしてお披露目されながらも、2012年、学業専念を理由に卒業した出戻り組なんですよ。
その後、チームMは矢倉楓子を新センターに掲げる新体制でグループ内のポジションを確立して来ただけに、城恵理子の復帰は「何で、今更」という話でしょう。
島田玲奈もキャプテン職を解かれ、2月27日に卒業を表明してしまいましたし、NMB48・チームMは「メンバーに対する配慮が足りない」というファンの批判の代表例とも言うべき結果になってしまっているのが残念。
新キャプテン・山田菜々の手腕と、チームNから異動して来た次世代エース格・白間美瑠、グループ結成当初には注目されたものの、その後くすぶってしまった近藤里奈の活躍に期待したい所です。
なお、HKT48は1月12日に発表されたクラス替えに準じた内容なんで、当時語った以上の感想はありません。
そういや、九州7県ツアーのファイナルで研究生の昇格発表があったんですが、発表は茅野しのぶ総支配人でしたね。
どうやら緊急告知は、戸賀崎AKB48グループカスタマーセンター長の仕事ではないようです。
そして最後に! ――誰も語らないんですが、AKB48・チーム4の小嶋真子が抜けた穴は誰が埋めるのかが個人的最注目要素です。
だって、センター(を務める事が多かったメンバー)を抜かれちゃったわけですから。
でも、『三銃士』の内2人が残っている以上、木崎ゆりあだってすんなり埋める事は出来ないでしょう。
向井地美音が伸びるかもしれないし、加藤玲奈が化ける可能性もゼロじゃない。
本音を言うと、全員、西野未姫の肥やしだと思ってますがね……ぐはは。
何はともあれ、大組閣後の新体制というのは良くも悪くも楽しみです。
4月7日以降の劇場公演再開後の演目が現体制のものなので、いつから新体制になるのかは未だ不明なんですけどね。