『スカイ・ロック・ゲート☆』
大人の目線って奴はよぉ
掲載:2014/1/27 09:00
いかん、いかん! 仮面ライダー鎧武はやっぱりいかん!
かつて、アギト、龍騎、ファイズを手掛け、平成シリーズの流れを作ったプロデューサー・白倉伸一郎は言った。
「怪人は毎回倒そう。性格の良い怪人を出して、ライダーが最終的に逃がしてやるみたいな話を作ってはいけない」と――。
この言葉が意味するものは、良い話で満足するのは大人の目線。子供はライダーが怪人を倒す所が見たいのだから、ライダーは子供の目線を守らなくてはいけないという事だ。
何かねえ、ライダー同士が戦うカタルシスの無いバトルと、ドラマ部分が続くだけで、これはマニアックな平成ライダーオタのための作品かって言いたくなるんですよ。
思えば、第1話冒頭は仮面ライダークウガへのオマージュだったが、虚淵玄は、後に続いたアギト、龍騎、ファイズをリスペクトするあまり、それらの作品の中で自分の心に残ったものを出力し直しているだけに感じる。
子供はこんなものを見たいのだろうか? 自分は子供じゃないが、こんなものを見たくはない。
自分が精神的に子供だから見たくないと思うだけで、本当の大人なら面白いと思うのか、そこの所はよく分からないが、大人の目線で満足してる作品である事は間違いないと思う。
そう言えば、パチスロでアナザーゴッドハーデスの受注状況が凄い事になってるようですが、これはどうなんでしょうね?
アナザーゴッドハーデス・特設サイトTOP
純増は2.9枚/1Gで初代を凌ぎ、116.3%(設定6)とPAYOUTでは前作並――車で言えばトルク感はUPしてるが、馬力は変わらないスポーツカー。
私的に前作がコケた理由は、エクステリアは豪華になったけど、搭載しているエンジンがパワーダウンしていたためと思っているので、前車の轍を踏むような事態になりはしないかと懸念しております。
パチスロにはPAYOUTに表れないゲーム性というものもあるが、ミリオンゴッドシリーズは最初に出玉性能ありきなので、ホントどうなのかな、と?
要は、これも大人――メーカーやホールの目線で満足してるんじゃないかって話。
でも、分からないですよね。PAYOUTは変わらずとも、純増は初代を超えてるわけだし、G数上乗せに特化したATは前作以前と比較し難く、打っててパワーダウンなど感じないのかもしれない。
ただ、設定1でも万枚達成率5%とか謳われると、「こいつ、相当キッツイだろ!」とも思うわけで、客に勝たせる日をほとんど作ってくれない昨今のホール状況で、こんな機械にジャブジャブお金を注ぎ込める子供――もとい、エンドユーザーがどれだけ残っているのか疑問だったりもします。
とりあえず、今後のメディアでは、経費で打ってる分際で勝ち自慢をするクソ野郎&クソビッチが増えるでしょうね。
連中は、自分のお金で打っている、みなさんとは違います。10万負けを食らって凹む――そんな当たり前の感情を忘れてる奴らです。
だから、台が絞り切れていないような状況でもお金を突っ込めるし、自分が痛い目に遭うわけじゃないので、この機械楽しいーの、アツイのと脳天気ほざけるのです。
クソ共に乗せられて悔やむ事が無いよう、打つ際はハイリスクな機械である事を認識した上、自己責任でよろしくどうぞ。
ところで、最後に一つ、みなさんに聞いておきたい事があります。
アナザーゴッドハーデス――この機械の略称は、「アナゴ」でOKですか?
いやね、「ハーデス」は無いと思うんだわ。
ミリオンゴッドで「ミリゴ」でしょ?
だったら、アナザーゴッドで「アナゴ」じゃないの、と?
「アナゴ」でいいじゃん。「俺は『アナゴ』にヤラれるのか……」と思えば、情けなさのあまり自制心が働いて、大負けが減るかもよ。
いかがでしょ?