『スカイ・ロック・ゲート☆』
アイドル業界より厳しいパチスロ市場!?
掲載:2013/12/16 11:45
AKB48・34thシングル『鈴懸なんちゃら』の主人公は、もうしばらくしたら走り出すバスを追いかけるのだろうと思う、今日この頃。
ぱちんこAKB48の『重力シンパシー』公演に収録されている、高橋みなみソロ曲『お手上げララバイ』は、チームA 6th『目撃者』公演におけるソロ曲『愛しさのアクセル』の後日譚と言っても良い楽曲である事がライナーノートには書いてありましたが、『鈴懸なんちゃら』は完全に10thシングル『大声ダイヤモンド』の前日譚でしょう。
コールポイントの「スキ! スキ! ダ・イ・ス・キ・ダー!」はオマージュだと思ったけど、詞をじっくり読んでみたら間違いない。この後、主人公の僕は失うものに気付いて、いてもたってもいられなくなるのだ。
上手いよねえ、秋元康は。こうした楽曲の演出ばかりではなく、歌詞に用いる比喩や暗喩のセンスも卓越している。
ぶっちゃけ、AKB以外のCDが売れない理由の何割かは歌詞がダメすぎるからだろうと思う。
握手会? 複数タイプのCDを発売する? ――そんなの、どこもやってるじゃないか。
例えば、たったの5人で7万人が入る日産スタジアムを満杯にする、ももいろクローバーZ。
ポストAKBの最右翼とされる彼女達だが、CDは売れない。ももクロ楽曲は、「斬新だ、斬新だ」と言われているが売れないのだ。
最新シングル『GOUNN』など、初動でたったの4万枚ですよ。これは完全に異常事態。ももクロの公式ファンクラブの会員数は11万人もいるというのに――。
関係者は良い所で8万枚。10万枚売るのは難しいだろうと見ているらしいが、要するに彼女達のパフォーマンスにお金を払いたい人達は沢山いるけど、楽曲にお金を払いたい人達はあまりいないという事ですよね。
ふと、楽曲が斬新だという評価も、「一定のクオリティーはクリアしてるけど、この曲は何が言いたいんだかサッパリ分からねえ。でも人気グループだし、『斬新』と評価しとくしかないよな」って話のような気がして来ました。
……ああっ、何かももクロの悪口になってしまっている。
とりあえず言えるのは、パフォーマンスがウリのグループの人気度をCDの売り上げで測っちゃいけませんって事ですね。
さて――
今日から年末最大の目玉、
魔法少女まどか☆マギカと
吉宗3が導入開始です。
先の記事で述べた通り、自分は
吉宗3のパフォーマンス(演出)には感心しませんでした。となると楽曲はどうかって話になるわけです――この場合の楽曲は機械のシステムって意味ね。
私的に無理ゲー臭がするんですが、どうなんでしょう?
と言うか、何か似てる気がします。パフォーマンスばかりで売上(稼動)が上がらないパチスロ機――こちらの人気度は売上で測るなと言ったら失笑ものなのがつらい所です。
そういう意味では、パチスロ市場ってアイドル業界より厳しいんですね。
獣王~王者の帰還~はすでに脱落気味ですが、
魔法少女まどか☆マギカと
吉宗3。年末商戦の軍配はどこに上がるのか、興味深く見守りたいと思います。