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エヴァは萌え系なのか?

自分的には技術&知識介入系ですね。

少なくとも『まごころ』までは。

初代は初のメダルを使用する5号機、BIGタイトルとのタイアップということで注目を集めました。

 

※初のホール稼働の5号機としては三共のCRP花月伝説Rです。

 

当時は販社で営業マンをしていたので、営業先で色々と話を聞くことが出来ました。

多くのホールではエヴァとのタイアップよりも未知の5号機に対する不安のほうが大きかったです。

 

・コイン持ちが良すぎて抜けない

(売り上げが少なく、同時に利益も少ない)

 

・ダラダラの出方でメリハリがない

 

・天井がないから、大ハマリ台は打ってくれない

 

・イベントで高設定を投入しても専業が見抜き、その台しか稼働しない

 

 

 

少なくとも『導入してよかった』という声は無かったですね。

とは言え、エヴァが市場やユーザーに与えた影響は大きいですね。

自分が感じたのは以下の点です。

 

 

5号機は一つのフラグに対して一つのリール制御しか使えません。

成立フラグに対して1/16で4コマ滑りが選択されチャンス!なんてのは無理。

エヴァでは左リールのチェリーをダミー、右リールに本物を配置。

また、ダミーチェリーなので規定の『ボーナス絵柄と1リール確定役を並べて配置出来ない』を回避。

4号機と同じように左リールにチェリー狙いの楽しみが出来ました。

この辺りは技術介入と言ってもよいのでは?

 

 

 

 

 

原則的にエヴァはチェリーやスイカ成立時には何らかの演出が発生します。

演出無しチェリー、ズル滑りでスイカを引き込む、ハズレ対応演出でチェリーなどなど。

単純だけど奥深い制御に一喜一憂したものです。

 

演出との絡みでボーナスをいち早く察知することも出来ます。

初代エヴァはボーナス成立時に確定告知が発生した記憶が自分にはありません。

確定告知が発生する場合にも、数ゲームの連続演出を経由するので、その分のコインが無駄になります。

リーチ目で察知することも出来ますが、演出を生かすために曖昧な出目もあります。

 

 

リプレイ予告でリプレイ非停止の一確。

この停止目は経験上青BIG、スイカ、チェリーです。

もちろん演出非発生やハズレ対応演出で停止すればボーナス確定です。

 

 

 

 

左の出目は小役orボーナス。

レイは取りこぼしの無いリプレイ対応なので、ボーナス確定です。

このように無駄の無いボーナス察知は知識介入と言えるのではないでしょうか?

 

 

今では当たり前の小役カウンター。

機種によっては標準装備されていたりします。

4号機の初代北斗で小役カウントがメジャーになりましたが、カウント用具をメジャーにしたのはエヴァではないでしょうか。

 

初代はベル確率に設定差があります。

初期の5号機の特徴でもある通常時のコイン持ちが良くボーナス確率が重い。

そのため、ベル確率は高めでサンプルも集まりやすく精度も高かったと思います。

 

[ベル] 

設定1:1/7.202

設定2:1/7.202

設定3:1/7.202

設定4:1/7.123

設定5:1/6.972 

設定6:1/6.554

 

※数値はマニアックス機種情報より

 

 

小役カウントが浸透してきたのは4号機の初代北斗あたりからです。

しかし、カウント機器が一般化したのはエヴァではないでしょうか。

コンビニなどの雑誌コーナーにもありましたからね。

 

イベント対象になると皆がベルをひたすらカチカチ。

ボーナス確率が重すぎたので、大きく勝てることは稀でしたが安定はしてました。

この流れが良くも悪くも『エヴァは小役カウントで勝てる』機種になっていったのでした。

 

・取りこぼしの無い打ち方

・素早いボーナス察知でコインロスを最小限に

・ベルカウントで高設定を探す

 

 

と、いうわけでエヴァは萌え系ではなく技術&知識介入系と声高らかに言いたいのです。

 

 

 

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