『スカイ・ロック・ゲート☆』
ベイビー大丈夫かっ
掲載:2013/11/5 09:25
一昨日は石巻から帰って来てから、AKB48・新チーム4の『手をつなぎながら』公演初日のアーカイブ配信を観ておりましたが期待通りでした。
『手をつなぎながら』公演は激しいパフォーマンスで定評があるSKE48のセットリストですから、全力感がウリの新チーム4が演ったらどうなるか?
案の定、頭の4曲を終えて最初のMCに入る頃には、汗びっしょりで「ステージの上だけ雨でも降ったか?」みたいな状態に――。
彼女達の『パジャマドライブ』出張公演を観たSKE48の松村香織が、ショックを受けて暗い表情になってしまったなんて逸話も出て来ましたが、ホント彼女達は良い意味でAKBらしさを壊してくれるな、と。
とは言え、100点満点ではないので、今後の課題も多いんですけどね。
ちなみに、わたくし『手をつなぎながら』公演では注目していた事がございます。
それはユニット曲の『Glory days』を誰が演るのか?
詞がめちゃくちゃ良いので好きな曲の1つですが、パフォーマンスで技術力・表現力共に高いものが要求される上、オリジナルのSKE48では松井珠理奈がセンターだったという起源から、どこのグループでもエース級のメンバーが担当する曲になっております。気になって当然ですよね。
で、自分は声質では絶対に西野未姫だけど、ダンススキルでは相笠萌だろうと思ってたんですが、蓋を開けたらセンター西野の脇に相笠・梅田――要するに両方乗せでした。
西野未姫をセンターに据えた意味は大きいですよ。
彼女のパフォーマンスは、とにかく目立つので、自分も研究生公演で一番最初に目についたメンバーですけど、「新チーム4で期待するメンバーは?」という趣旨のインタビューでは大島優子・山本彩、48グループきってのパフォーマー二人が共に西野未姫の名前を挙げておらんのです。
山本彩に至っては、「西野未姫はどうですか?」と具体的に突っ込まれて、「ダンスというのは、それ(自分の方向性)ばかりではないと思ってますので……」と明らかに含みのある言い方をしてます。
まあ、西野未姫のパフォーマンスは目立つもののキレイではないし、歌詞の意味を考えずに演っているような所もあるので、完成度の高いパフォーマンスを追及する山本彩からすると、特に認め難かったりするのかもしれません。
そんな西野を『Glory days』のセンターに据えたのは、おそらく運営的に成長を願ってるって事でしょう。
また、この曲はチームKのウェイティング公演で大島優子が演ってるんで、その意味でも面白いです。
是非とも、大島優子がスルー出来ないくらいまで、パフォーマンスの完成度を上げて欲しいな、と。
さて、それでは一昨日観て来た映画の話。
ベイビー大丈夫かっ
BEATCHILD 1987
今から26年前、記録的な雨の中、7万2千人もの観客を集めて開催され、「今世紀最低で、史上最高のロックコンサート」と評されたロックフェス――それを記録した高画質フィルムが発見されたために制作されたドキュメンタリー映画です。
佐野元春、HOUND DOG、BOOWY(/付きのOが出ません)、尾崎豊、渡辺美里、白井貴子……といった出演アーティストの名前を見てたら、観に行きたくなってしまいまして……。
当時はAKBなんて無かったですから、全部聴いてましたよ。
ただ、こちらの方は普通に最低のドキュメンタリー映画でしたね。
いくら高画質フィルムと言っても、現在のハイヴィジョンカメラには及ばないし、そこは仕方ないんですけど、ナレーションの脚本がダメすぎます。もっと気の利いた事は言えねえのかって感じ。
当時は良いと思っていたけど、今見るとアーティストのパフォーマンスもねえ……楽曲は別ですけど。
しかし、考えちゃいましたよ。71.5ミリという、ちょっとした集中豪雨のような雨量の中決行される野外コンサートなど今の世の中では考えられませんが、当時はそんな無茶苦茶もアリなくらいの熱量が音楽業界にはあったんだな、と。
ぶっちゃけ、おっさんロッカー達が「ロックだ!」とのたまい、次々とももクロにハマッて行くとか、今の音楽業界でそれに近い熱量を有しているのはアイドルだけなのかもしれません。
自分に、ももクロ楽曲は斬新すぎて分からんのですけどね……すいません、結局の所、今の自分はAKBの方が好きだなって話で。
とりあえず、今日からは色々と注目度の高い機種が導入されます。
これで少しはホールの客が増えて欲しいと願うと共に、自分ももう少し実際の稼働とリンクした記事が書けると良いなと思っております。
エウレカなんかは、相当語れるんですけどねえ……無理か。